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今日は金曜日。年度末ということもあってか、職場の人のあがりも早くて、20時にはほとんど誰も残っていない感じでした。
まー、そろそろ上がろうか、っていう気分になってきます。それもそう。今日は電車で来ているので。飲んで帰る気満々です。
仕事の切りがいいところで退社。外に出るとめちゃくちゃ寒いです。今朝選んだジャケットが失敗。少し薄手のものを選びすぎました。あまりに寒いのでそのまま家に帰りたくなりますが・・・。温かいものでも食べたら落ち着くかも、って駅までの間の飲食店をのぞきましすが、結構満席。
それで気分も落ち込むんですが、コンビニでお金を下ろして、ついでにおにぎりを買って食べます。ちょっとひと息。落ち着きました。来週に出直そうかって、思いましたがやっぱり今日行くことに。
電車に乗って、いつもの駅に。行くのはいつものお店なんですが、開店の21時より少し早めに着いちゃいそうです。あんまり早いと女の子がいないことがあります。
5分前に着いちゃって、中からは声がしません。寒いので入ってみると・・・、3人女の子が。あ、今日は作業着っ子がちゃんと居ます。
「まだ誰もいないね。」
「今日初めてのお客さんだよ。」
よし、今日は1軒目だからグーッと飲んでいい気分になろう!ってことで飲み放題にしてビール!作業着っ子と乾杯です。軽く1杯。

「3月までだっけ?」
「そう、今月まで。」
「この前、3月頭に来たとき居なかったね。」
って聞いたら、北海道に行ってたんだそうです。まあ、相手は多分婚約者の彼。覚えてないけど、どうも爆弾低気圧が来たときのようで、大荒れ猛吹雪の北海道旅行だったそうです。予約した宿にも着けなくてキャンセルになったりとか。
「彼とお父さん、もう会った?」
「それ、まだ。今度の日曜日にあたしの家で会うし、そのあとは4月1日から彼と住み始める。」
って!同棲開始ギリギリまで父親と会わないとか、あるんでしょうか。父親も、最近まではさっさと結婚してくれ、って言ってたようですが、家を出るにあたり、元彼のものとかも荷物は全部持っていてくれ、家に帰ってくるな、鍵も返せ、とか、なんか散々な物言いなんだそうです。
うーん・・・、ありがちな最後の抵抗なのか、ちょっと寂しさをこじらせてるのか分かりませんが。
「結婚式するんだっけ?海外だった?」
その質問の答えは、
「最近彼とも、しなくてもいいかな、って話してる。」
「え?マジ?」
そんな選択肢、まだ若いと思うけどあるんだ・・・。聞けば今度住むのは、彼の祖母の家だったところ。祖母が亡くなってからは彼がひとりで一軒家に住んでるんですが、キッチンとトイレをリフォームしたいんだそうです。そっちにお金をかけたいんだそうです。いろいろ削る選択肢の中から式を省くか検討中。ふぅーん・・・。挙げておいたほうがいいと思うのは歳をとったからでしょうか。
ここは鮨バーじゃなくなったので、刺身、鮨は楽しめなくなりましたが、なにかつまみたくなりました。
「なんか、食べるものある?」
「いまはおでんがあるよ。」
「おでんかー、ここでおでん、って感じじゃないなー。」
「じゃあ、お薦めがあそこに。」
ポップをみると、面白いものが。
「ほたるいかの醬油漬けにしようか。」
で、出てきたのがこれ。ピンボケするほどモノトーン。このGW、北上するので富山県を調べてるんですが、滑川にほたるいかのミュージアムみたいなのがあります。GWくらいまで、光るほたるいかのショーが見れます。
「富山って、どこだっけ?」
「岐阜県の上・・・。」
若い女性はそんな感じ。いい感じです。

ほたるいかを食べながら、結婚後の生活、性活?なんかのお話で、いいねー、酒が進みます。潔癖症の作業着っ子は、彼の浮気の定義も厳しいようで、遊びでも風俗はアウトなんだそうです。
「風俗行く?たいていの男の人は行く?」
その答えは難しいなー。行く人は行く、行かない人は行かない。このお店も風俗店街の真ん中に位置しています。若いひとも結構入店していくのを見ます。枯れない産業です。
「ま、自分は下半身よりも心が寂しいから、こんなところでお話を聞いてもらうほうが、感じるからね。病巣は深いんじゃないかな。」
実際、別に家庭不和じゃなくても、同僚にも家庭でもいえないような悩みもあるわけです。ひとりの時間は大事です。
ここで、時間終了だけど、まだ10時なので久しぶりに延長です。他のお客も増えてきたので作業着っ子も流れて行きます。新しい子は、この前最後についてくれた子。
さてー、いいニックネームが思いつかない?三毛猫飼ってる子です。まる顔なのでR、あーる子に決定。製図寸法指示方法から命名。
「あれ、感じ変わった?」
「そう、髪思い切って20cm詰めた!」
「おー、ふた握りかぁー。思い切ったね。」
「前、結構長かったんだよ。」
って、自分のスマホの自撮り写真見せてくれました。若い子のプライベート写真、ご馳走様です。でも、確かに短くなってます。まる顔がより強調され、ロリ感アップ。ナイスです。
「成人式のために無理して伸ばしてたけど、本当は短いほうが好き。」
「え、二十歳?」
「そう、この前なったばかり。」
はー・・・、肌がきれいと思ったら、若いんですねー・・・。またまたビールが進みます。でも、聞いたら、お父さんがまだ42、3歳!
「おい!俺とかわんねーじゃねーか!」
うー、自分の歳近くでこんな大きな子がいるケースも確かにありますが、ちょっとパンチが効きすぎです。
他に、もう4月からは就職先が決まって、もう入ることがない女の子もついてくれて、その子は卒業旅行で韓国に行ってきて、昨日帰ってきたばかりだそうです。
韓国、思ったより悪くなかったそう。自分も仕事でしか行ったことないですが、本場の韓国料理は辛かったけど、うまかったー。お店のオムニもやさしい方ばかりでした。近い国だし、いつか行きたい気もします。釜山はマジで観光にお勧め、って同期が言ってました。
そんな話をしていたら、時間。さすがに私鉄の終電も気になるのでお会計。

支払いを済ませて、上着を着ているとカウンターから作業着っ子が見送りに出てきてくれました。入り口のところで少し立ち話。
「私、今日、明日がラストなんだ。」
「マジ!?あー、やっぱり今日来てよかったよ。ほんと、今までありがとう。何年だっけ?」
「3年半。」
そうだったような。始めて会ったのは、いつかの秋だったような覚えがあります。会った当時は24歳くらいでした。はじめは近所の工場で中国人たちと働いていて、寸前まで寝ていたいから、作業着を着たまま寝るんだ、って話してくれました。それから、そこを辞めてしばらくカフェに勤めたけど、19歳の年下上司と合わず断念。ここのお店はずーっと続けていたみたいだけど、最近ではアイドルオーディションを受けてみたり。そうそう、SKEのおっかけやってるとも言ってました。
去年の夏以降、今の彼氏の話しを聞き始めて、なんだかんだでゴールインしそう。そんな3年半でした。
「3年半かー、いや、ほんといろいろ話を聞いてもらえて、こっちが助かったよ。これからも、身体に気をつけて頑張って!」
そうしたら、作業着っ子が手を出してくれたので、握手してお別れ。冷たい小さな手の感触が残りました。最後は気持ちよく終われたので良かったです。来週に延ばさず、今日行ってよかったです。次は誰がついてくれるのかなー。どこかほっとする、あーる子希望です。
さて、4月も同期、後輩プロデュースの怒涛の飲み会が続きます。それを抜けてGW。仕事は、マジで、マジで嫌ですが、ガス抜きをしながら頑張ります。
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