おのづの介護奮戦記

おのづの介護奮戦記

3回目の相談



こんにちは おのづです
三回目の相談です 本当にすみません
実は二回目の解答を頂く前に色々問題が発生しまして自分のHPでも問題が起きまして心身共に疲れ果ててしまいました

○○病院に入院したあと母は落ち着きを取り戻したかに見えましたがそれは以前の病院と全く同じパターンなのでした

転院前の△△の先生は精神病院にいれれば精神症状を押さえるために寝たきりにしてしまうでしょう それは私たち神経内科の理想としているものとは違うのです
お母さんをある程度歩けてある程度精神障害を押さえるために最適の病院として○○病院へ転院して治療してもらいましょうと言われたので私はほっとしていたのですが・・・

入院して一回目の見舞いの時にすぐに精神科の先生から
「今後は在宅できますか?」と質問があり 私が答えにつまっていると「在宅か施設か転院かによって薬の処方が違うので一週間内に結論だしてください その際 やっぱり後で変更しますっていうのは困ります」と言われてしまいました

二度目の見舞いの時 母は病院関係者の前では大人しいふりをして私の前では被害妄想幻覚感情のコントロールができず暴言など吐きました

三度目の見舞いの時 今度は神経内科の先生にお話したいと思い 思い切って質問をぶつけてみました「母は薬の調整がうまくいけばある程度歩けてある程度精神症状を抑えてそういうことができるんですか? それとも難しいから在宅か他かという結論を早くだせというのですか?」とすると先生は 「今までの経過からみるとパーキンの薬は精神異常が強くでるので私はこのままにしたいと思います」と答えました
確かに母は今パーキンの薬は一切飲んでいません
ハルシオン0,125グラムと抗うつ剤少量です
リハビリのせいで少し自分で歩くことはできますがやはり転倒の危険性が強いので拘束されています 寝るときもベッドに拘束されています
では何の治療のためにわざわざ遠い○○病院に転院してきたのでしょうか?
△△の先生は大変良くしていただきましたがどうも今回は早く今後の決定をしてこの病院からでていってもらいたいとしかとれません
確かに閉鎖病棟なので精神分裂病や多重人格精神障害者と一緒にいます
その人達から見れば母は全然扱いやすい患者です
しかし一般病棟では難しく閉鎖病棟では優等生 そして私にだけ暴言をはく始末
これで治療は終了なのでしょうか・・悲しくなってきました
そして再三在宅は無理ですかと聞かれ私は家の事情を一から話して説明しやっと納得してもらいました

1.私にも遺伝の可能性があり早くに二人以上子供を作らないと子供達に迷惑がかかる
2.お墓の関係上できるだけ早く跡取りを産まないといけない
3.母は私の言うことを聞かないので在宅になれば24時間介護をしないといけない
4.母はデイサービスも家政婦も拒否する
5.二世帯住宅なので家事が二倍で24時間つきっきりだから3階の家事ができない(母は2階)
6.買い物に行くときもついてくるので手引き歩行しながらだといつもの5倍時間かかる
7.一人っ子なので代わってくれる人がいない
8.今までどの病院も入院を断り施設も受け付けてくれないので一旦在宅にしたらもうどこからも助けてもらえない
9.家に帰ったら母は絶対在宅以外を拒否する
10.寝るときも隣で寝ないといけない(家に帰るとおむつを拒否するので)

私が22時間介護一日睡眠2時間一日一食だったこと 遺伝の可能性があることを告げるとやっと先生は在宅をあきらめてくれました

だけど転院するにしても精神病院 老人病院 施設は全て空き待ち ケアマネもそう言っていたし 先生もケースワーカーと相談するようにとしか言ってくれませんでした

今日の母は妄想の嵐で又自分が結婚させられるとか解剖の書類ができているとか 私がお菓子を全部持ってこなくて一部だけ持ってきたことに腹を立て
「なんて冷たい娘だ おまえなんか心底鬼だ!」
とののしり 自分の境遇の哀れさを延々と言い(看護婦が無視する)私がいくら違うよとかベルトも転倒防止のためだよと説明しても怒り出す始末 最後にはとうとう喧嘩になってしまい「こんな冷たい娘なんていらないよ おまえはどうして私のすることなすこと文句をいうんだああああ 鬼だあ」というので私も切れてしまい
「そんなに冷たい娘だというのなら 側にいなくてもいいよね もう帰るよ そしてもうこないからね」と言ったらわーわー泣き「ごめんよお ごめんよお 側にいてくれよお 帰らないでおくれよお」とこの始末・・・
私は本当にこのごろ吐き気がひどくて熱もあり変な汗もかき具合が悪い中手続きに走り回っていたので今日は嫌になってしまいました

これでも治療は終わりなんでしょうか
私は今日の出来事を先生に手紙に書いて渡してもらうように頼みました

○○病院で母にとって良い改善がなされるものだとばかり思っていたのに
追い出されようとしている 在宅は難しいというとみな非難する 私がいくら現状はこうなんですと○○病院の精神科の先生に訴えても「私に相談されても困ります 早く決断してください」と言われました
先生にしてみれば私の家庭状況などどうでもいいことで早く治療方針を決めたいだけなんでしょうか
病院とは家族のフォローをしていただけないところなんでしょうか
△△の先生方があまりに優しく相談に乗っていただけたので今回は悲しいばかりです

このまま 何の治療もせず転院させていいのでしょうか
これが相談です   おのづ

「ケアする人のケア」からの解答

痴呆のため、精神科医は「これ以上の改善は望めない」と判断しているのでしょうか。
お母様の予後予測についての認識が、おのづさんと精神科医と神経内科医で異なる
のかもしれません。
○○病院の先生は、現実検討を迫っているんでしょうね・・「これ以上は状況は改
善しない・・とすれば在宅を受けいるれるか、転院かは、介護者である貴方の問
題・・・」という感じでしょうか。
おのづさんの、葛藤や苦悩の背景には次のような要因があると思います。傷ついた
らごめんなさい。
 1.予後(改善の見込み)が予想つかない。でも母親の改善を信じたい
 2.治療者側と家族の予後認識についてのズレ(治療者:改善はあまり見込めな
い、介護者:なんとかなるのでは)
 3.母親への愛着(母親と離れたくない)
 4.介護の負担
 5.協力者の問題
 6.娘としての自分、母親になりたい自分、妻としての自分の間の役割葛藤
 7.医療への不信感(誰を信じればいいのか)

今後についてですが・・・
一人っ子なので、一人で抱えてしまわざるを得ない・・・「一人っ子の介護」のあり方を考えさせられます。
おのづさんは、(悲しいかもしれませんが)予後について、しっかりと認識するべきだと思います。
その上で、娘としての役割を選択しお母様のために生きるのか、子どもを生み育てる母親としての役割を担うのか、妻としての役割を担うのか・・・「選択」が迫られている時期になっているのだと思います。どれを選択しても「おのづさんの人生」です。
いずれにせよ「わりきり」が大切です。「母親への愛着」「わりきれないから苦悩している」のもよく理解できますが、このままでは、葛藤に埋没してしまうような気もします。「わりきる」時には、何かが喪失されます。
悲しみや痛みを伴います。でも、それはしかたがないことです。
全ての役割を自分で担おうと思っても無理ですし・・。全てを協調させていくためにはすくなくともご主人の協力が必要です。

渡辺俊之

******************************



© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: