ザ・クイーン・イズ・デッド [ ザ・スミス ]
ザ・スミスの【クイーン・イズ・デッド】。
スミスの最高傑作にして、UKロック史に燦然と輝く歴史的名盤であることは言を俟たない。
僕は完全に後追い世代で、オアシス⇒ローゼズ⇒スミスというルートで辿り着いた。
最近の若い人はどうなんだろう。相対性理論⇒スミスみたいな感じか。
いや、相対性理論もピークはずいぶん前になるし、ノエルのアルバムでたまにギター弾いてる人⇒ジョニー・マー⇒スミスとかなのかな。
そう、ジョニー・マーだ。
UKが誇る唯一無二のギタリスト、マー先生のギターワークが最良の形でパッケージングされている本作。
荒井由美の「やさしさに包まれたなら」で鈴木茂が弾くギターソロ。
以前何かの雑誌で山下達郎氏が「この世のものとは思えない美しさ」みたいに絶賛していたが、あんな感じの美しいギターが全編に渡って鳴り響くのがスミス曲だ。
【Bigmouth Strikes Again】間奏のリフ
【The Boy with the Thorn in His Side】で祝祭のように鳴らされるバッキング
【There Is a Light That Never Goes Out】のコードワーク
そして極めつけは【Some Girls Are Bigger Than Others】のアルペジオ
上記はすべてアルバム後半の曲。
なんだか本作は登山みたいなアルバムで、登れば登るほど景色がどんどん美しくなっていく。
頂上には「ゼア・イズ・ア・ライト」と「サム・ガールズ」が待っている。
これから本作を手にする人、前半を聴いて「ちょっと違う・・・」などと思ったとしても、
絶対に最後まで登り切ってほしいと思う。
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