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2006年08月10日
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テーマ: 癌(3570)
カテゴリ: 緩和医療
今、服薬指導に行っている口腔外科の患者さん

歯肉癌で腫瘍のサイズを小さくするために

化学療法(ドセタキセルとシスプラチン)と放射線療法を併用しています


癌性の疼痛のため、先日 オピオイド(医療用麻薬)が追加になりました

今、口腔内は放射線の影響で口内炎がものすごく、痛みで食事も出来ません

そのため、鼻からチューブを胃まで通して、そこから栄養をとっています


薬が内服できないので、使用するオピオイドはデュロテップパッチを

使用しています。




検討していると言う話を聞いたので、病棟で会ったついでに話を聞いてみました


Tom『先生。○○さんのレスキューを検討されているんですね』

医師『そーなんだよー。 何がいいのかな?
   オキシコンチンはどうなの?』

Tom『オキシコンチンは徐放性なので…。 レスキューにはちょっと…』


オキシコンチンは、オキシコドンの徐放錠(ゆっくり薬が吸収される錠剤)です
レスキューはすぐに吸収されないと意味が無いので、MSコンチンやオキシコンチンなどの
徐放性の製剤はレスキューには基本的に使えません!!


今回のデュロテップパッチは フェンタニルが皮膚から徐々に吸収されて

痛みをとる薬剤になります

レスキューは出来れば同じフェンタニルが良いのですが、フェンタニルの



モルヒネになります


当院にある速効性薬剤は、塩酸モルヒネ末(粉薬)とアンペック坐薬しかありません
 (アンペック坐薬は作用時間が8時間程度と長く、定期の薬としても使用できます
  また、吸収も早いので頓服としても使用可能です)

本当はモルヒネ錠やオプソ(モルヒネの液剤)があればよいのですが、



 (薬局長も管理が煩雑とか言っていないで、ちゃんと採用してよっ!!)


今回は内服が困難ということで、アンペック坐薬を使用することになりました

そこで、レスキューに1回分の使用量をどうする考えました


デュロテップパッチは、今 2.5mgを使用しています

経口のモルヒネに換算すると、だいたい 60mg/日 ぐらいになります
  (この換算比は いろいろな説がありますが)

レスキューは、一日の投与量の 1/6 程度が目安なので

一回のレスキューが経口モルヒネ10mgになります


ここで、『経口モルヒネ』となっているのは、モルヒネは

投与経路(内服・坐薬・注射)で効果の強さが異なります

吸収の過程でどの程度代謝(薬効が無くなる)されるかが違ってきます

例えば、モルヒネ10mgを注射した時の効果を100とすると

 経口…20~30ぐらい

 坐薬…60ぐらい

になります

これはモルヒネが腸から吸収されて血中に入っていく過程で

肝臓を通って代謝されて薬効がなくなるため、こういった違いが

でてきます(たしか、肝初回通過効果 とか言うような…)

坐薬の場合、肝臓を通らないで直接血中に行く部分もあるので

経口より、薬効が高くなります


今回は経口モルヒネ10mg相当ということで アンペック坐薬(モルヒネの坐薬)は

5mgが妥当な量ということになりました

ただ、10mgの坐薬しかないので、それを半分に切って使用する

ということになりました


今回参考にした本は『がん疼痛治療のレシピ(2004年版)』です

近々、2006年版が出るそうです

ちなみに2004年版は、絶版だそうです





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最終更新日  2006年08月11日 01時03分03秒
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せ、先生・・・  
tamamariko さん
その先生、オキシコンチンを使ってみたいとか・・・(^^;)

でも、いまや先生のほうがメーカーからたくさん説明を受けてたりエビデンスにも敏感なので詳しいと思ってましたが・・・。

ちょと話は変わりますが、最近うちで塗り薬にオプソを混ぜて使ってる患者さんがいます。もちろん、飲んだことにして、軟膏に混ぜてるのですが、坐剤を溶かして軟膏に混ぜるのはどうなんでしょうか。 (2006年08月13日 04時47分58秒)

Re:せ、先生・・・(08/10)  
(・~・)tom  さん
tamamarikoさん こんにちは

>その先生、オキシコンチンを使ってみたいとか・・・(^^;)
僕も、はじめはオピオイドローテーションでオキシコンチンに切り替えかと思っていたのですが、先生はレスキューのつもりだったようです。
いままで口腔外科でそういった患者さんがあまりいらっしゃらなかったので、そこまで使用経験がなかったからだと思います
どこかの講演で、日本はWHOのがん除痛ラダー(だったと思いますが)の準拠率が低い といった話をききました。今のがん疼痛の対策は、各診療科の医師がそれぞれで行っているのが現状だと思います。そういったところで思わぬ格差が生じているんじゃないでしょうか。日々の診療で手一杯の医師すべてが、がん化学療法・緩和医療のエキスパートになるのは無理な注文だと思います。そういったところを薬剤師として多少でもフォローしていきたいなぁと思います

>ちょと話は変わりますが、最近うちで塗り薬にオプソを混ぜて使ってる患者さんがいます。もちろん、飲んだことにして、軟膏に混ぜてるのですが、坐剤を溶かして軟膏に混ぜるのはどうなんでしょうか。

モルヒネや坐薬を作ったのは聞いたことがあるのですが、軟膏にしているのは初めて聞きました。
どういった用途で使用されるのでしょうか?

アンペックの基剤である ハードファットはウレパールにも使用しているので、坐薬を溶かしても成分的には良いかもしれないですね。アンペック10mgを使えば、軟膏8.8gに1本(1.2g)溶かせば 0.1%のモルヒネ軟膏になる(たぶん…)とおもいます。ただ、ハードファットが1割占めてしまうので、その点どうなんでしょうね?(30mgを使用すればもう少し割合はさがりますが…) (2006年08月13日 16時00分48秒)

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