真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2010年05月10日
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実はその「きっかけ」となったのが、本日掲載した「ひもろぎ(神籬)」と「いわさか(磐境)」を映した画像だったと、今宵は昨日の出来事を反芻しているところだ。

この画像は、中央に屹立する「ナギの木」(国指定天然記念物)が「ひもろぎ」、そしてその下方に位置する苔むした岩石を「いわさか」とする見立てで、その「聖なる樹木と聖なる岩石」は、双方が寄り添うというよりも、既に「ひとつ」となった風情を醸し出しており、太古日本の祭祀形態を今に伝えるような佇まいを感じる。(以下はブログ内の関連記事)

2008年7月11日の日記・「イワナガヒメとコノハナサクヤヒメ」
http://plaza.rakuten.co.jp/opektal/diary/200807110000/


数日前にこの画像の写真を、ある感性の豊かな知人に披露したところ、「イワナガヒメ」が観えるということから、もう一度同じ写真の原版を見てみたいということで、昨日改めて現像してみたものが今日の画像である。(この写真の撮影は2002年5月初旬)

上記の2008年7月11日の日記に掲載した画像と同じだが、また少し違った趣が感じられると思う。(今回の現像により、画像の下方にピンク色の光が隠れていたのを確認できた。)


さて、そのような背景があって昨日の夜、ほぼ同じ時間帯に「ニシキトベ」に深い関わりのある方、そして今「ヤサカトメ」に強く惹かれている別の方から連絡が入った。

この二柱の女神を簡単に紹介すると、「ニシキトベ(丹敷戸畔)」は神武軍との戦い敗れたとされる紀州熊野は先住民の女酋長で、丹生都比売(ニュウツヒメ)につながる・・・「ヤサカトメ(八坂刀売命)」は諏訪大社の下社の祭神で、建御名方命(タケミナカタ)の妻である・・・となろう。



さらにその海人族系「出雲(いづも)」の、さらに大元となる候補地を含めて、九州北部の博多湾に浮かぶ〔志賀島〕を根拠地とする海人族系「阿曇(あづみ)」が想定されることから、近くの高祖山地(福岡県)の「くしふる山」の麓か、あるいはその近辺を拠点としていたであろう女酋「イワナガヒメ」が浮かび上がってくるのであった。


奇しくも先月の4月26日の日記で紹介した書籍、『 日本神話と古代史の真実 』 松重楊江 著(たま出版2010.4.12初版)によると、そのの冒頭には・・・吉武高木に王宮のあった「磐長姫(イワナガヒメ)」は、初代の猿田彦命(サルタヒコ)が病死したのちに、女王となって王権を継ぎ、長く君臨した・・・とあり、その「サルタヒコ」の妻だった「イワナガヒメ」を、「卑弥呼(天照大神)」以前に実在した「女王の魁」としている。


以上・・・どうやらこれは繋がっていて、いよいよ《「イワナガヒメ」のおでまし》ではないか・・・という直感のもとに、拙い文章を披露した次第である。

ちなみに、日本の国歌『君が代』は、その「磐長姫」を讃える御歌とする説もあり、実に興味深い。

〔 君が代は  千代に八千代に  さざれ石の  巌(いわお)となりて  苔(こけ)のむすまで 〕





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最終更新日  2010年05月11日 09時38分10秒


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