真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2014年08月07日
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ここでは一帯に様々な種類の石組みが散見され、磐座ファンの者にとっては、たまらない空間であろう。

その中でも特に印象に残った磐座を映した画像が上である。その巨石群のある広い空間を、童心に返ってヒャハ~!とか歓声を上げながら、磐座の数々を愛でていたのだが、この画像の磐座のすぐ近くを通る時になると、なぜか神妙な心地になっていた。

そこで、フト「私を見て!」という声が聴こえた感じがしたので、その岩組みを観察すると、一目で「女性性」を強く感じさせる磐座と分かった。そこで、少し離れて周囲の磐座群との関連性を伺いながら、その全体像を俯瞰してみると、この「女性性」を感じさせる磐座が、この規模の大きな巨石群のなかで祭祀を行う中心的施設だという直観が走ったから不思議である。

その後、数名の感性の豊かな方にこの画像を見せたところ、「母性」とか「女性自身」などという明確な感想が返ってきたので、これはほぼ間違いなく「女性性」を象徴した磐座である。おそらくこの画像を見れば、分かる人には分かるであろう。

この磐座の前方には、それなりに広い空間もあるので、おそらくここは「地母神崇拝」が行われた聖地であったことが伺える。

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そして上の画像は、山頂にあるストーンサークルの、ほぼ中央にある高さ約80cmの、少し斜めに立つ石柱を真上から撮影したものだ。

この季節の山頂は青草に覆われて、ストーンサークルの全体像は見出せなかったが、散見される山頂部の岩々の中では、特にこの石柱に強く魅かれた。この石柱の絶妙な傾き加減も、おそらくは季節の節目に、目星となる天体を指し示していたのであろう。

ようやく山頂に立てた喜びを噛み締めつつ、その山頂部を暫く周遊した後に、近くにある木陰に隠れて昼食を取った。そして今回、まさしくお導きで登らせていただいた「米神山」の登拝の意味を、改めて考えることに・・・。




◎関連記事・2012年8月21日の日記・タイトル「山口と九州を貫く南北軸」⇒ リンク

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この最後の画像は、「米神山」の山頂から南方を展望した風景で、遠方に薄く豊後富士と謳われる「由布岳」と、連なる「鶴見岳」を確認できる。

上で取り上げた「山口と九州を貫く南北軸」には、数年前から「米神山」もその南北軸に深く関わっていると感じ始め、麓にある登山用の駐車場までは何度か来ていたのだが、いよいよ今回の登拝の実現により、(私の心中では)本格的に「山口と九州を貫く南北軸」が繋がったという実感がある。

そして山頂で一服していると、まるでそれを示唆するかのように、この「米神山」の山頂からみて、ほぼ真北の方位となる「萩(山口県)」に住まう知人から携帯に連絡が入った。その知人には、かつてこの南北軸の重要性を語っていたことから、なるほどこのタイミングでこの電話とは、やはり「山口と九州を貫く南北軸」が深く繋がったことを証明してくれるものと感じた次第である。


ここで、その「山口と九州を貫く南北軸」に関わるポイント地点を、北から南に向かって羅列しておこう。

 「北」・・・萩・山口・宇佐・御許山・米神山・由布岳・祖母山・高千穂・西都原・都井岬・・・「南」

加えて、今回の7月26日から29日にかけて車の動きを俯瞰すると、九州全域の臍たる「阿蘇山」を中心として「8」の字、あるいは無限大(∞)のマークをなぞるように移動したことが分かり、とても感慨深いものがあった。

艮(東北)の「富士山」と坤(西南)の「阿蘇山」という対比で、その陰陽関係を語られる場合もあるが、いわゆる〔表〕の「富士山(男性性・凸)」に隠れた、〔裏〕の「阿蘇山(女性性・凹)」に秘められたハタラキの復活めいたものを、実地の体験を通して改めて感じさせられたところである。





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最終更新日  2018年05月29日 13時56分34秒


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