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監督 小林恒夫
原作 川内康範
脚本 川内康範
撮影 星島一郎
美術 進藤誠吾
音楽 小川寛興
出演 大村文武、柳谷寛、若水ヤエ子
宇佐美淳也、峰博子、佐々木孝丸
須藤健、小宮光江、長谷部健
本編51分 モノクロ シネマスコープサイズ
劇場版「月光仮面」の第1作で昭和33年(1958)7月公開。2部構成になっていて、解決篇は「月光仮面 絶海の死斗」として同年8月に公開。
テレビで「月光仮面」(大瀬康一 主演、船床定男 監督)が放送されたのは昭和33年(1958)2月から翌34年7月まで。全130回で、第1部「ドクロ仮面」は第1回のみ30分、2回目以降は10分間で月~土に放送。全5部あり、第2部から毎週日曜日に30分間となる)
私が小学校に入学する前後の頃で、まだ一般家庭にテレビが普及していない時代。我が家もそうですが、テレビを見ることができる家庭は限られていました。(余談として、月光仮面が原付に乗っていたと言って、笑って馬鹿にする人がいるけれど、ホンダの250CCなので原付ではない。劇場版では「陸王」に乗り、350CC、750CC、1200CCのどれかは不明)
宇宙科学研究所の実験場で中山博士(宇佐見淳也)が開発した「HOジョー発爆弾」の爆発実験がおこなわれ、成功を収めます。 大気中を一瞬で真空状態にし、動物も植物もみな窒息死させてしまうという世紀の発明「HOジョー発爆弾」を博士は平和利用の目的で開発したのだが、その機密書類をめぐって国際スパイ団のどくろ仮面一味が暗躍する。
中山博士宅に秘密をさぐるために女中として潜入していたどくろ仮面配下のユリ(小宮光江)が祝探偵(大村文武)に見破られて警察に捕らえられる。 松田警部(須藤健)に尋問されるが、固く口を閉ざすユリ。
どくろ仮面は「捕らえられた以上はユリを許さない、それがスパイ団の掟だ」と言って、ユリの兄であるタイガー(長谷部健)の手でユリを殺すよう命令する。妹を殺すことに躊躇するタイガーを裏切り者として一味は消してしまおうとする。
祝探偵事務所に養われている戦災孤児の木の実ちゃんがどくろ仮面に拉致され、中山博士の前で天井から吊して炎の中に下ろしてゆく。この子を助けたければHOジョー発爆弾の機密書類を隠した場所を白状しろと博士に迫ります。 さすがに小さな女の子が痛めつけられるのを見せられては耐えきれず、中山博士は娘 あや子(峰博子)が首に下げているロケットの中だと白状する。
月光仮面が現れ、博士と木の実ちゃんを確保するとともに、そのどくろ仮面一味のアジトに警官隊が殺到して銃撃戦になる。逃げ出すどくろ仮面たち、背景に「ど~この誰かは知らないけれど、誰もがみ~んな知っている♪」と主題歌が入って追跡する月光仮面。 いいところで次回につづく、と。昔の連続活劇映画ならではの味わいがあります。
月光仮面とは何者なのか?、映画の中ではまったく説明がなく、いきなり登場しても誰も不審に思わない。月光仮面という正義のために働くヒーローを誰もがみんな知っているのが前提になっているんですね。
この当時のヒーロー物に登場する悪役たち。国際陰謀団とか国際スパイ団とか、何々団、何々党など、白いトンガリ頭巾や黒頭巾や黒マントとかを着ていて、一目見て怪しい感じで悪役丸出しの扮装です。 今作のどくろ仮面一味は、首領と同じどくろの面と黒マント、あるいはトレンチコートにソフト帽と黒覆面。今見ると、目立ってはならないスパイ団としては、これではまずいのではないかと思ってしまうけれども、当時はまったくそんなこと考えもしなかった。このような悪人たちのコスチュームをカッコ良いと思ったし、あこがれたりしたものです。
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