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2023.07.27
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カテゴリ: バイク・ブレーキ

 現代のバイクはスポーツバイクでも4ポットが当たり前。ラジアルマウントが出始めて、キャリパーの捻りが長くなるほど云々言われ始めてから、ラジアルマウント化とセットで4ポット化が進んだんだろうなぁと思います。
 もちろんバネ下荷重がー、とかもあるんでしょうけど、6ポットの欠点で言われることで気になるのが、6ポットはピストンが多いので、均等に働いていないこともあり、それどころか結構動かなくなってるピストンもある、なんて聞きます。
 油圧で押し出すピストンが動かないなんてある?と思うけど、実際VTRのキャリパーをメンテしたとき、ピストンをなるべくせり出して摺動面を磨こう!と思ってパッドを外してせり出したんですが、下の写真のような不均一な動きでした。
vtr-brake-OH-02.jpg
 当時の記事を読み返すと、レバーを握るとこの出てきた2個のポットはローターをしならせるほど押してたそうです。
 そんな強く押してるなら、もうパッドはローターをつかんで仕事を始めてます。この動かない2ポットはパッドを動かすのに寄与してないという。
disappointed.jpg
 ピストンの動きは車齢もあって悪くなっていそう。
 そんなことを思い出させてくれたのが、今年タイヤを換えた時、バイク量販店のスタッフさんのチェック時の指摘。
「左ブレーキのパッドが右に対して減ってそうですね、ちょっと見難いので感覚ですが。まあ、古いバイクになってきてますから、そういうピストン動作なんかも気にする段階になってきてます。」
 パッドが均等に減っていない=ピストンの動きの左右差。
 けど他者のファーストインプレッションは客観的。オーナーだと自分のマシンの悪い兆候は見なかったことにしがち?いや、ショップの店員さんは、悪くなくても悪いといってパッド交換につなげるかも。
 Anyway、均等に減ってるからと言って、均等6ポットとは限らないわけです。
disappointed.jpg
 そんな可能性はあります。
 そういえば昔、9Rのとき、ノーマルの4ポットを他車種流用ポン付けで6ポット化したことがあります。
 下がノーマル4ポット。
 これが6ポット化後の写真。
 もちろん中古でゲットしたんですが、レバーを握ると、やっぱりせり出しは不均一でした。
 一見、制動力は6ポットのほうが大きそうですが、ばらつきは大きそう。当たり外れが出やすいというか。9Rのときとは逆の、4ポット化という選択肢も濃厚です。
 9Rのとき、6ポット化したんですが、そのときブレーキパッドのライニング部分の面積を測定して比較すると、わずか4%増でした。
イラスト1
 それくらいなら微差。パッドのチョイスだけでも変わりそうなレベルです。流用できそうな4ポットキャリパーは日本のオークションサイトでは欠品中。eBayにはありましたが予算オーバー。もちろん不要不急のネタなのでもう少しお金をためてから、とも思います。晩秋にできたら御の字。
 あともうひとつ気になってる部位が。それも涼しくなってからがいいけど、乗り味の直結なので急務といえば急務。夏休み前になるか・・・。39度が当たり前の今年。ちょっと考えてしまいます。

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最終更新日  2023.07.27 21:59:07
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