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2015.11.13
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  バケノスケはオバケだから食事はしない、

  と思ったのですが、するんですよ。

  できたての料理の匂いを嗅ぐ。

  それがバケノスケの食事です。

  好物の匂いはカレーで、

  僕がルーから作るカレーを本当にいい匂いと喜んでくれる。

  「お前、お世辞じゃないの?」

  「キミね、オバケにお世辞はないんよ。



  匂いだから嗅いでも排泄はないだろう、

  と僕は素人考えで推測したのですが、

  それがちゃんとあったんですよ。

  バケノスケは外食が好きで、行こう行こうと僕を促します。

  「パソコンと必死に向きあってるだろ。締め切りが過ぎてるんだよ。

   今夜中に送んなきゃならない。夕飯はカップ麺ですますつもりなんだ」

   「ソレガシ、カップ麺の匂いは嫌いでね。あれっ、添加物のてんこ盛りだろ。

   体にも悪いよ」

   「お前、贅沢だな。じゃ、食べんなよ」

   すると、バケノスケは空中に静止して、つばで左右に羽を作り後ろに回すと、

   先端のほうを目にも止まらぬ速さでこすりました。



   と僕は叫んで両耳を塞ぎました。

   クマゼミが1000匹も合唱したらこんな騒音になるでしょう。

   バケノスケの騒音テロに屈し、僕は1時間だけと時間を区切って、

   マンションから歩いて6,7分のところにある

   隠れ家風のフレンチの店に連れていきました。









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最終更新日  2015.11.13 18:59:57
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