~講談社ノベルス、 2017 年~
Xシリーズ第6弾にして完結編です。
それでは、簡単に内容紹介と感想を。
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結婚詐害にあったと思う。相手を探して欲しい……との依頼を受け、調査を始めた小川。
加害者が、他にも複数の女性に詐欺をはたらいていたことや、その本名も分かった頃、小川に警察から連絡が入る。小川が探しているとおぼしき人物が、何者かに殺されたという。
しかし、依頼人は、加害者(殺人事件の被害者)の生前の様子について、調査を続けてほしいという。
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最終作ということで、いろんなことが急展開です。シリーズを一気に続けて読んだので、感慨深くなりました。
以下、文字色を反転してメモしておきます。
<ここから> 事件は、前回の事件の数年後。永田さんは就職し、真鍋さんとの仲は少しぎすぎすしている頃のことです。この中で、小川さんは椙田から事務所を譲り受ける話をもらい、受けることにします。また、真鍋さんは、大学を中退して就職を選ぶことを決意します。また依頼人の正体(これはGシリーズをきちんと読んでいないので今はまだぴんときませんが)も過去の作品に伏線があるようです。素敵なハッピーエンドで、あたたかい気持ちになりました。飄々とした感じの真鍋さんを応援していたので、今回は本当に良かったです。 <ここまで>
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