不登校・ひきこもり・ニートを考える

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巨椋修(おぐらおさむ)

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2006年04月23日
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カテゴリ: 対処案
名古屋に、「アイ・メンタルスクール」というひきこもりや不登校の更生支援施設があるそうです。


数日前にそこで事件が起きました。

読売新聞 や、 中日新聞 にも出ておりました。





要約すると以下のようになります。






「名古屋にある「アイ・メンタルスクール」というひきこもりの更生支援施設で、入寮中の無職男性(26)が死亡した。

愛知県警北署が19日に司法解剖した結果、死因は腕や足の打撲による外傷性ショックであった。

男性は寮内で暴れ、施設職員が取り押さえるなどしたといい、同署は逮捕監禁致死などの疑いで、職員らから事情を聞いている。

 男性の両手足には複数の内出血や擦り傷があり、17日夜から18日朝までの間に、暴行を受けた可能性がある」






さて、実をいうとこのような事件はときどき起きます。


何らかの障害者、高齢者の支援施設での虐待や暴力は、あまりにも多すぎてちょっとした事件だとマスコミに出ないことがあるくらいです。



今回、わたしがなぜこの事件を取り上げているかというと、この事件が報道されてすぐに、多くのメールをいただいたからです。



なぜわたしのところに、メールがきたかというと、おそらくこのブログで 「長田塾裁判」




あるメールには次のように書かれておりました。



「この【ひきこもり更生支援施設】の代表は、かの長田塾長の妹らしいのです。やっぱりなと思いました」



まるで、長田塾塾長の妹であったことが悪いような勢いです。





ちょっと待った!




まず、ぼくはその代表が、長田塾長の妹であるかどうかなど知りません。


そして、その代表が長田塾長の妹かどうかなど、どうでもいいことです。


また妹であったとしても、それが悪いということはあり得ません。


長田塾長の身内であったとして、その人が【ひきこもり更生支援施設】をやってはいけないということはありません。





したいのなら、論点はそこではない。




むしろ、このような批判・批難の仕方(●●の妹は、やっぱり●●である)は、大衆週刊誌や夕刊紙だと有効かも知れませんが、マジメにひきこもりに関して悩んでいる人が言ったとしたら、むしろマイナスとなるおそれさえあります。

なぜならば、『不登校・ひきこもり・ニート』の本人や親は常にそう言われる可能性があるからです。
(例;不登校になるのは母親が悪いからだ等々)


ここで問題とされるべきなのは


【入所者が何者かに暴行を受けたおそれがあり、どうやらそれが原因で死亡したらしい】






また、この入所者自身、奇声をあげたり暴れたりすることがあったようです。


他の入所者とのケンカやリンチの可能性もあります。


わずかな報道では、ほとんど何もわかりません。


どんな報道についてもそうなんですけど、もう少しクールに見て欲しいと思ったりします。


むしろ『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちは、報道等で誤解を受けたり、不利な立場になることも多いと思うんですよ。





そうしないと、誤解が誤解をうみ、人々は安易に流されてしまいかねませんからね。






ちょうど、長田塾のような【引き出し屋】について書こうと思っていましたので、今回はこんな話しになってしまいました。


つーことで、近いうちに、【ひきこもりの引き出し屋】について書こうと思います。
(シビアな話しになりそうなので、あまり書きたくはないんですけどね……)









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Last updated  2006年04月26日 10時37分17秒
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