可愛いに間に合わない(ファッションと猫と通販な日々)

―― 僕は "これまで見ていた夢は / これから照らす光さ"
という一行が好きでさ。
ここまでのフジファブリックを超えて、
次に向かうバンドの現状を記しているというか、
それらを全部糧として、
新たなものを創造していくという
意志が注がれている印象があって。


山内
「そう！ そこです！
この曲のメッセージはまさにそれです！
それをあまり肩肘張らずに
素直に出しているという」


―― しかもその"光"がラストの
「the light」につながるという。


山内
「おっとー！」


加藤
「その通りですよ！」


金澤
「サスガは編集長！」


―― いえいえ(笑)。
そしてアレンジのテイストも
「the light」と「FREEDOM」には
つながりがある印象でさ。


山内
「ちなみに、『the light』は、
もとの形からはガラリと変わって」


金澤
「最初は仮タイトルが『ピアノソング』で。
ピアノが主体だったんですけど、
結果ピアノなんて一つも入ってなくて(笑)」


―― だよね(笑)。


金澤
「録ることが決まってプリプロをしている時に、
総君から"このアレンジはなんか違う"と言われて、
アレンジもメロディも
何から何まで全部変えました」


―― あ、そう(笑)。


山内
「めちゃめちゃいい曲だったんですけど、
何か新しい感覚がそこに欲しいなと思って。
ダイちゃんに『コード進行とかも含めて、
もっとおもしろくなるんじゃないの？』と。
『オレは代案はないけどね』と。ハハハ(笑)」


金澤&加藤
「ハハハ(笑)」


―― 言うだけ言うといて(笑)。