真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2012年12月13日
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一般的に毎年12月22日の「冬至」は、一年で最も日照時間の短い日であり、それから3日間(12月22・23・24日)は、太陽の南下が目測上は止まったように見えて、「南十字星」と「太陽」の位置が並ぶ期間となる。(※例年の冬至は12月22日だが、今年は12月21日が冬至日となっている。)

これは、「キリスト(太陽)」の「十字架(南十字星)」の刑(12月22日から25日までの3日間)による、〔 死と復活 〕を意味すると考えられるとのことだ。(太陽の死=12月22日~~~太陽の復活=12月25日)

そして12月24日の夜に、「三ツ星」と「シリウス」が直線に並び、その直線上に翌12月25日の「キリストの復活」を意味する「太陽の日の出」を迎えて、メリー・クリスマスとなるわけである。

そこをもう少し詳しく解説すると、12月25日の早朝に、オリオン座の「三ツ星」の後に、大犬座の「シリウス」が東方の夜空に昇り、その三ツ星とシリウスが直線に並んで示す下方の方向に、地平線(水平線)から出現する「太陽(キリスト)」の日の出(誕生)を見るということになる。

そのようにして、「南十字星」に寄り添う期間の過ぎた12月25日の日の出より、「太陽」が昇る位置は再び上昇し始めるということだ。

驚くことなかれ・・・この「12月25日」を聖日とする宗教はキリスト教に限らず、BC3500年頃→古代エジプトの「ホルス」、BC1200年頃→ペルシャの「ミトラ」、BC900年頃→インドの「クリシュナ」など、その他多くの宗教において、この《救世主誕生》の似たようなストーリーを持っているということである。

以上、「十」に纏わる「南十字星」の話から、なかなか飛躍した展開になったわけだが、天体の運行と世界の信仰や神話物語が、これほど共通項が多く密接な関係にあったとは、実に興味深いところである。

★関連記事・・・​ 2008年6月18日・「何だかワクワク~! 」

★関連記事・・・​ 2008年12月25日・「なぜ!12月25日?」

さて昨日の日記では、「三種の神器」を「月・日・星」の天体に擬えたが、今回はもっと身近な動物に擬えてみよう。その身近な動物とは「蛇」である。

その「蛇」を「三種の神器」と見立てる発想は、「鏡」の「カガミ」という発音から生まれた。

日本の民俗学的考察から「鏡」の語源を探ると、「蛇」の古語は「カカ」とされ、その「蛇」の太陽光が反射して輝く真ん丸な目を「カガメ」と言い、それが形状としても「鏡」の原型とする説がある。

その蛇の目が「鏡」だとすれば、その蛇の長い胴体が伸びた姿は「剣」に見立てられ、そして「勾玉」とは蛇がトグロを巻いた姿を髣髴とさせるではないか・・・。

なんと一匹の「蛇」に「三種の神器」を見出せた私は、そこで来年の干支が「巳年」であることに気づいた。

思えば出雲大社の「神在祭」は旧暦10月10日に、この季節になると「稲佐の浜」に打ち上がる「セグロ海蛇」を神として迎え、これを三方に飾り「龍蛇様」として神殿に奉納して初めて、旧暦十月は神有月の祭事の始まりとなり、これが毎年欠かさず斎行される「しきたり」であった。

そして、いよいよ巳年(蛇年)の来年は、出雲大社と伊勢神宮の日本を代表する神社の御遷宮の年である。

昨日を以て「神有月」の期間を終え、いよいよ今年の「冬至」を八日後に控えた本日の新月(旧歴11月1日)を迎え、身の引き締まる思いのする今日この頃である。


◎今日の画像は、「草薙剣」たる「南十字星」を髣髴とさせる角度で撮影した造形である。

[ 究極の構造 ] ​ ・・・。





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最終更新日  2018年05月28日 16時21分08秒


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