怪獣亭非日常

怪獣亭非日常

2012.03.20
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しかしもっとこの作品を楽しむためには事前に幾つかの映像作品を見ておくともっと面白い。
なのでここでは映画「電人ザボーガー」をもっと楽しむために観ておいた方がよいものを紹介してみたい。




#1「たたかえ! 電人ザボーガー」
#2「これが秘密殺人強盗機関シグマだ」
#3「大暴れ! 水爆ゴリコング」
#4「シグマ殺人基地 殴りこめ」
まず設定編であり個性的な幹部が登場する第1~4話は面白く欠かせないだろう。悪之宮博士の悪をなす理由、人間不信の念も悪之宮とが自ら大門博士とのやりとりで口にしており興味深いところだ。4話では悪に染まるザボーガーの姿もみられる。

#10「シグマ団・恐怖の地獄作戦」
#11「ジャンボメカ 東京破壊作戦!」
1クール目の大きなヤマ場であるΩ地獄計画のクライマックス。映画のクライマックスと重なるので比較する意味でも見逃せない。

#14「不死身の殺し屋ギルコンフー」
#15「死斗!! 謎のシグマ大魔城」
映画版にも登場するシグマ大魔城建設編のクライマックス。
実は全編で一番面白いのがこの大門豊が兄弟であるザボーガーを救うためにめちゃくちゃな強さと頑張りをみせるこの前後編なのだ。必見。

#17「殺人キック! メカボーグチーム」
映画版で大暴れする3人組の女サイボーグミス・ラガーズに相当するアメフトサイボーグであるラガーズ1、2、3が登場するエピソード。一般人のラガーメンを改造したラガーズ3の最期がとても重いのはピープロティスト。

#19「キリマンジャロの赤い豹」
映画版ではの幹部の一人となるバーナー8が登場。脚本の上原正三がウルトラセブンの「700キロを突っ走れ」をセルフリメイクしている点で興味深いところ。

#26「強奪! 狂犬ロボット・ブル・ガンダー」
#27「激突! ザボーガー対ブル・ガンダー」
異形のシグマメカ、ブル・ガンダーの登場編。車型のメカ、ガンダー三体はザボーガーの攻撃を受け付けない強敵として描かれており最強というべきデス・ガンダー編(#23-24)の方が実は面白い。
なお、このエピソードは一峰大二がコミカライズしており映像作品よりも漫画の方が人物設定に優れているので興味のある方は是非一読を。映画でも印象的なおでん屋に扮したミスボーグもここでみられる。

#31「空飛ぶ鉄拳!! アイ・ロボッター」
#35「爆弾フラワーを巨大化せよ!!」
ミス・ボーグの最期を描く二部作。31話で悪之宮に爆弾を飲まされたミス・ボーグの死の恐怖と最後の戦いが描かれている。
影を強調した死の演出が藤山律子の悲痛な表情とあいまって圧巻。(監督は山田健)
死の演出については#8の海賊ジャックの最期も捨てがたい。

#30「飛竜三段蹴り対サンダーパンチ」
#34「ゴールド・ジャッカー! 首を捜せ!」
#36「空飛ぶ巨砲 ドルカノン」
#38「決戦!! ザボーガー対悪之宮博士!!」
大門のライバルである秋月の物語。#30で大門に敗れシグマから離れた秋月は#34で復活。少女冬子の命を引き換えに再びシグマに従うハメになる#36では秋月の不器用な恋描かれ#38で大門との戦いの日々と決別が描かれる。なお映画版のAKIKOにあたるレディボーグも37話から登場。#38の強敵ブラックヒッターの戦いぶりにも注目。

#39「大滅亡! 悪之宮博士の死」
シグマ団編の完結編。悪之宮博士の隠し武器にも注目。

#52「ストロングザボーガーよいつまでも」
ザボーガー感動の最終回。エネルギーのダイモニウム枯渇で活動不能になったザボーガーと大門豊が恐竜軍団に最後の戦いを挑む。

「片腕マシンガール」
「電人ザボーガー」は井口昇監督の作品やキャストを知っているとさらに面白い。
「片腕マシンガール」はアメリカ向けの低予算アクション・ホラーとして製作されたがザボーガーでも同じ布陣となった特殊効果の西村喜廣、VFXの鹿角剛司の協力もあり徹底した血が噴水のように噴き出すスプラッタと抒情・情念、笑いが同居する稀有な作品になっている。

本作で息子を理不尽に殺されたヤンママを演じた亜紗美(前作「おいら女蛮」のヒロイン・・・この映画でのあるシーンでの亜紗美の表情はザボーガー劇中のあるシーンでの演技に近い)は井口組のクイーンというべき存在で「電人ザボーガー」ではミス・ラガースのリーダーを演じている。
そのほかザボーガーの中で中野を演じたデモ田中(印象的なヤクザのひとり)、松江を演じた岸健太朗(スーパー遺族の一人)、大臣を演じた島津健太郎(凶悪なニンジャニシテヤクザ・キムラ)、眼帯男爵の石川ゆうや(マシンガンの腕の製作者)らは繰り返し井口作品に登場する常連役者たちだ。

「ロボゲイシャ」
同じく井口監督による「片腕マシンガール」に続く堂々たる娯楽作品。
本作に登場する影野製鉄ロボは城のかたちをした巨大ロボでシルエットはシグマ大魔城を思わせる。ヒロインヨシエが変形するゲイシャタンクの疾走はストロングザボーガーに相通じる。
また竹中直人が演じる車椅子の老人とその装備は悪之宮博士のものである。

「戦闘少女 血の鉄仮面伝説 」
井口・西村・坂口祐の三人が監督した文字通り形のアイドル映画。
「スケバン刑事2少女鉄仮面伝説」のパロディーはもちろんこれでもかという位のヒルコと呼ばれる異形の乱舞と血しぶきアクションが爆笑の中で展開する。
本作で島津健太郎が演じた対ヒルコ兵器雷電はミスボーグに似た二本の角を持つサイボーグである。またザボーガーでの竹中直人の怪演と悪のりは本作を見ていれば納得。

この他西村喜廣監督の「東京残酷警察」「吸血少女対少女フランケン」「ヘルドライバー」などもみておくとさらにキャスト面の面白さや特殊効果の面白さがさらに増すのではないか。
「ウルトラゾーン」内の「ウルトラゾーンチャンネル」や「古代少女ドグちゃん」および「古代少女隊ドグーンV」にもキャスト・スタッフが共通する。

「電人ザボーガー」をみてからでもいいのでさらなる井口・西村作品にふれてみては如何だろう?






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最終更新日  2012.03.22 02:14:18
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