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2011.09.21
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カテゴリ: 地域猫活動
動物愛護週間ですね。

そんな中、先日、
長崎市で恐ろしいチラシが配られました。


doukantirasi

これを読み、思わず背筋が凍りました。


捨て猫を見つけた場合、まず飼えるのか?飼う意思があるのか?そこからです。

そうです。
ここまでの文章は、なんらおかしいところはありません。
しかし、問題は次です。

そうでなければ、動物管理センターに持ち込み、引取ってもらうことです。

は・・・、はああ????
何これ?



新しい飼い主を見つける努力もします。
もちろん全てがそうなる訳ではありません。


これ大ウソです

長崎市動物管理センターに持ち込まれた猫は、

次の日には殺処分です!



この、あたかもほとんどの猫は里親探しをしているような書き方。
詐欺師のやり口です。

確かに、離乳して人慣れした健康で可愛い子猫は処分からはずされることもありますが、
年間ほんの数匹です。
それもセンターに里親登録している方の希望にあった猫がいた時のみです。


持ち込まれ殺処分される数千匹の猫たちのことを考えると、
到底「処分前提に引き取るわけではない」とは言えないでしょう。



動物管理センターから子猫を引き出して里親を探している動物愛護団体や個人も存在しますが、
前述したような里親が比較的見つかりやすい子猫だけを選別し、
それも月にほんの数匹程度しか助けることはできないのです。



病気やケガしている子も・・・

人慣れしていない子も・・・

器量の悪い子も・・・

ノラ猫の子も・・・

里子として適した子も




全ては次の日に殺されます。



そのような現実を知らない、
このチラシを読んだ一般市民の方はどう思うのでしょうか?

「そうかあ、可哀そうな捨て猫やノラ猫は
動物管理センターに持ち込めば、里親を探してくれるんだ。
よし、あの子もこの子も全部持って行こう!」

こう勘違いした方々が
長崎市動物管理センターに沢山の猫を持ち込む・・・

地域の中で可愛がられているノラ猫までもが
「里親を探してくれるのなら・・・」と、善意の人からセンターに持ち込まれ
恐怖の中、炭酸ガスで苦しみながら殺されることになるかもしれません。



しかしそうするしかない訳で、その辺の割り切りをしないと、人も猫も共生できるような状態にはなれません。

そうするしかない?

長崎市は今「地域猫活動モデル地区支援事業」
なるものを実施していますよね。

対象はたったの30頭だけど、一応やっているわけで、

ノラ猫は殺処分から地域猫へ。

長崎市もそう動き出したのではないのですか?


そして、

餌やりさんの猫は餌やりさんが飼い主です。責任をもつべきです。

そうですよ。
エサを与える以上は責任を持つ必要があります。
しかし、ノラ猫問題は、
餌やりさんだけが責任を負うようなそんなちっぽけな問題じゃないのですよ。


このチラシが配られたせいで、市内のエサやりさんは
今後エサやりを行うことができなくなる可能性があります。
無責任なエサやりはもとより、
不妊手術を施し、糞だけでなく近隣の清掃をし、地域住民に認められている
適正な地域猫活動家までもが排除される方向に動く可能性があります。


そうです。
お気づきのとおり、このチラシには、全く「地域猫」という言葉がないのですよ。


中途半端な知識で書かれたこのチラシ、

一体、誰がどんな目的で配布したのか?





このチラシの出所を調査した方がいます。

まず、チラシに書かれている「長崎市動物管理センター」に問い合わせたそうです。
センターの職員の方から
「うちからそんなチラシは出していない。内容もおかしいし、よかったらそのチラシを送ってほしい。」
と言われたそうです。
次に市役所に問い合わせたら、
「その類のことは動物管理センターがやっていて、市役所は関係ない。」とのこと。

そして、その方は動物管理センターにチラシを送り、
再度電話で出所を尋ねたところ、職員の方はやはり知らないと。

そこで電話を所長にかわってもらい、
もう1度同じ質問をしたのです。
すると所長は、
「これは私が出しました。」と、はっきりと言ったそうです。

な、なんと!
この恐ろしいチラシは、長崎市動物管理センターの所長が独自に作り、配布していたのです。

どういう意図でこのチラシを配布したのか?
所長の的確な答えはもらえないまま電話はガチャン!と切られたそうです。


熊本市をはじめ、
行政は引き取りを減らそう、拒否しようという方向へ動きだしているというのに
一体何をやっているのでしょう。


国から言われて仕方なく「地域猫活動モデル地区事業」なんてことやってはいるけれど

実際は、

「地域猫なんて面倒なことせず、ノラ猫は全頭殺してしまえばいい!」
「エサやりなんていなくなってしまえ!」

というのが長崎市動物管理センターの所長の本音だということが
これではっきりとしたことになります。



市内には、長崎市動物管理センターと懇意にしているいくつかの動物愛護団体が存在します。

所長の近くにいる彼らが、所長の実態を知らないとも思えませんが、

彼らはこのチラシを見て一体どう思うんでしょうね?

「殺処分ゼロにむけて持ち込みを減らしたい!」
「どんな命も救いたい!」

と全国に発信して(多額の支援金を集めて)いる彼らにとって、
このチラシはあってはならない事態でしょう。

しかし・・・

残念なことに
長崎に、動管センターに意見を言えるような立派な動物愛護ボランティアは存在しないのです。

逆に、私がこんな記事を書いたら
頭の弱い動物愛護団体が、慌てて所長擁護の記事を出すことでしょう。

ですが、長崎にも「地域猫活動」を推進している(ような)動物愛護団体が存在します。
この団体だけは、立場上、この事態に目を背けることはしてはいけないでしょうね。
自分たちの活動を否定されているわけですから。

彼らが行政の忠犬じゃないというのであれば、
それを行動で表してほしいものです。(全く期待はしてないけど)



私たち一般市民のグループが、必死で地域猫を広めようと頑張っているというのに、
行政はとことん足を引っ張ってくれる。

しかし、忘れてはいけないのは、
このチラシは長崎市の意向ではなく、
あくまで長崎市動物管理センター所長の意向です。
他職員さんも全く知らされていないところでの所長の所業です。

もし、お知り合いの方がこのチラシを持っていたら
チラシが配布された経緯と、
内容もデタラメだと教えてあげてください。




・・・はあ、

このチラシは、仕方ないと諦めてこのままにしておくには
あまりにも内容がひどい。

一般市民の私たちでもできることを、
できるだけの行動をおこしたいと思います。


※この記事、チラシは自由に転載ください。




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最終更新日  2011.09.30 10:37:46
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