のぽねこミステリ館

のぽねこミステリ館

PR

Profile

のぽねこ

のぽねこ

Calendar

2024.12.22
XML


アンドレ・ジッド(山内義雄訳)『狭き門』
~新潮文庫、 1987 81 刷改版~
André Gide, La porte étroite

1947 (1869-1951) による有名な長編作品です。

 幼い頃に父を亡くしたジェロームは、親戚の家で過ごすことが多く、その中でも、アリサ、ジュリエット、ロベールのきょうだいとよく過ごしていました。
 ジェロームは、アリサに恋心を抱き、牧師の説教を聞きながら、その思いを崇高なものにしようと決意をします。
 アリサもジェロームを愛し、学校に行きジェロームが離れてしまったのちも、2人は手紙のやり取りをしますが、やがて2人のあいだにはどこかぎすぎすした雰囲気が生まれ始めて…。

 手紙の上ではアリサからジェロームへの愛があふれているのに、いざ2人になったときの閉そく感や、ジュリエットやジェロームの友人の思いなど、様々な感情が交錯しながら物語は進んで行きます。
 訳者解説によれば、半自伝的な作品であるとのこと。
 余談ですが、私が 12-13 世紀頃の西欧の説教活動について色々勉強してきていていることもあってか、本作の時代は専門外ですが、主人公が牧師の説教に心打たれ感動しているシーンは印象的でした。

(2024.08.29 読了 )

・海外の作家一覧へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.12.22 09:05:30
コメント(0) | コメントを書く
[本の感想(海外の作家)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 第2部第…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 脳科学に…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: