2005年04月25日
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バンナー地区はバンコク都の外れで、サムット・プラカーン県に隣接する。もともとは何もない場所だったらしいが、整備中のバンナートラッド通りには高架の高速道路が通り、周囲にニョキニョキと高層ビルが立っている。高層ビルの周囲はオフィス街の雰囲気だが、少し離れれば昔ながらの庶民の暮らしが見られる。このような高層ビルにオフィスがある会社に勤めるのは初めてだ。

朝晩の出社退社はもとより、外出するのには必ずエレベータを使うことになる。常時4機のエレベータが動いている。タイでいつも思うのだが、タイのエレベータというのは、待っても待ってもなかなか来ない。速度が遅いように思うし、なにしろ運転プログラムというかモードと言うか、とてもいい加減ではないかと思う。何しろ出勤時などの利用者が多い時間帯は、5分以上も待たされるのも珍しくない。4機とも最上階で長時間止まっていたりするのは何なんだ。

ちょうど昼の12時にオフィスを出た。顧客の工場に向うためだ。エレベータ・ホールには2~3人が待っている。エレベータはなかなか来ない。下行きのボタンが押されている。5分ほど待つ間に10人ほどに増えている。同じ会社のOLもいる。全員が下に向うのは間違いない。ところが、なぜか誰かが上行きのボタンを押した。下に行くのではないのか。なのに上行きのボタンを押すのはなぜか。理解できないタイ人の行動。

チンという音とともに、一機のエレベータのドアが開いた。止まったエレベータの表示は上を指している。上行きのボタンを押したから止まったわけだ。なんと、そのエレベータに乗り込むタイ人がいる。同じ会社のOLも乗った。彼女は昼食に出るのだから、下に行かなければならないのは明らかだ。気がつくと自分以外の待っていた全員が上行きのエレベータに乗った。あれ?一瞬戸惑う。いや、自分は下に行くのだ。エントランスから外に出るのだから。

上行きのエレベータのドアが閉まる瞬間、再びチンという音とともに向かい側のエレベータのドアが開いた。下行きのエレベータ。案の定混んでいて、やっと一人が乗れるだけのスペースがあったのは幸運だ。他の人たちはこれを待っていたのではないのか。上の階に行くと何があるのか。

動きだしたエレベータ。すぐチンという音と共に、すぐ下の階で止まった。もう人が乗れるスペースは無いのだがドアが開く。誰もいない。だれかが呼び出しのボタンを押したから止まったはず。だれもいないのはなぜなんだ。ドアが閉まりまた動きだす。またチンと止まってドアが開く。だれもいない。それが地上階まで繰り返される。一体何なんだ。だれかがいたずらしてるのか。

考えてみた。自分が待っていたときのように、だれかが上行きのボタンも押したのだろうか。先に上行きのエレベータが来て、待っていた全員が乗ったとしたら、誰もいないのに下行きのエレベータが止まったのも納得できるわけだが。それにしても、何でみんな上に行ってしまうのか。どうしても判らないのだが。





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最終更新日  2005年04月26日 00時36分41秒
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