自分の玉手箱

自分の玉手箱

2004/03/30
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今日私のページを訪れてくれたある方の日記を読んで思いました。

私にとって、自分が自立するとはどういうことだったのか。

精神的混乱の中で、私は夫から離れて自力で生活していかない限り自分が自立できないような錯覚に陥っていたこともありましたが、それは「自立」ではなくて単なる「自活」の間違いでした。

私にとっての「自立」とは、自分のよいところも悪いところも一応理解したうえで受け入れ、人に依存しなくても精神的に安定して前を向いて歩いていけること、だったような気がします。

人に依存することと人と支えあい助け合っていくこととは違います。 だから、自立した人だって人と意見を交わしながら自分の姿を客観的に見つめることは必要だと思うし、人間だからときには感情が揺れ動いたり迷ったときに助け舟を出してもらってりすることだって当然あるでしょう。

だけど、私が経済的に夫に依存する限り自立できないんじゃないかと一時考えていたことは明らかに大きな間違いでした。 夫と、たとえ夫婦関係はうまくいっていなくても、協力してひとつの家庭というものを維持していくのは、私が選択してきた生き方における正常な務めであり、そこで夫に経済的に大いに貢献してもらうことは依存ではなく単に役割の分担であり、私は実際夫には手の回らないことやできないことを分担してやっているのだから、そういう意味で結婚そのものは私の自立を妨げるものではない、と思えるようになりました。

彼から先日、私は言葉の上で議論ばかり交わしているべきではなく実生活の中で戦いながら生きていくべきである、と指摘されましたが、その通りでした。
また、自分が血を流しているときに看護婦が血を見て卒倒しているようでは頼るわけにもいかない、などとも言われましたが、それもその通り。

彼に望まれている私は、「自活」などしなくてもいいから「自立」していて欲しい、ということだったのですね。



まずは自分の置かれた立場の中で精一杯自分の役割を果たし、心の葛藤を克服したり心の豊かさを求める行為によってそれをおろそかにしないこと、それが私が真の意味で自立するための最初の課題かもしれません。 その課題が達成できたら、また別の次元の課題がやってくるのかもしれないけれど。






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Last updated  2004/03/30 04:42:51 PM
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