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プロフィール

藤波吟子

藤波吟子

2011年09月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
01年 3

03年 3
04年 6
05年 5
06年 2
07年 7
08年 8
09年 1


これはですね、

イチローがMLBに渡った2001年度からの、
彼のシーズン併殺打数の推移です。

そこで、イチローの打数に対しての併殺打の割合―
いわいる併殺打率がどうなっていたかといえば。

イチロー(左)   
NPB    併殺打  59  打数 3619 併殺打率 1.63
MLB    併殺打  42  打数 5460 併殺打率 0.77↓
(08年終了時の数値)

               ↓

イチロー(左)   

MLB    併殺打  43  打数 6099 併殺打率 0.71↓
(09年終了時の数値)

               ↓

イチロー(左)   
NPB    併殺打  59  打数 3619 併殺打率 1.63

(10年終了時の数値)


というように、
MLB前人未到の領域で併殺打率を引き下げ続けていました。
MLBの併殺打率の目安ですが―
今のところこれといったものはありませぬ。。
目安になるかもしれないのは―  


イチロー(左) 併殺打 101 打数 9079 併殺打率 1.11(日米通算08年終了時点)   
■NPB    併殺打  59  打数 3619 併殺打率 1.63
■MLB    併殺打  42  打数 5460 併殺打率 0.77↓

松井秀喜(左) 併殺打 140 打数 7920 併殺打率 1.77(日米通算09年終了時点)
■NPB    併殺打  59  打数 4572 併殺打率 1.29
■MLB    併殺打  81  打数 3348 併殺打率 2.42↑

うんうん、
よけいなんのこっちゃわからんくなっちゃいますわな。

ただし、
NPBにおける併殺打の多い打者、
生涯併殺打数の高い打者はこうなっております。


併殺打・併殺打率総合ランキング(2010年終了時)

順位 選手        併殺打   打数     併殺打率       
1   野村克也      378   10472    3.61%  1位 右
2   衣笠祥雄      267    9404    2.84% 15位 右
3   大杉勝男      266    7763    3.43%  2位 右
4   長島茂雄      257    8094    3.18%  9位 右
5   落合博満      236    7627    3.09% 12位 右
6   土井正博      235    8694    2.70% 18位 右
7   小玉明利      229    6875    3.33%  4位 右
7   大島康徳      229    8105    2.83% 16位 右
7   駒田徳広      229    6941    3.29%  5位 左
10  白仁天        225    6579    3.42%  3位 右
11  古田敦也      223    7141    3.12% 11位 右
12  山内一弘      222    7702    2.88% 13位 右
13  中村紀洋※     219    6853    3.19%  8位 右  
14  松原誠        217    7579    2.86% 14位 右
15  木俣達彦      214    6762    3.16% 10位 右
16  山崎武司※     210    6533    3.21%  7位 右  
17  有藤道世 205    7303    2.81% 17位 右
18  葛城隆雄      203    6268    3.24%  6位 右
19  清原和博      198    7814    2.53% 20位 右
20  谷繁元信※     197    7459    2.64% 19位 右


まあ、
左打者は一塁到達という観点においては右打者に比して楽ちんであるぞ―

ということを軽く示せたデータではないでしょうか。

4位にミスターが入っていますね。
ダイナミックな走塁、魅せる走塁を志した結果でしょう。
記憶は記録にも束間みえる。

1位の野村監督はどうしようもないですね。
ちゃんと走らんとID野球では使われへんよ。



それでですね。

2011年度MLBもまだシーズン途中ですが、
イチローの併殺打数がどうなっているかというと―


☆イチローのMLB各年度における併殺打数☆

01年 3
02年 8
03年 3
04年 6
05年 5
06年 2
07年 7
08年 8
09年 1
10年 3
11年 10 (2011年09月19日 152試合消化時点)


MLB11年目にして初めて、
シーズン二桁の併殺打を喫してしまいました。

これにて―


イチロー(左)   
NPB    併殺打  59  打数 3619 併殺打率 1.63
MLB    併殺打  42  打数 5460 併殺打率 0.77↓
(08年終了時の数値)

               ↓

イチロー(左)   
NPB    併殺打  59  打数 3619 併殺打率 1.63
MLB    併殺打  43  打数 6099 併殺打率 0.71↓
(09年終了時の数値)

               ↓

イチロー(左)   
NPB    併殺打  59  打数 3619 併殺打率 1.63
MLB    併殺打  46  打数 6779 併殺打率 0.68↓
(10年終了時の数値)

               ↓

イチロー(左)   
NPB    併殺打  59  打数 3619 併殺打率 1.63
MLB    併殺打  56  打数 7414 併殺打率 0.76 ■
(11年シーズン途中・マリナーズ151試合消化時点の数値)

というように、
今年の併殺打2桁越えで、
徐々に減らしてきていた併殺打率をおおよそ3年分ほどリバースしてしまいましたね。


この今年になって併殺打が増えたというのは―

まあまあ、
当然とまではいかないですが妥当ですよね。


打席数は例年通りなのに対して安打数が減っている訳なので、
必然他の何かが増える、
内訳の中で内野ゴロも増える、
結果、ランナーがいた場合において併殺になる確率も増えると。


なので、この併殺打の増加は残念だとはおもいますがそれほど気にしていません。


私が気になるのは盗塁数の増加ですね。


というのも、
前述したように今年のイチローは安打数が減っています。
それに伴い打率も2割7分近辺を彷徨っていますね。

よって出塁率も減少。
盗塁機会も少ない・・・
と思いきやシーズン40盗塁突破。



これはかなりの無理をしていますね。


ずばり、これはポーズというかカモフラージュです。
足はそんなに遅くなってへんねんでという。
アスリートならば30過ぎりゃ年齢を重ねるごとに足は遅くなります。
もし足が速くなったらばそれは20代で怠け過ぎていた証しでしょう。


30過ぎたら一気に足と腰にくんだよね、目も霞むんだよ、
ファミコンは一日一時間って高橋名人がいってたの馬鹿にしてたけど云い付け守っときゃよかったよ、
って先輩が言ってたんだけどね。

イチロー先輩も今年で37才だからファミコン創世記世代のど真ん中ですからね。

彼は視力悪いんですよね。


それで―

NPBにおける野村克也監督の盗塁数のデータを挟みましょうか―

 年度   盗塁数   年齢
1969年  1      35才
1970年  10 ↑   36才
1971年  12 ↑ 37才

併殺打記録を樹立するほど足が遅くても、遅くなっても盗塁は出来るねん、35まではサボってましたーごめんちゃい。

って感じですかね。




イチローの衰えについてですが―


視力、走力その他身体的能力はまず間違いなく30才前から衰え続けています。

視力、走力そしてその他の衰えというものを何かで補う。
例えば予測精度をあげたり走法を変えることで―


2009年だったですかね?
イチローの併殺打はたったの1個だった訳ですが、

2009年に本塁から一塁への走破速度が極端に早くなったからという訳ではないです。

ずばり、
このままでは併殺打になってしまうという予測精度が高かったということでしょう。


脚力、視力、
そういったものは加齢によって年々衰えます。


アスリートに限った問題、肉体面に限った問題ではないですよね。
プロ野球選手の野手ならば、
その衰え具合を予想してそれに備えて、打撃スタイル、走塁スタイル、守備スタイルを少しずつ変化させていく訳ですが―

イチローの場合はこれが非常に巧い。


打撃指標には全くといっていいほど身体面の衰えが反映されませんでした。


昨年までは―



つまり、
イチローの中で、
昨年までに比して急速に衰えたものがあるとすれば。

それは、





身体能力の衰え方の予測能力―
又は、
身体能力の衰えに対応したフォームの修正能力―
或いは、その両方。

補足としては、
「又は」「或いは」の所は慎重に一拍若しくは二拍あけ、
自然な感じで腰に手をあてながら「その両方」は自ら頷きながら締めるのがよいかと。

来期からは、
これらを修正して臨んでくれることでしょう。

もし、今期40盗塁したことで、
イチローの走力は衰えておらず不振の原因は目なのである。
とか他球団が判断してくれたらそらもうけもんですわ。

これホンマは内緒なんよ。
イチローの目はね、そんなに衰えてないですよ。
予想の範疇で自然に衰えている。
目が急激に衰えていたらね.270なんぞ残せないですよ。
中日の和田さんのようにね。


それにね、40盗塁出来たんだから。目が衰えてるはずないやないですか。


――盗塁は足ちゃう、目が大事なんや――


ぶっちゃけ?
今年の不振はね。
脚の衰え具合をね、イチロー見誤りましたね。


上の方でヒットが減ってるから併殺打が増えるとかなんとか、
僕ちょろまかしたんやけど。

今年の併殺打の増え方は、
ちょっと可笑しいですよね。


目やない。
脚の方ですわ。


――――脚の衰え具合の見積もりが甘かった、シーズン中では修正出来ない程に――――


と40盗塁の慌しさ及びその到達時の彼のコメントに滲み出てましたわ。
イチローが来期以降どれくらい復調できているかどうかの目安の一つとしてね、併殺打の数に注目するのも面白いんじゃないかと想いますよ。






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最終更新日  2011年09月20日 14時42分13秒


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