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Prep / Cold Fire 【CD】サマソニ2019東京3日目。砂浜の上で潮風に吹かれながら観るライヴは格別なので、期間中一度は足を運ぶことにしているビーチステージ。今年はここでPREPを観た。●PREP(ビーチステージ)UK発なのに日本のシティポップの影響下にある不思議なバンド。昼間のビーチはものすごく暑かったけど、時折吹いてくる潮風が心地いい。涼しげなサウンドに伸びやかなハイトーンヴォーカルがロケーションにベストマッチしていて、とてもいいステージだった。このバンドは今のところ3枚リリースしてるけど、どれもクオリティが高い好盤だ。山下達郎とかのシティポップ好きや、AOR好きな人にはホントおすすめ。しっかりと"あのサウンド"が鳴っていますよ。PREPで大満足した後は、そのままビーチに留まって山崎まさよしを少し観たり、ビール飲んだりしつつメッセに移動して、マウンテンステージのCHVRCHESを観た。●CHVRCHES(マウンテンステージ)ファースト出たくらいの頃に一度観ているけど、完全に別物だった。全てにおいてめちゃめちゃ進化してた。「音源は良くて、ライヴは普通。あとローレンかわいい」程度の認識でいた自分が恥ずかしい。ヴォーカルのローレンは三半規管大丈夫か?と心配になるほどクルクルと可憐にターンしまくり、オーディエンスを煽るアクションもバッチリ。声もめっちゃ出てる。サウンドも重厚になった。必殺のキメ曲【Clearest Blue】での爆音は最高で、とんでもなく盛り上がった。代表曲【Gun】をやってなかったような気がするけど、全然OKだ。結局チャーチズで満足しきって、チェインスモーカーズを観ずに帰ってしまった。クローサーの合唱したかったなと、若干だけど後悔してます。輸入盤 CHVRCHES / EVERY OPEN EYE [CD]
2019.08.20
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輸入盤 FOALS / ANTIDOTES [CD]サマソニ2019東京2日目、この日はフォールズ観てからのレッチリ締めという、個人的にとても贅沢な時間を過ごすことができた。●FOALS(ソニックステージ)それにしても…洋楽フェスで、チケットSOLD OUTしていて、トリ前にフォールズ登場で、なんでこうなるんだ?ってくらいガラガラだった。みんなどこに行ったんだ?まぁ裏でRADWIMPSがやってたし、少し後にマウンテンステージで始まるBABYMETAL待機組も多かったのかな。それでもアリーナエリアに集まったオーディエンスは、フォールズ待ってました状態のアツい面々で、ライブはきっちり盛り上がった。開幕で【On The Luna】の、あのおいしいギターリフが高らかにかき鳴らされた時点でもう最高。【Olympic Airways】や【Mountain At My Gates】など、音源の時点で既に圧倒的で最高な盛り上がりポイントがある曲なんかは、「そりゃそれをライヴでやればこうなるよね」という具合にキッチリ爆発したし、【My Number】での一体感も凄かった。中でも最高だったのが【Inhaler】。サビでのあの爆音とヤニスの絶叫。震えた。集客はイマイチだったけど、この場に集まった人は誰一人後悔してないんじゃないかと思える、圧巻のライヴだった。●RHCP(マリンステージ)一方、レッチリはマリンスタジアムをオーディエンスで埋め尽くした。前回出演した時もギッチリだったけど、今回は裏でBABYMETALやってるし多少分散されるかと思いナメてたが、やっぱり凄い、安定の集客力だ。みんなレッチリ大好きなんだな。序盤はアンソニーの声の調子がイマイチっぽくて不安定な立ち上がりだったけど、段々調子出てきて結局終わってみれば最高のライヴだった。何よりフェスらしく皆が聴きたい曲を惜しげもなく投下したセットリストが良かった。今回のライヴで感じたのは、アルバム「Californication」収録曲の強さ。【Scar Tissue】、【Otherside】、【Californication】、【Around The World】と4曲やったけど、オーディエンスのレスポンスも合唱も凄かった。レッチリ最大の名盤といえばブラッドシュガーだし、「Californication」リリース当時は正直「フルシャンテ戻ってきてうれしいし、曲もいいんだけど、ファンク要素足りなくね?」と思い、全肯定はできなかった。でもやっぱりこれも名盤。未だに良く聴くし。あと、フリーがベース弾き語りコーナーでニールヤングの「ダメージ・ダン」やってたのがヤングファンとして個人的に嬉しかったな。輸入盤 RED HOT CHILI PEPPERS / CALIFORNICATION [CD]
2019.08.20
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シェリル・リン [ シェリル・リン ]20周年で久々3日開催のサマソニ2019初日、この日最大の目的はビーチステージトリのロバートグラスパーだった。夜のビーチで潮風に吹かれながらグラスパーなんて最高に決まっているじゃないか。しかし台風による強風の影響で、この日のビーチは全アクト中止。肝心要のヘッドラインが宙に浮いてしまった。同時間帯で他はマリンスタジアムでB'z、ソニックステージでツードアシネマクラブなど。B'zはこんな機会でないと観ることはないだろうけど、正直さほど興味がないし、ツードアは既に何回か観ているし…B'zか…最近の曲はよくわからないけど、まぁフェスセットだし、バッドコミュニケーションとか、コマチエンジェルとかアローンとか演ったらそれはそれでアガるよな!って感じで、なんだかんだノリノリでマリンに向かっていたところ、道中のビルボードステージからファンキーで激アツのソウルミュージックが聴こえてくるじゃないか。ディスコレジェンド、シェリル・リンのステージが始まっている!衰え知らずの大迫力ボーカルに、ド・ファンキーな最高のバックバンド。3人のコーラス隊が時折粋な振り付けを挟みフロアをゴリゴリにアゲていく。こりゃB'z始まるギリギリまで踊ってくしかないでしょ!というわけでビルボードステージに寄ったんだけど、もうあまりにも楽しすぎて、ずっとその場で踊り続けてしまった。アンコールは当然の「ガット・トゥ・ビー・リアル」。もうB'zは始まっている。もはやここを抜けてマリンに行くことなど考えられない。フロアは後ろの方まで埋まり、皆大盛り上がりで踊りまくっている。全然懐メロじゃない、現役バリバリの、最高のパフォーマンスだ。多分僕のようにB'zに向かう途中に吸い寄せられた人、シェリル・リンの名前も知らないであろう若い人にも刺さりまくっていて、このエリアは完全に熱狂のダンスフロアと化した。いや、凄いわシェリル・リン。ビーチステージ中止のこの日、シェリルに救われ大満足の1日となった。なお、この日観た他の主なアクトは次のとおり。●THE STRUTS(マリンステージ)このバンド、サマソニには3回程来てると思うが、音源一枚も持ってないけどなんだかんだ毎回全部観ている。グラムにルーツを持ち、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムのシンプルなギターロックフォーマットだけど、スタジアムサイズで十分通用するスケールを持っていると思う。曲はキャッチーでノリやすいし、ヴォーカルのルークは客の盛り上げ方もうまくて相変わらず楽しいステージだった。●SAM FENDER(ソニックステージ)UKの若きSSW。予習ナシで観たんだけど、曲が素晴らしかった。心くすぐるリフとグッドメロディが素晴らしい曲が数曲、僕に刺さりまくった。音源聴いてみようと思う。●SNOW PATROL(ソニックステージ)みんな大好きスノパト。残念ながらアコースティックセットの出演で、あまり期待してなかったけど、良かった。文句ナシのエバーグリーンな名曲オンパレードのセットリスト。正直アコースティックセットの物足りなさも途中で感じつつも、「こりゃ酒飲みながら観たら最高だよな」と思い大急ぎでオフィシャルバーでビールを買い、グッと飲み干して酔いながら観たら、完璧にハマった。
2019.08.19
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輸入盤 ZWAN / MARY STAR OF THE SEA [CD]ズワンの【メアリー・スター・オブ・ザ・シー】。第一期スマッシング・パンプキンズを終わらせたビリー・コーガンが新たに結成したバンド「ズワン」のファースト。これがコケた。大いにコケた。結局バンドはこれ一枚で解散、欧州ツアーも中止。以降ビリーは長い低迷期に入った。というわけで本作はビリー低迷の起点として「失敗作」との評価が確定してしまっている感がある。いやでもまぁ、スマパンを期待して聴くから本作は駄作なのであって、これはこれで快作だと思う。僕はリリース当時、肯定的に聴いていた。控えめに言って相当愛聴していた。多分、「ビリーが変わった」ということにものすごく興奮と共感を感じて、夢中で聴いていたんだと思う。バンド内の確執もあり、音楽シーンに恨み節をぶちまけ、まるで駄々っ子のようだったビリーが、こんなに明るく悦びに満ちたような曲ばかりやっている。PVで演奏している姿も楽しそうだ。初めて聴いた時、とても感動したのを覚えている。確かに本作は、スマパンの名作群と比べると全体のクオリティは数段落ちる。リリースから随分と時が流れた今、聴くまでもない駄作かといえば、それは全然違う。いい曲入ってます。一曲目【Lyric】。アルバム冒頭を飾るのにこの上ない、華々しくキャッチーな名曲だ。ジミーのドラムも暴れまわっていてカッコいい。【Declarations Of Faith】、【Honestly】、【Ride a Black Swan】あたりの曲は本当に素晴らしい。スマパンの名曲「Cherub Rock」や「Jellybelly」みたいな爆音ギターサウンドの上に、「1979」ばりのポップメロディが乗っている。えっそれって最高じゃない?そう、最高なんです。そして【Desire】。スマパンの「today」を超えちゃっているんじゃないかとすら思える名バラードだ。とまぁここまでベタ誉めしてみたけど、正直駄曲も多いです。特に後半。ビリーは曲詰め込みすぎなんですよね。本作も前述曲を中心に10曲くらいのコンパクトさにまとめていたら、また評価も違っていたのでは。
2019.01.16
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スティーリー・ダン / 彩(エイジャ)(SHM-CD) [CD]スティーリー・ダンの【彩(エイジャ)】。US音楽界のミスター・パーフェクト、ドナルド・フェイゲン先生とウォルター・ベッカーによる言わずもがなの歴史的名盤。ソウル、ジャズ、フュージョンなどの音楽的要素をふんだんに盛り込み、一流ミュージシャンを贅沢に起用して作り上げた極上盤だ。曲、アレンジ、演奏、録音に至るまで全てが超ハイクオリティ。ガサツだけど魅力たっぷり、みたいなロックンロールとかを集中的に聴いたりしていると、時々無性にパーフェクトな音楽に安心しきって完全に身を任せたいなんて思ったりしません?そんな時はもうこれ。間違いなし。リラックスして、ただただボーっと聴いても気持ちいい。しかしまぁ、なにしろ完璧に作りこまれた曲をスーパープレーヤー達が演奏しているわけだから気合入れて深掘りしても無限の手ごたえがある。全7曲すべてがすごいんだけど、一曲挙げるとすればやはり表題曲にして8分の大曲、アツい大展開をみせる【Aja】か。続く美メロ曲【Deacon Blues】、タイトなリズムでひたすら気持ちよくノレる【Peg】の流れも最高だ。あと、【I Got the News】のハネたリズムから16ビートのタンバリンが入ってくるあたりのノリがホント至高。
2019.01.10
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Sigur Ros シガーロス / Takk... 【CD】ポストロックの代表格、シガーロスの【タック…】前作「()」については別に取り上げたいと思っているが、とにかくとてつもなく美しい名盤だった。曲名すら付けられていない、名もなき8曲が混然一体となって描き出す圧倒的に静謐な世界観。その精緻なサウンドから、美しさとともに、恐ろしく冷たく厳しい印象を与えるアルバムだった。続く本作。美しさはそのままに、厳しさは薄れて温かみを感じる作品になっていると思う。「()」が季節でいうと厳冬で、本作は寒さは残るものの「雪解けの時季」といった感じ。初めてシガーロスを聴く人には、まずはこっちをオススメすることにしている。前作より聴きやすいし、【Hoppipolla】という圧倒的名曲も入っているから。【Hoppipolla】は本当に凄い曲だと思う。アレンジは壮大だし、ヨンシ―の声は美しいし、メロディーはどこまでも優しい。シームレスに繋がる【Mea Bloanasir】で極上のエンディングを迎える。こんなの「感動の押し売り」としか言いようがない。ロック史に残る名曲と言っていいと思う。この曲が収録されているだけでも名盤認定レベルだけど、他も佳曲揃いだ。前作に近い冷たくも美しい肌触りの【Seaglopur】は素晴らしいデキ。個人的にものすごく好きなのが【Andvari】の後半。ヨンシ―の静かな歌が終わってなお、極上の余韻が3分も続く。これ、ホントに極上。美しくシルクのような肌触りの、極上の3分間だ。ここだけピンポイントで聴きたくて、時々前半飛ばして聴いてしまう。是非一聴を。
2019.01.07
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【メール便送料無料】Eels / End Times (輸入盤CD) (イールズ)イールズの【エンド・タイムズ】。90年代半ばデビューでもう結構なベテランだけど、今でも時折新作を届けてくれるイールズ。アルバム毎に作風は変わるけど、本作は全体的に物悲しく静かな曲が多い。イールズ作品は、どれを聴いても「これだ!」って感じの魅力的な曲が一つは必ず入っている。それは、ちょっと独特なひねくれかたをした唯一無二のポップソングであったり、ゾッとするほど美しいバラードであったり。正直言うと退屈な曲も多いんだけど、どの曲もしっかりとイールズらしい個性がある。なんだかんだこのバンド大好きだ。さて、本作の「これだ!」は5曲目【A Line In The Dirt】で決まりだろう。ピアノの弾き語りから始まる、めちゃくちゃ美しく切ないメロディ。リズム隊とともにホーン等が加わってドラマチックに展開する後半も素晴らしい。名曲だ。なんて綺麗な曲なんだと思う。なお、日本版を購入された方も本曲の訳詞だけは見なくていい。僕は優しいから、一応参考までに出だしの部分だけ直訳を記しておく。「彼女は再びトイレに閉じ籠った。だから私は庭で放尿しています」なんつー歌詞だよ。でもホント間違いなく名曲だから。本作は他に【Little Bird】も短い曲だけど美しくて愛聴している。
2018.12.30
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【中古】ライヴ〜ホーム・アンド・アブロード/スタイル・カウンシルスタイルカウンシルのライヴ盤【ホーム・アンド・アブロード】。スタイルカウンシルについては、ずっと「聴かず嫌い」だった。そもそもリアルタイム世代ではないし、「ジャムでトンガってたポール・ウェラー先生が80年代ポップになっちゃったやつでしょ?」程度の認識で軽視していた。何がきっかけだったかは忘れたが、ふと「カフェ・ブリュ」やら「アワ・フェイバリット・ショップ」を聴いてみて「オヤ、なかなかいいぞ」となって今に至っている次第。本作はその2作リリース後のライヴ盤。スタジオ盤より愛聴している。カフェ・ブリュでピアノ弾き語りバージョン収録となっていた(このファーストホントにそこが超不満)代表曲【My Ever Changing Moods】も、あの華々しいホーンセクション付きのアレンジで聴ける。続く【The Lodgers】が最高。女声コーラスとのデュエットでもはや超上質なAOR。【The Whole Point Of No Return】のオシャレ感もニクい。そしてなんといってもラスト【Internationalists 】。アツ過ぎ。こんなの現場にいたら絶対踊り狂ってた。最高のライヴアレンジだ。ベースソロで一気に盛り上がるトコなど、何回聴いても胸が熱くなる。やっぱりウェラー先生はすごいですね。
2018.12.29
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オドネル・リーヴィー(g、vo) / エヴリシング・アイ・ドゥ・ゴナ・ビー・ファンキー [CD]オドネル・リーヴィーの【エブリシング・アイ・ドゥ・ゴナ・ビー・ファンキー】。ジャズ・ファンク系ギタリスト、オドネル・リーヴィーのリーダー作にして、歌モノアルバム。JBとか好きな人には是非オススメしたい。ソウル/ファンクのカッコいい歌の裏で、オドネルのファンキーギターがずっと鳴っているという、まさに「一粒で二度美味しい」アルバムだ。オドネルのギタープレイは熱い。圧倒的なテクニックを持っているのは疑いようもないが、この人は技術でなく気合でギター弾いている。ギターを「弾き倒す」という表現がまさにピッタリで、ベッタベタのペンタフレーズをこれでもかとばかりに叩きつける様は盆百のロックギタリストよりよっぽどロックしてる。3曲目【WILL IT GO ROUND IN CIRCLES】がとにかく最高。超ファンキーな歌から、待ってましたの長尺ソロがアツ過ぎる。インスト曲も良くて、【MARBLES】はカーティスのスーパーフライとかにヤラれた人ならドストライクだと思うし、【SIDESHOW】での流麗なプレイもホントカッコいい。ジャケットもなんというか本作の質感にピッタリで秀逸。タイトルが長いので僕は本作を「オドネルのおしりのアルバム」と呼んでいる。
2018.12.29
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【アウトレット品】オーディオスレイヴ【CD/洋楽ロック&ポップス】オーディオスレイヴのファーストアルバム。1990年代の日本。ティーンエイジャーにとって、ハードロックやヘヴィメタルを聴く事は極めてダサい行為だった。今言ってもなかなか信じてもらえないが、「メタリカが好き」とかとてもじゃないが言えない雰囲気だった。いやホントだって。ビルボードで堂々1位とったボンジョビの「オールウェイズ」を自宅で隠れるようにコッソリ聴いて涙していた僕が言うんだから間違いない。ハードロック≒大衆ロックのカウンター的立場のグランジ/オルタナ、そしてブリットポップが刺さった世代なんだからしょうがない。ちなみに当時裏原宿のセレクトショップとか古着屋なんかに行ったならば、店内BGMはほぼ100%メロコアかヒップホップだった。そっち系じゃないオシャレ男子はスウェードとかメンズウェアとかを聴いていたはずだ。いやホントだって。とにかく当時のユースカルチャーからはHR/HMは完全に締め出されていた(と思う)。風向きが変わったのは、00年代前半、ガレージリバイバルの流れでダットサンズとかがコテコテのハードロックやってウケたあたりからだと記憶している。しかしよくよく考えたらその少し前、本作がリリースされていた。HR/HM復権の震源地はこっちだったのではないか。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのメンバーをバックに、サウンドガーデンのクリス・コーネルが歌う。それだけで「聴く前に予約」案件だったのだが、しかもやったのがゴリッゴリのハードロックで、それがめちゃくちゃカッコイイ。今まで観た中で一番かっこいいMVは?と問われれば、迷わず本作1曲目【Cochise】のMVと答える。リンクは特に貼らないが、普通にyoutubeに落ちているので是非一度見て頂きたい。花火がドッカンドッカン打ち上がる中、件の4人がゴリゴリのリフでハードロッキンしている。最高だ。このアルバムはこれでもかとばかりに本曲のようなゴリゴリのリフものハードロックが詰め込まれている。それ系のノリが好きな人にはたまらないはずだ。おススメ曲を挙げるとすれば、出だしからアツい3連発【Cochise】、【Show Me How To Live】、【Gasoline】、そしてまだまだ続くとばかりに攻める【Set It Off】、クリスのアカペラ部が激熱の【Exploder】あたりか。
2018.12.26
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ザ・ゴー!チーム/サンダー、ライトニング、ストライク 【CD】ザ・ゴー!チームのファーストアルバム、【サンダー、ライトニング、ストライク】。音楽シーンには時々「ポップセンスの塊」みたいな人がひょっこり現れたりするが、ゴーチームの首謀者、イアン・パートンはまさにそんな存在なのではないだろうか。記念すべきファーストにして名盤の本作。音質はガサツ、ヒップホップやらファンクやらガレージやら様々な音楽的要素と、雑多な楽器音・電子音をぶち込んでごった煮にしているのに、なんでこんなにポップでキャッチーに仕上がるのか。センスだ。おもちゃ箱をひっくり返したかのような、ハッピーでかわいさが溢れるアルバムだ。ガンプラ、ラジコン、レゴブロック、ファミコン、ボードゲーム、超合金、ゾイド、キン消し・・・これらを全部ドカンと部屋中にぶちまけたら、子供は大興奮するでしょ?そんな感じのアルバム。こっちは子供どころか、肩こりが~とか育毛そろそろマジでどうしようとかそんなことばっか言ってる年代だってのに、これ聴いてると子供のようにハシャギたくなるんだからものすごいポップネスだ。1曲目【Panther Dash】から、超ハイテンションのインスト。続く【Ladyflash】が最高。曲の中で次から次へと繰り出されるポップなギミックは、おもちゃ箱というよりもはやビックリ箱か。めちゃめちゃアツいインスト【Junior Kickstart】、ライブで鉄板の【Huddle Formation】など、聴きどころ満載のアルバムだ。ゴーチームは、以前朝霧JAMで観ることができた。別に早い時間帯から張っていたわけじゃないのに最前列で観れた。ラップ担当のニンジャは思っていたより小柄だったが、エネルギッシュなパフォーマンスはまるで野生動物のようだった。対照的に歌モノでヴォーカルをとるアンジェラは仕草からファッション、声までどこを取っても果てしなくキュートだった。
2018.12.17
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Velvet Underground ベルベットアンダーグラウンド / Velvet Underground III 【SHM-CD】ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのサードアルバム。ヴェルヴェッツの前衛的サウンドメイクを担っていたジョン・ケイルはもういない。なので、ルー・リードのソングライティング、これ一本勝負のアルバムだ。しかし、それでいい。このアルバムはいい。ヴェルヴェッツらしいアバンギャルドな香りを残している曲もあるが、大半は曲の良さが際立つシンプルな演奏だ。そう、このアルバムは曲がいい。このアルバムは、ルーリードの秀逸なソングライティングを素材の味のまま、まるで新鮮野菜のように楽しめる作品だ。【Candy Says】や【Pale Blue Eyes】などは本当に美しいメロディを持った佳曲。個人的ベストトラックは【What Goes On】か。シンプルにかっこいいロックンロールソングに、ヴェルヴェッツ的な味付けを少々。おかわり必至の、絶妙な調理だ。「おかわり」もちゃんとある。【Beginning To See The Light】だ。そして【Murder Mystery】。本作である意味最も「ヴェルヴェッツらしい」、アバンギャルドな大曲。 この曲はマジですごい。僕なんか、すごすぎて曲の途中で飛ばすもんね。しかし本作を通して聴いて、一番耳にこびりついて離れないのはこの曲の不穏なリフだったりするのだ。
2018.12.12
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ザ・クイーン・イズ・デッド [ ザ・スミス ]ザ・スミスの【クイーン・イズ・デッド】。スミスの最高傑作にして、UKロック史に燦然と輝く歴史的名盤であることは言を俟たない。僕は完全に後追い世代で、オアシス⇒ローゼズ⇒スミスというルートで辿り着いた。最近の若い人はどうなんだろう。相対性理論⇒スミスみたいな感じか。いや、相対性理論もピークはずいぶん前になるし、ノエルのアルバムでたまにギター弾いてる人⇒ジョニー・マー⇒スミスとかなのかな。そう、ジョニー・マーだ。UKが誇る唯一無二のギタリスト、マー先生のギターワークが最良の形でパッケージングされている本作。荒井由美の「やさしさに包まれたなら」で鈴木茂が弾くギターソロ。以前何かの雑誌で山下達郎氏が「この世のものとは思えない美しさ」みたいに絶賛していたが、あんな感じの美しいギターが全編に渡って鳴り響くのがスミス曲だ。【Bigmouth Strikes Again】間奏のリフ【The Boy with the Thorn in His Side】で祝祭のように鳴らされるバッキング【There Is a Light That Never Goes Out】のコードワークそして極めつけは【Some Girls Are Bigger Than Others】のアルペジオ上記はすべてアルバム後半の曲。なんだか本作は登山みたいなアルバムで、登れば登るほど景色がどんどん美しくなっていく。頂上には「ゼア・イズ・ア・ライト」と「サム・ガールズ」が待っている。これから本作を手にする人、前半を聴いて「ちょっと違う・・・」などと思ったとしても、絶対に最後まで登り切ってほしいと思う。
2018.12.11
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レイト・フォー・ザ・スカイ [ ジャクソン・ブラウン ]ジャクソン・ブラウンの【レイト・フォー・ザ・スカイ】。西海岸の音楽だよなぁ。まさしく西海岸のサウンドだ。行ったことないけど。冒頭から泣けとばかりのギターソロが心を打つ美しいバラードなんだけど、ウェットになりすぎない、西海岸の気候のようにカラリと乾いた質感だ。ビーチボーイズが描いたゴキゲンな夏にも夕暮れはやって来るし、カリフォルニアガールに相手にされず一人寂しい帰り道、なんてのも一度や二度じゃないはずだ。そんな哀愁の時間帯のBGMは、「サーフィンU.S.A.」ではなくてコレだ。夏の夕焼け空を切り取ったような、美しくも切ない8曲。泣けるけど、ジメジメしていないから後味はさっぱり爽やかだ。全曲素晴らしいんだけど、個人的ベストトラックは【The Late Show】か。どこまでも綺麗に見事な余韻を残して演奏が終わる…と思いきや、そこから車のエンジン音とスライドギター。こんなの反則だろう。露骨すぎてブラウン以外がやっても許されないよ。
2018.12.10
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Dinosaur Jr ダイナソージュニア / Where You Been 【SHM-CD】ダイナソーJr.の【ホエア・ユー・ビーン】。大学生の時、美術史のゼミにいてあるとき各自1点、自由に絵を選んで論評するという内容の講義があった。皆がちゃんとした絵画やアート作品をピックアップしている中、僕はこのCDジャケットをチョイスした。一体何を考えていたのか。百歩譲ってCDジャケットから選ぶにしても、もっと他にあっただろ。「サージェントペパーズ」とか。とにかく大学生にもなって中学二年生みたいなロックキッズにそんな行為をさせてしまうほどのパワーを持った作品だ。ダイナソーの特徴といえば、轟音ギターリフのかっこよさ、そして随所にキマるオクターブ上、ファルセットのコーラスか。出だしの【Out There】、【Start Choppin】からもうそれが炸裂しまくっていてかっこいい。【On the Way】や【Hide】の爆音で疾走する様はまさに狂気。ジャケの如く荒廃的な世界観を大展開しているが、ただのヘヴィな爆音ロックではない。ちゃんと、ポップミュージックだ。ムーブメントに乗って雨後のタケノコのように出現したグランジ/オルタナ勢の中でも、優れたバンドの作品はちゃんとポップで、ブームが去った今でもちゃんと名盤として聴ける。これもそうだ。メロディセンスがちゃんとしているから、【Get Me】みたいなバラードも素晴らしいデキだし、【Goin Home】を一服の清涼剤のように差し込んでくるあたりもニクい。いいアルバムだと思う。
2018.12.10
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Yo La Tengo ヨラテンゴ / Electr O Pura 輸入盤 【CD】ヨ・ラ・テンゴの【エレクトロピューラ】。名曲【Blue Line Swinger】が入っている。充分だ。それだけで買いだ。正直アルバムとしてのデキは、「And Then Nothing Turned Itself Inside-Out 」とか「I Can Hear Your Heart Beating as one」とかの方が上だ。でもまぁ、本作には【Blue Line Swinger】が入っている。買いだ。ブルーラインスウィンガー…9分を超えるドラマチックな大曲。長いイントロから遂にエイトビートが始まる時の解放感。そこから先は、一編の壮大なドラマだ。他にもこの時期のヨラの「らしさ」が凝縮されている【Decora】とか、メロディの素晴らしさだけならB.L.Sを凌ぐ程の佳曲【Tom Courtenay】なんかも入っている。ヨラテンゴ好きなら絶対に避けては通れない作品。
2018.12.08
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My Bloody Valentine マイブラッディバレンタイン / Loveless 【CD】マイ・ブラッディ・バレンタインの【ラヴレス】シューゲイザーといえば言わずもがなのラヴレス。「轟音ギターは甘い」というのは、「牛乳溜めて放置してたらチーズになっちゃった」とかそういうのと同じくらいのレベルで大発見だと思う。このアルバムは、絶対に、曲順通り聴かなければならない。シャッフル再生なんて、もっての他だ。このアルバム最初の超快感ポイントは、2曲目から5曲目まで甘くもかったるい(褒め言葉ですよ?)曲を立て続けに聴かされた後に、華々しく耳に飛び込んでくる【When You Sleep】のイントロだからだ。ホントに、「来た来たっ!」って感じで鳥肌立つ。なお、この曲以降、再度同じようなシステムが展開され【What You Want】の快感に繋がる。この2週目が1週目と違うのは、そのあとにさらに【Soon】が控えているということだ。最高じゃないか。
2018.12.06
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【送料無料】 Elvis Costello / Burt Bacharach / Painted From Memory (Hybrid SACD) 輸入盤 【SACD】エルヴィス・コステロとバート・バカラック共作【ペインテッド・フロム・メモリー】まさに極上。極上の名曲集だ。バカラックによるアレンジが素晴らしい。情感たっぷりに歌い上げるコステロのヴォーカル、至福のメロディライン、演奏、全てが見事に調和していて、一分の隙もない仕上がりだ。【In The Darkest Place】【I Still Have That Other Girl】【This House Is Empty Now】【Such Unlikely Lovers】【The Long Division】このあたりのバラード群が、最高だ。ただ美メロなバラードであるだけでなく、曲の中に、グっとくるおいしいポイントがいくつもある。あの部分のメロディライン、あそこでキマるコステロのビブラート、欲しいところにズバっと入ってくる、あそこのシルキーなストリングス・・・こっちはもう、それらのポイントポイントを美味しくいただき調教されてしまっているためただ日々を生きているだけなのに、昨日はあのフレーズ、今日はあそこのフレーズ、みたいな感じでしょっちゅうフラッシュバックが起こり、その度に毎回CDに手を伸ばすハメになる。中毒症状だ。体験してしまったら二度と離れられない、美しくもやっかいな作品だ。
2018.12.06
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STRENGTH IN NUMBERS [ ザ・ミュージック ]ザ・ミュージックのサード【ストレングス・イン・ナンバーズ】衝撃のグルーヴ絵巻、ファーストで10代にしていきなりブレイクしたけど、セカンドでコケて、それ以来こちらも興味を失っていたところ、いつの間にか気づいたらリリースされていた。あれっ出てたの?って感じでずいぶん遅くに手にした。しかし聴いてびっくり、素晴らしいじゃないか。ミュージックの魅力はなんといっても半強制的にリスナーを踊らせる、強靭なグルーヴだ。ファーストは、もうホントそれが爆発していた。しかし驚いたことにこのサード、ファーストからちゃんと、正当進化してるじゃないか。つくづく解散が惜しまれる。アタマから三連発【STRENGTH IN NUMBERS】、【THE SPIKE】、【DRUGS】といきなりアツい。グルーヴはそのままに演奏もサウンドも洗練されている。怒濤の【FIRE】はまさにミュージック版FIRE。いやこう書くとなに言ってんのかサッパリだけど、後者はジミヘンのFIREね。その後も踊れる佳曲が目白押し。しかも心くすぐるメロウなギターフレーズを節々に差し込んでくるところがニクい。【GET THROUGH IT】、【VISION】、【THE LAST ONE】【NO WEAPON SHARPER THAN WILL】、みんないい。ミュージックは本作が出る前、2005年のフジロックで一度だけ観た。雨降りまくってたけど、最高だった。
2018.12.05
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Bon Iver ボンイベール / "For Emma, Forever Ago" 輸入盤 【CD】ボン・イヴェールのファースト【フォー・エマ・フォーエヴァー・アゴー】真冬に聴きたいアルバムだ。人里離れた真冬の、雪に閉ざされた山小屋で、誰に聴かれるでもなく静かに鳴っているような静謐なサウンド・・・まぁ、実際そのものズバリの環境で作られた美しいアルバム。アコギ主体のフォーキーなサウンドなんだけど、ファルセットのコーラスワークが美しくも精密で、手触りはとても現代的だ。それにしてもこのファーストから始まって、blood bank・セカンド・サードに至るまでのサウンドの進化たるや驚異的。サードなんてもうポストロックですもんね。大好きだけど。アルバムの完成度としてはセカンド【bon Iver】がパーフェクトな仕上がりで評価が高いがこのファーストも素晴らしい。おだやかな4つ打ちバスドラに乗ってひたすら心地よく時間が流れていく【Lump Sum】がいい。静かに、美しく展開していく【Blindsided】は本当に名曲だと思う。毎年冬にこのアルバムを聴いている。常夏の国にでも移住しない限り、もう手放せない。
2018.12.05
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Donny Hathaway ダニーハサウェイ / Live 【CD】ダニー・ハサウェイの【ライヴ】一番好きなライヴアルバムは?と聞かれればコレと答える。オールタイムベスト10を聞かれても一枠はコレで決まりだ。一曲目はマーヴィン・ゲイの【What's Goin' On】。稀代の名曲を、ダニーがどこまでも伸びるような歌声で、高らかに歌い上げる。こんなの最高に決まっている。カバーは他に、キャロルキングの【You've Got A Friend】と、レノンの【Jealous Guy】。You've Got A Friendのオーディエンス大合唱が胸を打つ。このアルバムのハイライトはやはり【Little Ghetto Boy】か。素晴らしくファンキーで洗練されたアレンジと演奏、美メロなのはもちろんのこと、ダニーの声とラストのコーラスの盛り上がり。かっこよすぎて涙が出そうになる時って、ごく希にありません?この曲はその涙ポイントが3つくらいあるんですよ。あぁ最高だ。あ、あと【We're Still Friends】。コレも渋くて粋なバラードで震えます。ギターソロがたまらんです。
2018.12.05
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【輸入盤】OKコンピューター(リイシュー) [ Radiohead ]レディオヘッドの【OKコンピューター】リアルタイムで初めて聴いた時、まだガキんちょだったけど、とにかく衝撃を受けた。これは「ロック」というよりもう「芸術作品」だと思った。不思議なもので、今の耳で聴くと「超上質のギターロック」に聴こえる。いや、圧倒的な名盤であることには変わりないんだけど。ポップミュージックの進歩は早いな。一曲目【エアバッグ】からもう最高。なにこの快感要素しかないベースライン。レディオヘッドって、イディオテックのライヴアレンジとか、ボディスナッチャーズとか、ゼアゼアのダカダッダカダッとか、演奏で快感を産む事に長けてますよね。本作で一番好きな曲は【let down】かなぁ。美しい。美しい曲だ。ところで本作のことを略して「オケコン」って呼んでいるのだけど、これは僕らだけだろうか。メジャー記事か何かで「OKコン」ってのは見た記憶がある。。。
2018.12.04
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Stone Roses ストーンローゼズ / Second Coming 輸入盤 【CD】ストーンローゼズのセカンドアルバム【セカンドカミング】ローゼズといえば、キラキラ名盤のファースト。ツェッペリンと化したセカンドは、多くの期待を裏切った駄作とされているようだ。僕はこれ大好き。【Daybreak】とかもう最高にカッコいい。レニのドラムがやばいくらい気持ちいい。とはいえ僕も最初に聴いた時はコレじゃない感MAXだった。【Begging you】(これはわかりやすくカッコいい)だけ再生、という日々が続き、アルバム全体にハマるまで数年を要した。だいたい一曲目から再生したってなかなか曲が始まらないんだから。ローゼズも知った時にはすでに解散していたけど、ソニックマニアで再結成を観ることができた。スミスは…無理か。
2018.12.04
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オン・ザ・ビーチ (リマスター) [輸入盤] / ニール・ヤング邦題【渚にて】個人的にニールヤング一番の名盤は【after the gold rush】だと思う。ただ、最も再生頻度が高いアルバムはどれかと言われれば、僕はコレかなぁ。本作と、ビーチボーイズのペットサウンズが毎年夏になると聴きたくなるツートップ。「気怠い夏」という言葉が正にピッタリ。暑さにぐったりしながら、ボケーっと何度でも繰り返し聴いていたいアルバムだ。【See The Sky About To Rain】とか【On the Beach】とかまさにそんな感じの曲。たまらんです。
2018.12.04
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Curtis Mayfield カーティスメイフィールド / Curtis 【CD】カーティスのファースト。数あるカーティスのアルバムの中で、一番好きだ。サウンド的にはもう少し後の作品の方がずっと洗練されているんだけれど、(There's No Place Like America Todayとかもう最高)このアルバムは、「何か新しいことをやってやろう」といったようなアイデア・ギミックがこれでもかとばかりに詰まっている。聴いていて飽きないし、ワクワクする。そしてサウンドが黒い。めちゃめちゃ黒い。一曲目【(don't worry)if there's a hell below we're all going to go】からしてド真っ黒。カーティスのスウィートな声とこの黒さの融合は一体何事か。ひたすら気持ちいい。もちろん、忘れてはならない【move on up】も入っている。名盤だ。
2018.12.04
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THE HEART OF SATURDAY NIGHT(REMASTERED)【輸入盤】▼/TOM WAITS[CD]【返品種別A】酔いどれ詩人、トム・ウェイツのセカンド。邦題【土曜日の夜】。これまた名盤のファースト【クロージングタイム】に少しだけ残っていた「青さ」が抜けて、完璧な「夜のアルバム」の完成。ジャジーで粋な演奏にのせて、トツトツと歌を紡いでいくトムは、まさしく夜のストーリーテラーだ。誰と会う予定もない退屈な夜。何の問題もない。本作とウイスキーの1、2杯でもあれば充分、上等な夜だ。麻雀でいうところの役牌ドラ3みたいなもんで、たったこれだけで完結できるから。トムのスタイルはどんどん変わっていくけど、アサイラム時代のトムが本当に好きだ。収録曲、なんといっても一曲目【new coat of paint】がカッコいい。そして美しいバラード【san diego serenade】と続いていく前半は名曲オンパレードでホント素晴らしい。そして後半はさらにディープな夜の世界へ・・・これからもずっと、深夜に聴き続けるんだろうな。長い付き合いになりそうだ。
2018.12.04
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