
「ど、どうですかね? 青木さん的に、今回は」
―― いや、いいんじゃないですか!
これは気合入ってるなあと。
「はい。そうですね。
まあ……僕の全身全霊を込めて作った
アルバムかなと思ってますね」
―― このアルバムを作るにあたり、
全体的なヴィジョンはあったんですか。
「……音は、まあいろんな音が入ってるので、
ひとことで言うのは難しいんですけど。
歌詞に関してはオール・ノンフィクションで
臨もうかなというのはありました。
去年、曲ができなくなった時に、
格好のよろしい、いい詞を書こう、
文を書こうというのはあったんですけど……
それをやってたら本当の歌詞が――
本来の意味でのメッセージ性を帯びた
歌詞ってのができなかったんですよ。
それを経て、文学的であったり、
あからさまに<図書館行って何冊も読んで頭がいいんです>
みたいな人に見られたくはなかったってのがありましたね。
要するに口語体というか、
しゃべってるような感じですね」
―― うん、しかも全部本音だろうなという気がした。
とにかく悩んで、迷っている、
どうしようもない自分が出てますよね。
「そうですね。なかなか、
ここまで出してるアーティストはいないと思う。
あと、マーケット的には
そういうのは受け入れられる土壌……なんですかね?
けっこう難しいですよね」
―― うーん、そうかもしれないけど、
これはもう掘り下げるしかないんじゃない?
徹底して掘り下げれば、
個人性が普遍性を帯びるはずだよ。
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