がっちゃなの宝物

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2016年09月21日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
少し遠出をしようと計画した先日のこと。


出発してすぐ、家から一番近いガソリンスタンドへ。
実はここ、昨年 あるトラブルをきっかけに、一切行くのをやめていた店。
今回、1年以上ぶりに、思いきって立ち寄った。

本当は、いつものように、少し遠回りしてでも、別のスタンドへ行こうと思った。
昨年のあのトラブルさえなければ、ここが一番近く、入りやすく、便利な店なんだけど、
「もう二度と行くもんか!」と1年以上、徹底的に避け続けた。
そして、その店だけでなく、同会社が経営する別の店も、その会社名を見てはことごとく避けていた。


今日までネットに書き込みもせず、他の人も巻き込まず、一人で黙々と不買運動(?)をしていた。



それがどうして今回、再びその店へ行く気になったのか。

それは、一緒に出かけた夫の一言。

「都合よく利用できるものは、割り切って、どんどん利用すればいい。
意地を張って不便な選択をするなんて、そんな人生  だよ。」

ずっと言われ続けてたことなんだけどね。
今回やっとその夫の言葉を素直に聞いてみようかという気になれた。
1年以上という時間が、徐々に私の心を柔らかくしてくれたのもあるかな。



本当は、ずっと許せない。
けど、貴重な勉強になったと思う。


(具体的な名称などに触れることは避けながら)以下。



車を買ってから昨年までの約3年間、給油と洗車と、些細な相談事は、全てその店に行っていた。

ある日、顔なじみの店員さんの勧めで、本当はしなくてもいい軽微な修理をしてもらうことになった。
(キャンペーンで安くできるとのことだったけど、今思うと全然安くはなかったね。)

作業は簡単で、その日じゅうにできるとのこと。

その店内でやると思っていたのに、実際は、雨の中 延々と自走させられて別の場所で行われていた。
事前にも事後にもそんな説明は無かったので、メーターが進んでいる理由がすぐには分からなかった。
きっと、その分 消費されたガソリンの補充もされていないだろう。

後から思えば、それ以外にも、全てに於いて説明が足り無さ過ぎた。
料金も、必要な工程ごとに明細を出して見積もりされたわけではなく、大雑把に総額だけ伝えられた。
予定している作業の流れについても、何の説明もなかった。
そんな感じだったので、とても簡単な作業なのだろう、と私は勝手に信用してしまっていた。

また、預けている間に貸し出された代車は、今にも壊れそうな車で、怖いと思いながら運転したけど、
普通は、代車を借りる際、保険がどうとか、説明などがあった上で書類に署名したりしないかな?
それが、その時はそういうのは一切なく、ただ「はい!」と、ボロボロの代車のキーを渡されただけ。

今思うと、こんな簡単に大切な愛車を預けてはいけなかったんだ。
いくらそこの店員さんが顔なじみでも、実際 作業した人は全く知らない人なわけだし、
預ける時からこんなテーゲーなやり取りだったところからも、私はもっと疑うべきだったのだ。



さて。
説明もなしに愛車を勝手に30kmも自走させられ、不安要素いっぱいの代車にも1日乗ったけど、
簡単に返された愛車は、とりあえず見た目とても綺麗になっていたので、嬉しさが先に立ち、私は笑顔で愛車を受け取り、とうとう何の書類も交わさなかったことには少しの疑問を感じながらも、もはや不安を感じる段階でもなくなっていた私は、支払いのレシート1枚もらっただけで簡単に帰ってきた。
車が綺麗になったからもう完了だと思い、そのレシートも、少し保管したのち、処分した。



しばらく経ったある日のこと。
車にとんでもない不具合が発生していることが発覚した。
慌ててディーラーに駆け込むも、原因がすぐには分からず、検査のためしばらく預けることになった。

後日、ディーラーから電話あり。
「もしかして、うち以外のどこか別の業者に車を触らせましたか?」

私「いつも行っているスタンドで勧められて…。してもしなくてもいいような軽微なことだったので、
ディーラーさんにお願いするまでもないと思い、そこに預けましたが、いけませんでしたか?」

デ「その時の作業が原因と思われます。表面には見えない裏側に、杜撰な始末の跡がありました。」
「既にダメージが広範囲に及んでいるため、大がかりな修復が必要な状態です。」とのこと。
その修復にかかる、ディーラーの見積もりは、高額なものだった。

新車で買ってまだ3年。
定期点検などメンテナンスは全て購入したディーラーでやっていたのに。
勧められたし、軽微なことだから、と軽く考えて、一度だけスタンドに預けたことが命取りになった。
今回の不具合はディーラーに責任は無いから、ディーラーに補償は要求できない。



ならば、スタンドに補償してもらおう。
スタンドのせいで損害を被ったのだから、当然だと思った。

まず、近所だからその店に直接出向いて事の次第を説明しようと考えたが、それはやめた。
なぜなら、それをすると、最初に話を聞いた店員次第で扱いが変わる恐れがあると思ったからだ。

その会社のホームページの、問い合わせフォームからメールをした。

早速、該当店舗の店長を名乗る人から連絡があった。
以後、最後まで、その店長が対処にあたってくることになる。
(「最後まで」といっても、結局、納得した終わり方にはならなかったけど。)

何度も呼び出して、話し合いをした。

ダメだ、終始 のらりくらり。

あの日 作業を担当したという人まで連れてきたけど、
「憶えていないし、記録も残っていないので、うちがやったという証拠がない」の一点張り。

私「では、逆に、確実に御社の責任ではないという証拠を出して下さい」と言ったら、

「証拠はありませんが、とにかく うちはやっていません。」

私「でも、おかしいですよ?御社がやっていないなら、誰がやったのですか?」と問えば、

「…。」黙り込んだ後、「でも、やってません。」の繰り返し。

だったら証拠を…、あ、さっきも言ったか。堂々巡り。

私「どうして作業記録もないのですか!人の大切な車を預かるのに、御社はそんな いい加減な仕事をするのですか!」!

「ごもっともでございます。」。以後、また黙り込む。

ディーラーも巻き込んで、専門的な作業工程について検証みたいな話もしたが、何の進展もなかった。

巻き込んでおいて申し訳ないが、実は、その時のディーラーの言動にも私は少し不満を感じていた。
相手側がいない時にはあれだけ強気に相手側の非を強調していたのに、いざ目の前にすると、途端におとなしく、遠慮がちな物言いをするんだから。
しかも、私がディーラー側に意見を促してから、やっと控えめに口を開く感じ。

(こちらに引っ越してきて5年目。この県はそういう人が多いなぁ、と度々感じてきた。県民同士、ケンカをしない。不満があっても仲良くする。あなたは悪くないけど私も悪くない。お互い様。自分も相手を許すから、逆に、自分も必ず相手に許してもらえる、と信じ込んでいるような。狭い離島県。知り合い遭遇率も高い。県民同士で敵を作ると この土地で生き辛くなるんだろうな。)

それで、もともと無口な私が、カーッと頭に血が昇り、強い口調でまくし立てる、という異常事態に。
一歩間違えれば、「名誉棄損」「脅迫」で、こちらが訴えられてしまうかもしれない、危うい状況。

私に弁護士はいないが、相手側の会社や、ディーラーには当然いて、何かあれば出てくるだろう。

私はこれ以上 闘うべきか?



きっと、私と、相手側と、ディーラーでは、背負うものが違うんだね。

私が勝てば、相手側の、この件に関わった現場関係者の首が飛ぶかもしれない。
また、巻き込まれたディーラーは、今後 相手側の会社に対して気まずい思いをするかもしれない。

私なら、負ければ泣き寝入りをするだけ。
痛い出費だけど、貴重な勉強をさせてもらった体験を、お金を出して買ったと思うしかない。
「苦労は買ってでもしろ」という言葉がリアルに感じられる。



怒りは収まらないけど、これ以上どう闘えばいいのか分からなくなった。
疲れたので、とりあえず前を向いて、そんな自分を肯定したくなった。



どうやって前を向こうか。
残念だけど、修復しても不安要素(故障しやすさ)が残る、と言われた車を、買い替えることにした。
するとディーラーは、今回ダメージを受けた部分の修繕を、応急的としながら、無料でしてくれた。
ディーラーも私も、気持ちはもう新しい車へと移行した。

初心者だった私を3年間育ててくれて、大切な人との幸せを守ってくれた初代の愛車との悲しい別れ。
自分が招いたこととはいえ、交替の日が近づくにつれ、泣いてしまう日々を過ごした。
新車を迎えるというのに、嬉しい気持ちよりも、切なさの方が勝っていた。
応急処置を終えて帰ってきた愛車との最後の日々を惜しみ、思い出の地を巡っては写真を撮った。

とうとう新車納車の日は、感極まってディーラーの担当者の前で涙が止まらなくなってしまった。
初代 愛車と、2台目の新車。2台並べて写真を撮り、別れと出逢いが交錯した、あの日。



あれから1年が経つ。
おかげ様で、2台目の愛車とは とても相性が良い。今度こそ、末永く大切に乗りたいと思っている。
一方で、初代 愛車の写真もまだ部屋に飾っている。あの車のことは、私 一生忘れない。ありがとう!



例のガソリンスタンドは、何事もなかったかのように、今も元気に営業している。
私があれ以上 騒がなかったから、きっと関係者全員、あのまま立場を守れていることだろう。
そして、相変わらず、同じようなやり方で仕事をしているのだろう。

「家族に内緒で とにかく手早く修理したい。大げさにしないで」という人に好評らしい。
なるほど。私には合わなかったわけだ。私は、大げさな位きちんと丁寧な仕事をして欲しいんだから。

そのやり方に合っているお客さんが多いとすれば、私のようなクレームは無いのかもしれないね。
そして改善はされないのだろう。そのやり方なりの需要があるのだろうから。
(その割に安くないのにね!なぜ人気なのか不思議だけど。)



これからは、必要以上のことをスタンドに提案されたら、かなり慎重に検討しよう。
ていうか、スタンドでは、私の愛車に ほとんど触らせたくない。触っていいのはディーラーだけ。
車以外のことでもそう。後悔しないよう、身の周りのいろいろな選択は慎重にしよう。
ということも、今回 学んだ。



「罪を憎んで人を憎まず」。
今回の件で関わった人が皆 個人的には好印象な人ばかりだったから、尚更そう思うのかもしれない。
人を憎まない。憎むべきは罪である。それって、苦しいよ。人を憎めたらどんなに楽か!



ところで。
実は、今回の件で私は、心の片隅にディーラーへの不信感も芽生えてしまったことに気が付いた。
けれど、今はそれを追及するつもりはない。





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Last updated  2016年09月21日 21時34分15秒
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