真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2024年02月04日
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前回の日記 ​の最後に、地図上で《日本の重心》たる「禄剛崎(ろっこうさき)」を見ていると、この岬を「扇の要」とする「舞扇」のイメージが浮かんできたと書いた。

その”岩戸”が開いた如くに全開した「舞扇」を地図上に描いたものが、上の地図の”青色の線”で画いた扇状の図形の言わば〔青の舞扇〕である。

この舞扇の図形を描くに至った経緯を紐解くと、今回の地震が《日本の重心》に関係すると直感した私が、震源地に近い「禄剛崎」を地図上で俯瞰して観ていた時・・・この”岬”を「扇の要」と見立てた場合に、開いた扇の二本の「親骨」の端は、それぞれ何処に向かうのだろう・・・という思いが浮上したのであった。

そういえば、私がこれまでに「舞扇」をイメージして日本地図に大きく描いた例は、(冒頭地図にあるように)「富士山」を”扇の要”とし、一方の端を山口県にある「本州最西端」の「毘沙ノ鼻(びしゃのはな)」、もう一方の端を青森県にある「本州最北端」の「大間崎(おおまさき)」とする”赤色の線”で描いた言わば〔赤の舞扇〕であった。

ということで冒頭の話に戻るが、「禄剛崎」を”扇の要”として、上記の〔赤の舞扇〕とは反転した(逆向きの)舞扇を描こうとした時、なぜか〔国土地理院〕が認定する”東西南北”の「本州最先端」の中で残る(私もまだ訪れたことのない)「本州最東端」と「本州最南端」に向けて軸線を引いてみようという思いが湧くのであった。

早速、”開いた扇”の一方の端を岩手県にある「本州最東端」の「 魹ケ崎(とどがさき)」 、もう一方の端を和歌山県にある「本州最南端」の「潮岬(しおのみさき)」として、”要”とした「禄剛崎」から上記の二つの端へ向けて直線を引き、また”要”を中心にこの二つの端をつなぐ円弧を描いた図形が、冒頭地図に描いた〔青の舞扇〕ということだ。

そこで、実際にこの図形を描く過程で気づいたのだが、”扇の要”の「禄剛崎」から「本州最東端」までの距離と、同じく「禄剛崎」から「本州最南端」までの距離が、上の地図では”ほぼ等しい距離”だったことから、私的にはイメージ通りの理想的な「舞扇」の形状が描けたという実感があった。



つまり、地図上の「赤の舞扇」を支える”二本の親骨”と「青の舞扇」を支える”二本の親骨”の、陰陽合わせた”四本の親骨”が、日本列島の”親島”といえる「本州」の、四方(東西南北)の端を交互にしっかりと支え合うことになり、国民生活の「安寧」を約束する「国土の構造的安定」につながったと感じた次第である。



ここで思い返せば、私なりの「真理探究」の道程は、”軸線構成の立体幾何における構造安定化の摸索”と共にあったといっても過言ではない。

つまり、軸線(綿棒)の両端をつないで構成する立体は、ほとんどの場合に不安定な構造となるので、これをいかにして崩れないように構造的に安定させるかということが、軸線構成による立体幾何のテーマであり醍醐味でもあるということだ。

参考かたがた上に掲載した画像は、全部で18種類ある基本立体(正多面体の5種類と準正多面体の13種類)を、全て同じ長さの軸線(綿棒)だけを用いて、小さい立体から一つづつ〔内部構造を含む全体の構造安定化を実現する〕ということを目標に掲げ、自分なりの探究を初めて16年後の1998年に、基本立体の全ての構造の安定化を具現化した際、これらを一堂に並べて撮影したものである。



さて上の画像は、冒頭画像に描いた《日本の重心》たる「禄剛崎」を要とする〔青の舞扇〕と《日本の主峰》たる「富士山」を要とする〔赤の舞扇〕の二つの骨格に、それこそ〈舞姫〉が手に持つ「舞扇」のごとく、双方の色合いに”扇面”を染めたものである。

実はこの二つの「舞扇」を地図上に見出せたと同時に、さらに一回り大きな三つ目の「舞扇」が観えてきて、これを地図上に描いたものが上の画像の”緑の線”で示した扇状の図形だ。

この言わば〔緑の舞扇〕は、〔赤の舞扇〕を基盤としてさらに角度が広がり、同じ”要”の「富士山」から九州の西南方面に伸ばした”緑色の線”が「親骨」となるわけだが、この伸長した”緑色の線”を拡大し分かりやすくしたものが、冒頭地図の「富士山」と「野間岬(のまみさき)」(鹿児島県南さつま市)を結ぶ軸線である。

この「富士山」と「野間岬」を結ぶ”軸線”について知ったのは以下に紹介する書籍だが、著者は『古事記』の神話物語を深読みすることで見出せた「聖軸」(”夏至の日の出”と”冬至の日の入”を示す方位線)と説いている。

※参考書籍・・・書名『朝日の直刺す国、夕日の日照る国』・池田 潤 著作(郁朋社 2003年初版)

この「富士山」と「野間岬」を結ぶ”聖なる軸線”に強い感銘を受けた私は、この軸線上にある歴史的にも有名な「富士山」・「朝熊山」・「室戸岬」・「足摺岬」・「野間岬」に何度か訪れたことがあり、自身の歴史を洞察する感性を養う上で血と肉となっている。


そこで改めて、上の地図に描いた〔緑の舞扇〕を見てみよう。実は今の私にとってこの〔緑の舞扇〕は、”陰の〔青の舞扇〕”と”陽の〔赤の舞扇〕”の、その”陰”と”陽”の舞扇が和合した”統合の象徴”として浮上し、心中に見出せたのではないか感じている。




また、当日記で多用した「舞扇」とは、そもそも〈日本舞踊〉で使用される主に女性の嗜む道具である。

ここで想像の翼を広げれば、これまで記してきた私の心中に現れ”日本列島”に浮上してきた、順に赤・青・緑と三種類の「舞扇」を利用することで、それこそ律動する日本の国土において『日本民族のよみがえり』をいざなう新たな”日舞の演目”を創作することもできるであろう。

古歌に『日の本は岩戸神楽の昔より 女ならでは世の明けぬ国』とあるように、やはり この激動の転換期を乗り越え推進していく先導役は”日本の目覚めた女性たち”であろうと、改めて感じ始めた【立春】である。





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最終更新日  2024年02月04日 13時49分26秒


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