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私が幼い頃は、家の近くに沢山のガジュマル(榕樹)の大木が生い茂っていたこともあってか、ガジュマルを住処とする沖縄の妖怪・キジムナーに恐怖心を抱いていた。昼間の明るいうちは、キジムナーの存在すら忘れているものの、夕方遅くまで近所の友だちと遊んでいると、ガジュマルが風に揺られてざわざわと音を立てただけでも鳥肌が立ってしまったほどだ。今思えば、何故あんなに妖怪が怖かったのかさえ理解出来ないのだが、子ども心に妖怪が怖いと思い始めた原因はきっと、『早くおうちに帰らないと、キジムナーに目ん玉を抜かれるわよ~!』、『そんな危ない所で遊んでいると、キジムナーに足ひっぱられるわよ~!』などと、聞き分けのない私たち子ども連中を脅し続けた近所のおばちゃんにあると今でも思っている。どうやら、この近所のおばちゃんのように妖怪を子どものしつけに利用するというのはそう珍しくもない方法のようで、時にメキシコ人やメキシコ系アメリカ人の家庭でも良く見られるそうだ。ただ、所変われば妖怪も変わる訳で、メキシコ人やメキシコ系アメリカ人の家庭では、スペイン語でEl Cucui (エル ククイ)もしくはEl Cucuy(エル ククイ)と呼ばれる得体の知れない妖怪が子どものしつけに登場する。このEl Cucui /El Cucuy(エル ククイ)は、英語ではMexican bogeyman(メキシカン・ブギーマン)、The Cucui /The Cucuy(ザ・ククイ)などと呼ばれており、クローゼットの中やベッドの下、または暗闇の中で目を赤く光らせている妖怪とされているそうだが、姿かたちは誰も知らないという実にミステリアスな妖怪である。ミステリアスなせいか名称も一致しておらず、El Coco(エル ココ)、 El Cocu(エル コク)、 El chamuco(エル チャムコ)、 El Kookooee(エル クークーイー)などと実に様々な呼ばれ方をされているそうだ。その上、悪さをした子どもを食べるとか、聞き分けのない子どもを誘拐するという伝説まであるので、子どもがやたら怖がるのも無理もない。その伝説を利用して、親の口からEl Cucui /El Cucuy(エル ククイ)の名前が出てくるのは、子どもが悪さをした時や言うことを聞かない時、そして夜遅くに子どもを出歩かせないようにする為で、私の知人も、子どもが駄々をこねた時なんかは『El Cucui is coming to get you!(ククイが襲いに来るわよ!)』と言っては、良く子どもを泣かしていたものだ。私の夫も例にもれず、El Cucui /El Cucuy(エル ククイ)の名前を聞いて育ったそうで、幼い頃は良く、『Te va a comer el Cucuy!(ククイに食われるよ!)』と親に脅されて、やっと言うことを聞いていたのだとか、、、。さらには、『oo-ee・・・(ウーイー・・・)』という、日本でいう『恨めしや~、、、。』に似た調子の効果音つきで、El Cucui /El Cucuy(エル ククイ)が出てきた様子や近づいてくる様子が表現されることもあり、側で見ているだけでも、El Cucui /El Cucuy(エル ククイ)を本気で怖がる子どもたちが気の毒に思えるのだが、このようにして、El Cucui /El Cucuy(エル ククイ)の怖さが着実に次世代に受け継がれていくと同時に、「クローゼットの中やベッドの下でEl Cucui /El Cucuy(エル ククイ)が待機していても、いい子にしていれば大丈夫。」という洗脳も確実に行なわれるのである。しつけに子どもの恐怖心を利用してもいいものなのかという議論はさておき、El Cucui /El Cucuy(エル ククイ)は、親たちにとっては多少なりともしつけの助っ人的な存在になっていると言えるが、メキシコ人やメキシコ系アメリカ人の家庭に語り継がれている妖怪はまだまだ他にもいる。アメリカでそういう類の話(妖怪話やホラー話など)をするにはまだ時期が早いのだが、また近いうちに、メキシカン・アメリカンな妖怪を紹介したいと思う。参考文献:Rafaela G. Castro, "CHICANO FOLKLORE -A guide to the folktales, traditions, rituals and religious practices of Mexican-Americans-": P.74参考HP:The Brownsville Herald "El cucuy has roots deep in border folklore" by Kevin Garciahttp://www.brownsvilleherald.com/news/cucuy_67365___article.html/chupacabra_children.html
2007.08.08
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犬を飼っているということもあり、広い庭付きの一軒家を借りているのだが、芝刈りをする度に『広い庭付きはよしておけば良かったかな~。』と後悔の念が湧いてくることもある。業者による庭の手入れ付きで貸してくれるところもあるが、大抵、一軒家となるとそうもいかないらしく、私が今住んでいる家もTenant(テナント:借家人)が芝刈り、水遣り、雑草抜きなどの庭の手入れをすることになっている。賃貸契約書にも記載されているが、庭の状態も例に漏れず、借りる契約を交わした時点の状態を保たなければいけないことになっているのだ。何でもでかいアメリカのせいなのか、それとも、何でも特大サイズと言われているテキサス州のせいなのかは分からないが、今借りている家の庭はただっ広くて、家の敷地よりも大きく、私の近所の家々もそんな感じだ。(ちなみに、今借りている家の庭は、家の正面、横、裏の庭を合わせて約2,800SQ FT.余り(約2,800スクエアフィート=約260平方メートル)もある。)郊外に住んでいるから広いというのもあるだろうが、とにかく、芝刈り作業にとりかかる時には幾分気合が必要になるほどの大きさである。使用しているのは、ガソリンエンジンつきの芝刈り機とはいえ手押し式なので、私の体力では、家の裏庭の芝刈り(エッジの手入れ込み)だけで1時間余りかかってしまうのだが、特に春・夏は芝生の草が伸びるペースが速くなることもあり、暫く放っておくだけでも庭がジャングル化してしまうので、毎週または隔週のペースで芝刈りをこなさないといけないのが痛いところだ。特に、庭を綺麗にするのは良き隣人としてのマナーの一つとして見なされ、芝生がステイタスシンボルのアメリカでは尚更のことで、これが更にコミュニティータウン(*)内にある住宅に住んでいるとなると、特に家の正面の庭などの外からも目につく芝生などは、それぞれのコミュニティーで定まった規則、または、homeowners' associations(ホームオーナーズアソシエーション:住居所有者による住宅管理組合で、HOAと俗に呼ばれる。)が管理する規則に従って綺麗な状態に保たないといけないことになっていることも多い。万が一、「芝が手入れされていない家」にしてしまうと、コミュニティーそのものの質だけでなく、コミュニティー全体の不動産価値が下がるとの批判を近所から受けることもあるくらいだから、芝刈り作業もあなどれないのである。こういった面からもアメリカでは、家の前の庭は私的なものではなく、むしろ公的なものという見方をする傾向が強いと言えるであろう。そういったところは、何だか「個人主義の国・アメリカ」らしくないのだが、綺麗な景観を保とうとか、あるいは、町並みの一部としてきちんとまとまろうなどという意識は、私もアメリカに住んでから持ち始めたような気がする。~景観を保つために洗濯物の外干しは禁止!?~景観を保つと言えば、アメリカに来たばかりの当初は、洗濯物を外干し出来ない場所もあるということに驚いてしまった。なんでも、洗濯物が外に干されている光景は景観を損なうと見なされているらしく、コミュニティーやhomeowners' association(ホームオーナーズアソシエーション)が定めた規則などによって、洗濯物を外で干すことが禁止されていることがある。私が住むコミュニティーはまだ新しいせいか、洗濯物に関しては今のところこれといった規制もないのだが、近所の人たちに尋ねると、洗濯物を外に干すと貧乏臭いし、low-income class(低所得者層)のコミュニティーに見えかねないので自分も外干しはしないし、周囲の人にもやって欲しくないという声も聞かれた。そういえばアメリカでは、衣類乾燥機の普及率が高いということもあって、乾燥機で洗濯物を乾かすという方法があるので、外干しの必要性は余りないのである。また、地下室がある家庭では地下室で洗濯物を干したりといった具合で、特にミドルクラス(中流階級)以上のコミュニティーとなると、外干しをしている家庭はそう多くはない。外干しがlow-income class(低所得者層)のコミュニティーに見えると言った人の考えも、恐らく「不動産価値が下がる」という考えに通じるものであろうと思うと同時に、アメリカでは、コミュニティーが一体となってみんなで景観を守ることが、自分が保持する資産の価値を守ることの手段になっているのだと気づかされるのである。また、実際にコミュニティーやhomeowners' association(ホームオーナーズアソシエーション)が定めた規則の中でも、「不動産価値を保つため」と理由をはっきりと掲げて、外干しを禁止しているところもあるようだ。洗濯物の外干しに関しての規則について調べてみたのだが、規則にも色々あって興味深いので、以下にいくつか挙げたいと思う。・物干し用ロープを外に張るのは一切禁止。(No outside clotheslines.)・物干し用ロープを使って洗濯物を干すことはもちろん、玄関先やバルコニーの手すりなどに洗濯物をかけて干すことも禁止する。・パラソル型洗濯物干しや、取り外しが可能な物干しロープなどは、コミュニティー責任者の許可があれば使用しても良い。但し、洗濯物が乾き次第、物干し道具と共に洗濯物をすぐに取り入れること。フェンスや手すりなどに洗濯物を掛けて干すことも禁止する。・洗濯物を外に干す際には、裏庭のフェンス内に干すようにし、干した洗濯物が隣人の家や道路から見えないように注意すること。・ガレージドアが開いた状態で、ガレージ内に洗濯物を干してはならない。・物干しロープをフェンスに掛けて使用してはならない。・物干しロープ、または衛星放送用受信アンテナやテレビの屋外アンテナを設置することを禁止する。などと様々である。近年は、地球温暖化を懸念し、Project Laundry List, Inc. (http://laundrylist.org/index2.htm)などの団体が"the right to dry(外干しする権利)"を守るための運動を展開していることもあり、将来的に外干しが増える可能性もあるかもしれないが、今のところはまだ洗濯物の外干しを禁止しているところも少なくないといった状況だ。*コミュニティータウン・・・分譲住宅地のようなものだが、街区ごとに規則があり、住宅地の維持・管理に関しても住民の共同意識がより高い。
2007.11.14
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アメリカでよく知られている塩のメーカーと言えば、何といってもMorton salt(モートンソルト)だ。黄色い髪の、黄色い洋服と靴を身に着けた女の子が傘をさしている絵がそのトレードマークで、その側に書かれている言葉「When it rains, it pours」も印象的なパッケージに入っているのだが、今日はその事について色々書いてみたいと思う。 ~Morton saltの歴史、そして固結防止剤と女の子の関係~1848年、Alonzo Richmond(アロンゾ・リッチモンド)氏がSalt City(ソルトシティー:塩の街)とも呼ばれていたニューヨーク州・Syracuse(シラキュース)の町からイリノイ州・シカゴに移り、塩の販売代理店を経営し始めたそうだ。そして38年後の1886年には、Joy Morton(ジョイ・モートン)氏が会社の株を過半数買い取り、会社の名もJoy Morton &Company(ジョイ・モートン アンド カンパニー)と変わったらしいが、その後幾度もあった買収の末、1910 年にはthe Morton salt company(ザ・モートン ソルト カンパニー)に改名されたという。その翌年の1911年には、magnesium carbonate(マグネシウム カーボネイト:炭酸マグネシウム)を固結防止剤として塩に加えるようになったそうだが(現在はcalcium silicate(カルシウム シリケイト:ケイ酸カルシウム)を使用)、どうやらそれが「傘をさす女の子」の誕生と幾分繋がりがあるようである。固結防止剤を加える事によって、湿っても固まりが出来ずサラサラでいる塩を開発したMorton社は、「どんなにジメジメした天気でも当社の塩はサラサラ」である事をアピールしようと、雨の中で右手に傘を持ち、左手にMorton社の塩を持っている女の子をキャラクターとして採用したのだとか、、、。また、女の子の側に書かれている「When it rains, it pours」は、そもそも「降れば土砂降り」という意味なのだが、二番目の itが塩を指す事で、意味も「雨が降ろうが、塩はサラサラ」という感じのニュアンスになり得るだろう。~ヨウ素添加塩~1924年になると、Morton社はgoiter(ゴイター:甲状腺腫) の予防策としてiodized salt(アイオダイズド ソルト:ヨウ素添加塩) を開発したそうだ。当時は甲状腺腫にかかる人が大変多く、その原因はヨード不足からと言われていたという。アメリカでも、特に内陸部になると土壌のヨード含有量も極端に少ないそうで、その土壌から採れる野菜に含まれているヨード量を微々たるものになってしまい、また海草などを採る習慣がない事からも、どうしても不足がちになっていたのだそうだ。現在はヨード不足の人もかなり減っているのだそうだが、殆どはこのヨウ素添加塩のお陰とも言われているのだとか、、、。今ではアメリカ市場の塩の半分以上は、ヨウ素添加塩とまで言われているほどである。とは言え、ヨウ素を安定した状態に保つとされるDextrose( デクストローズ:D形グルコース)という添加物も入っているようで、添加物はとにかく使いたくないという人は添加物が一切入っていないというCanning and Pickling Salt(キャニング アンド ピックリング ソルト:缶詰や漬物などを作る時に使用する専用の塩)をチェックしてみるといいかもしれない。~塩で出来る事~料理だけではなく、色々な用途で使えるところが「塩」の便利なところである。Morton salt社発行のパンフレットにはその用法が載っているが、こちらにも幾つか紹介してみたいと思う。・部屋の消臭・・・オレンジを半分に切って、中味をくりぬき、塩を皮に入れて部屋に置く。・道具や自転車の錆び取り・・・2テーブルスプーンの塩と1テーブルスプーンのレモン汁を混ぜてペースト状にする。乾いた布にペーストを取り、錆び部分をこすりながら拭き取る。錆が取れたら、洗って乾かす。自転車の錆の場合は、塩3対レモン汁1の割合で。・石膏や人造壁板の穴やひび修復・・・2テーブルスプーンの塩と2テーブルスプーンのコーンスターチ、そして4~5ティースプーンの水でペーストを作る。釘を刺した跡(穴)を埋めるようにすり込み、乾かす。完全に乾いたら、必要に応じてサンドペーパーをかけて、ペンキを塗る。・ストッキングの伝線防止:新しいストッキングを予め洗い、絞らずに濡れたまま干す。約4リットルの水に2カップ(240cc)の塩を加え混ぜ、その水に乾いたストッキングを3時間ほどつける。その後は水で軽く洗い、濡れたまま干せばよい。、、、などなど、私はまだ試した事はないのだが、いつか挑戦してみたいと思うものばかりだ。参考HP:*Morton salt公式サイトhttp://www.mortonsalt.com/index.htm
2004.06.07
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今月、結婚記念日を控えているのだが、実は夫に言われるまで気づかなかった私、、、。私も夫も、『商業めいてしまった習慣に従わなくてもいい。』などと何処かの頑固親父のような事を言っては、他の行事と共に特に祝う訳でもなく、ただ自然に一緒に過ごすだけという、至ってシンプルな過ごし方をしてきた。そのお陰で結婚記念日(銅婚式)が近づいている事などすっかり忘れてしまっていたのだ。(夫は覚えていたので、それは言い訳にはならないか、、、;)そんな私を横目に夫は、『こういう事は普通女が覚えているんじゃないのか、、、、?(^^;)』と半ば呆れ顔で言っていたのだが、こうして「結婚記念日」という言葉が二人の間で出た事もあり、また、再度1ヶ月余りの出張に出る彼の為にも、今年の記念日は特別に祝おうと密かに計画しているところだ。~アメリカの結婚記念日~結婚記念日を祝った事もない私がアメリカの結婚記念日について説明するのも恐縮なのだが、毎年の結婚記念日に対して名称がついているので、「伝統的」、「近代的」に分けて書き連ねていきたい。<伝統的> 1年目(紙婚式)・・・Paper(紙) 2年目(綿婚式)・・・Cotton(綿) 3年目(革婚式)・・・Leather(革) 4年目(花婚式)・・・Flower(花)5年目(木婚式)・・・Wood(木)6年目(鉄婚式)・・・Iron(鉄)*Candy(チョコレートやキャラメル、飴を含めたキャンデー類)とも言われているが、日本で糖婚式とも言われているのはここからきているようだ。7年目(銅婚式)・・・Copper(銅)8年目(青銅婚式)・・・Bronze(青銅)または Pottery(陶器) 9年目(陶磁婚式)・・・Pottery(陶器)、Willow(柳)10年目(錫婚式)・・・Tin(錫)、Aluminum(アルミニウム)11年目(鋼鉄婚式)・・・Steel(鋼鉄)12年目(絹婚式)・・・Silk(絹)*Linen(リネン)が共に名を連ねる場合がある。13年目(レース婚式)・・・Lace(レース)14年目(象牙婚式)・・・Ivory(象牙)15年目(水晶婚式)・・・Crystal(クリスタル)16年目~19年目・・・無し20年目(磁器婚式)・・・China(磁器)21年目~24年目・・・無し25年目(銀婚式)・・・Silver(銀)26年目~29年目・・・無し30年目(真珠婚式)・・・Pearl(真珠)31年目~34年目・・・無し35年目(珊瑚婚式)・・・Coral(珊瑚)*Jade(翡翠(ひすい))も名を連ねる事がある。36年目~39年目・・・無し40年目(ルビー婚式)・・・Ruby(ルビー) 41年目~44年目・・・無し45年目(サファイア婚式)・・・Sapphire(サファイア)46年目~49年目・・・無し50年目(金婚式)・・・Gold(金)55年目(エメラルド婚式)・・・Emerald(エメラルド)60年目(ダイヤモンド婚式)・・・Diamond(ダイヤモンド)65年目~70年目・・・無し75年目(ダイヤモンド婚式)・・・Diamond(ダイヤモンド)、Gold(金) 80年目~100年目・・・無し<近代> 1年目(紙婚式)・・・Clock(時計)/ Gold jewelry(金のアクセサリー) 2年目(綿婚式)・・・China(磁器)/ Garnet(ガーネット) 3年目(革婚式)・・・Crystal(クリスタル)/ Pearl(真珠)*一般的にはCrystalだが、Glass(ガラス)の名が挙がっている場合もある。4年目(花婚式)・・・Linen(麻)またはSilk(絹)、Appliances(電化製品)/ Blue topaz(ブルー・トパーズ) *Linen(麻)またはSilk(絹)は伝統的とされている場合もある。5年目(木婚式)・・・Silverware(銀食器)/ Sapphire(サファイア)6年目(鉄婚式)・・・Wood objects(木製品)/ Amethyst(アメジスト)7年目(銅婚式)・・・Wool(ウール)、Desk set(机上文房具一式)/ Onyx(オニキス) *Wool(ウール)は伝統的とされている場合もある。 8年目(青銅婚式)・・・Linen(麻)または Lace(レース)/ Tourmaline(トルマリン) 9年目(陶磁婚式)・・・Leather(革)/ Lapis lazuli(ラピスラズリ)10年目(錫婚式)・・・Diamond(ダイヤモンド)/ Diamond(ダイヤモンド)11年目(鋼鉄婚式)・・・Fashion jewelry(ファッションジュエリー)/ Turquoise(ターコイズ)12年目(絹婚式)・・・Pearls(真珠)/ Jade(翡翠)*Linen(リネン)やColored gems(有色の宝石)が挙げられている場合もある。13年目(レース婚式)・・・Textiles(繊維製品)または Fur(毛皮)/ Citrine(黄水晶) 14年目(象牙婚式)・・・Gold jewelry(金のアクセサリー)/ Opal(オパール)15年目(水晶婚式)・・・Watches(腕時計)/ Ruby(ルビー)*ガラスが一緒に挙げられている場合もある。16年目・・・Silver hollowware(銀製の深みのある容器、例えば、 トレイ、ボウル、 ピッチャー、ティーポットなど)/ Peridot(ペリドット:かんらん石)17年目・・・Furniture(家具)/ Watch(腕時計)18年目・・・Porcelain(磁器)/ Cat's-Eye Chrysoberyl(キャッツアイクリソベリル:猫目石とも呼ばれる、シャトヤンシーを呈する宝石)19年目・・・Bronze(青銅) / Aquamarine(アクアマリン)20年目(磁器婚式)・・・Platinum(プラチナ)/ Emerald(エメラルド)21年目・・・Brass(真鋳)、Nickel(ニッケル)/ Iolite(アイオライト)22年目・・・Copper(銅)/ Spinel(尖晶石)23年目・・・Silver plate(銀食器)/ Imperial topaz(インペリアルトパーズ)24年目・・・Musical instruments(楽器)/ Tanzanite(タンザナイト)25年目(銀婚式)・・・Silver(銀)/ Sterling silver(純銀)26年目・・・Original picture(原画)27年目・・・Sculptures(彫刻品)28年目・・・Orchids(蘭)29年目・・・New furniture(新しい家具)30年目(真珠婚式)・・・Diamond(ダイヤモンド)31年目・・・Time Pieces(時計)32年目・・・Conveyances(乗り物=車など)33年目・・・Amethyst(アメジスト)34年目・・・Opal(オパール)35年目(珊瑚婚式)・・・Jade(翡翠(ひすい))36年目・・・Bone china(骨灰磁器)37年目・・・Alabaster(アラバスター/雪花石膏)38年目・・・Beryl(緑柱石)、Tourmaline(トルマリン)39年目・・・Lace(レース)40年目(ルビー婚式)・・・Ruby(ルビー)、Garnet(ガーネット)41年目・・・Land(土地)42年目・・・Improved real estate(不動産)43年目・・・Travel(旅行)44年目・・・Groceries(食料雑貨類)45年目(サファイア婚式)・・・Sapphire(サファイア)46年目・・・Original poetry tribute(創作詩)47年目・・・Books(本)48年目・・・Optical goods(望遠鏡、顕微鏡などの光学製品)49年目・・・Luxury of any kind(高級品、または豪華な物事)50年目(金婚式)・・・Gold(金)55年目(エメラルド婚式)・・・Emerald(エメラルド)/ Alexandrite(アレキサンドライト)*Turquoise (ターコイズ)が共に名を連ねている事もある。60年目(ダイヤモンド婚式)・・・Diamond(ダイヤモンド)*Gold(金)が共に名を連ねている事もある。65年目・・・Blue spinel(ブルースピネル)70年目・・・Sapphire(サファイヤ) 75年目(ダイヤモンド婚式)・・・Diamond(ダイヤモンド)、Diamond-like stones(ダイヤモンドを模倣した宝石)、Gold(金) 80年目・・・Diamond(ダイヤモンド)、Pearl(真珠)85年目・・・Diamond(ダイヤモンド)、 Sapphire(サファイヤ) 90年目・・・Diamond(ダイヤモンド)、Emerald(エメラルド) 95年目・・・Diamond(ダイヤモンド)、 Ruby(ルビー) 100年目・・・10-carat Diamond(10カラットダイヤモンド)結婚記念日に贈り物をするという習慣は中世時代からあったとされているが、ギフトアイディアのリストを初めて本に掲載したのはEmily Post(エミリー・ポスト)だったそうである。1922年に初版を出した時には、1年目、5年目、10年目、15年目、20年目、25年目、50年目だけだったそうだが、1957年の増刷版では、1年目から15年目までの毎年の分、そして、15年目以降は5年毎といった具合にさらに増えていたのだとか、、、。その間にも、他の著者らによる新たなギフトアイディアリストが発表されたり、時代に沿ったギフト内容に変更されたりしつつ、上記のような「名称リスト」が出来たようである。ちなみに、名称にちなんだ物を男性(夫)から女性(妻)へ贈るのが一般的とされているが、今日においては、名称にこだわらず、より自由に贈り物を選ぶ傾向にあるのだそうだ。とは言え、名称をお祝いのテーマにするなど(例えば、6年目の記念日なら、Wood objects(木製品)をディナーやパーティーに利用するなど、、、。)、違う形で結婚記念日の名称を重んじる人も居るという。一方、宝石リスト(上記リスト中では、スラッシュ(/)の後に書かれている)の方は、1937年にAmerican National Retail Jeweler Association(米国全国宝石小売業協会)によって発表されたリストが基になっているが、宝石リスト内容も次第に充実していったのだそうだ。~結婚記念日の祝い方~祝い方に特にルールはなく、やはり夫婦で夫婦なりに決めた祝い方が一番だと思うが、私の友人・知人の話を基に色々な祝い方を幾つか挙げてみたいと思う。・二人きりでレストランで食事を楽しんだり、プレゼント交換を楽しむ。・毎年記念日を迎える毎に、家に必要な物を買い増す。・家族、友人・知人などを招待して、盛大にホームパーティを催す。(新婚でこれを実行する人は少なく、アメリカでも銀婚式、金婚式が盛大に祝われる事が多いようだ。)・休暇をとって小旅行に出掛ける。・結婚の誓いを新たにする。(renew vows (リニュー ヴァウズ)といい、アメリカでは一般的である。結婚した時と同様に教会で行い、さらに披露宴を開く場合もあれば、家や会場などに牧師を呼んで行い、小さなパーティーを開く場合もあり、規模は異なる。ちなみに私の知人夫婦は、『何度結婚式を挙げてもいい』と思っている程で、10年毎に結婚の誓いを新たにする予定だ。)その他にももう一つ興味深いと思ったのは、ウェディングケーキ(但し、一番上の段のみ)を冷凍庫に保存して、1年目の結婚記念日(つまり1年後)に夫婦で食べるというアメリカの習慣である。私としては、味の落ち加減や1年も経過したケーキの状態を気にしてしまうのだが、アメリカには「保存しておいたケーキを1年目の結婚記念日に夫婦で食べると、幸せな結婚生活を送る事が出来る」といういわれがあるのだそうだ。(近年は、丸いケーキが段になったスタイルではなく、四角いケーキを選んだりとウェディングケーキも多様化してきているので、この習慣が現在も一般的なのかは定かではないが、、、。)こうしてみると、実に色々な祝い方があるが、皆さんはどのように結婚記念日を祝いますか? 参考資料:*Chicago public library ~Wedding anniversaries~http://www.chipublib.org/008subject/005genref/giswedding.html*Wedding anniversary celebrations almost as old as weddingshttp://pressroom.hallmark.com/wedding_anniversary_release.html
2005.04.02
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アメリカでは、スーパーや小売店でセルフレジの普及率が高まり、最近では、DVDレンタルが可能な自動販売機ならぬ自動レンタル機まで登場している。特に今話題になっているDVDレンタルの一つに、Red Box(レッドボックス)があるが、Red Boxの特徴は、DVDを借りるのも返却するのも全て無人のKiosk(キオスク)で済ませることが出来るという点だ。オンラインDVDレンタルサービスを提供しているNetflix(ネットフリックス)やBlockbusters(ブロックバスターズ)と異なり、月々の定額料金を払う必要もなく、 借りたいDVDが郵送で届くのを待つ必要もない上に、1泊につき$1プラス消費税という安さで借りることが出来るという利点があるそうだ。アメリカの消費税は州、郡、市によっても税率が異なってくるのだが、例えば、私が住む町では消費税が8.125%なので、1泊$1.08で借りれる計算になる。返却日を延ばしたい場合は、1泊につき$1.00プラス消費税(1泊レンタルは、翌日の夜7時までに返却することが原則。)が加算されることになっているのだが、至ってシンプルな計算方法だし、新作DVDが2泊で$2.00プラス消費税は悪くない。しかもRed Boxの設置場所は、地域や店舗によっても異なるとはいえ、McDonald’s(マクドナルド)、Albertson’s(アルバートソンズ)やVons(ヴォンズ)などのスーパー、そしてWal-martなどの大型小売店や大手ドラッグストア・Walgreens(ウォルグリーン)などで、アメリカ国内であればどこのRed Boxで返却してもいいという点が嬉しい。ただ、難点に思えるのは、1、クレジットカードやデビッドカードでの支払いのみ。2、オンラインでDVDレンタル予約をした場合、その日の夜7時までに取りに行かないと$1が徴収される挙句、予約したはずのDVDが借りられなくなる。3、何か問題が生じた場合(DVD自体に問題があり、鑑賞に支障をきたした場合や借りたかったDVDとは全く違うDVDがケースに入っていた場合、クレジットカードの請求額に間違いが生じた場合など)、カスタマーサービスに電話で問い合わせをするしか方法がない。4、無くした場合は、借りた日から25日後に自動的に$25がクレジットカードやデビッドカードにチャージされる。5、店舗内にRed Boxが設置されている場合(店舗の外に設置されているものもある)は、その店の営業時間帯に合わせてRed Boxの営業時間が決まるのだが、店が閉まっている間は返却出来ない。、、、などである。項目4は仕方がないと思うのだが、何かが起こった時に面倒くさい点やちょっと融通がきかない点は少々気になるところである。まだRed Boxが近所に設置されていないということもあって、実は私もまだ使ったことはないのだが、レンタルDVDのリストもネット上でチェック出来る上に、最寄りのRed Boxをネット上で指定し、DVDのレンタル予約をすることも可能らしいので(*ネット上でレンタル予約をしなくても、その場でレンタル手続きをすることも可能。)、いつかちょっと試しに使ってみたいと思っているところだ。boston.comより (Globe Photo / Steven Lee Miller)参考HP:・Redbox official sitehttp://www.redbox.com/追記:業界初のDVD/VHS自動レンタル機、Moviebank USA(ムービーバンクU.S.A.)というのもあるようです。こちらはゲームなども借りられるとか。http://www.moviebankusa.com/興味がある方の為に、Redboxの無料レンタルクーポン券はこちら。http://www.redbox.com/Help/Signup.aspx
2007.07.24
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私の夫は大の牛乳好きで、普段の日の朝食はコーンフレークなどのシリアルか、Licuado(リクアド)のどちらかと決まっている。このLicuado(リクアド)はスペイン語であり、英語では liquefy(リクイファイ)、すなわち『液化する』などという意味があり、その文字通り、Licuado(リクアド)は果物に牛乳、または果物に水や氷を加えてミキサーで混ぜたドリンクのことを指すのである。丁度、スムージーのようなドリンクと言ったら、分かりやすいのではないかと思う。メキシコでは、朝食や軽い夕食、またはおやつとして飲まれることが多いのだそうだが、身近な材料で手軽に作れる点やコップ1杯で結構お腹が一杯になってしまう点では、忙しい人にとっても頼もしい味方である。~夫1号流Licuado~Licuado(リクアド)を作るのに必要な物は、材料とスプーン、そしてミキサー[ちなみにスペイン語では、Licuadora(リクアドーラ)]のみだ。まず、バナナと卵(大)2個をミキサーにかけ、バナナの形が崩れた所で牛乳を足してさらに混ぜる。良く混ざり合ったら、仕上げにココアを加えて出来上がりである。(オプションにシナモンを入れる事も☆)他のフルーツで作る事も出来るが、私の夫が使うのはバナナのみ、、、。夫のレシピは元々彼の母から受け継がれたレシピを少し改良したものなのだが、Licuado(リクアド)のレシピにバナナが良く選ばれたのは、恐らくミキサーの無い時代はフォークなどで果物をマッシュするしか方法がなく、バナナなどのより柔らかい果物が使いやすかったという理由からだそうだ。特に、彼の母は電気も通らない地方に住んでいたそうで、それも少なからず影響していると思うし、Santa Cruz Sentinel紙のインタビューにおいてはGuatemala(グアテマラ)出身の女性も似たようなことを述べていた。さてLicuado(リクアド)と言えば、『Got milk?(ガット ミルク?:全国的に有名な牛乳消費推進キャンペーン)』でお馴染みのThe California Milk Processor Board (ザ・カリフォルニア ミルク プロセッサー ボード:カリフォルニア牛乳製造者協会)が最近Licuadoのパンフレットを作成したようである。これも勿論、牛乳消費推進キャンペーンの1つであるが、Licuado(リクアド)に関する簡単な説明やレシピ、そして、カリフォルニア州でLicuado(リクアド)が楽しめる場所(Licuadoを販売しているレストランやジュースバーなど)を網羅した面白いパンフレットである。牛乳は好きだけれど飽きてきたな~と感じたら、是非Licuado(リクアド)をお試しあれ。夫1号風レシピhttp://plaza.rakuten.co.jp/oyomedomo/26017後記:『Got milk?(ガット ミルク?)』は、アメリカではもうお馴染みの牛乳消費推進キャンペーンの1つなんですが、後日詳しく書いてみたいと思います。参考HP:*Got Licuados? ~Fruit and milk make a flavorful Latin American drink~ By NANCY REDWINE May 21, 2003http://www.santacruzsentinel.com/archive/2003/May/21/style/stories/01style.htm*Get the guide to California's best licuados (Adobe Reader version 5以上が必要になりますが、パンフレットをオンライン上で見る事が出来ます。)http://www.gotmilk.com/fun/licuado_guide.html
2004.04.12
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お舅ごんには何度となくご馳走を作ってもらっているのだが、その中で特に印象に残っている料理はEnchilada(エンチラーダ)である。そもそもEnchiladaとは、チレ(Chile)ベースのソースにディップしたコーントルティーヤで肉やチーズなどの具を包み、上に玉ねぎのスライスやレタスなどをふりかけて頂く料理だ。なんでも、Enchiladaはメキシコ・ユカタン地方の伝統料理の一つであるPapadzules(パパズレス:ちなみに、マヤ語で『貴族の食べ物』という意味がある。)が元になっているそうで、具を中に巻き、ソースをかけて食べる点ではやはり酷似している。~赤いエンチラーダ、緑のエンチラーダ~Enchiladaにも色々種類があり、牛肉を中に挟むもの、鶏肉を中に挟むもの、チーズを挟むものなどがある。また代表的なものには、赤いエンチラーダという名のEnchiladas Rojas(エンチラーダ・ロハス)に、緑のエンチラーダという名のEnchiladas Verdes(エンチラーダ・ヴェルデス)というものがあり、それぞれ、チレとトマト、チレと緑のトマトのソースを使用している。お舅ごんに作ってもらったEnchiladaは、先程例に挙げたEnchiladas Rojasで、Ancho chile(アンチョ・チレ)とトマトをピューレしたソースを使った一品であった。トルティーヤをそのチレとトマトベースのソースにディップし、油で揚げ、羊の乳で出来たチーズ(モンテレージャックチーズを代用にしてもO.k.)を中に巻き、スライスした玉ねぎと千切りにしたレタス、そして削ったチーズを上にパラパラふりかけると出来上がりだ。そして早速試食、、、。私はどちらかというと、アメリカナイズされたエンチラーダに慣れているので、ちょっと味気ない気もしたのだが、揚げたお陰で余り辛くないチレ味のトルティーヤは割と美味しく、マイルドなとろけたチーズを引き立てていたように思える。うちでは、いわゆるTex-Mex(テックスメックス)料理のカテゴリーに入るような味の、トマトベースの牛肉入りEnchiladasを主に作るのだが、お舅ごんのメキシコ本場のレシピも何らかの形で私のレシピに影響していると言ってもいいだろう。トルティーヤをソースにまんべんなくディップし、削ったチーズと千切りにしたレタスをパラパラとトップにかける点はそのまま取り入れ、チーズは必ずモンテレージャックチーズを使用するようにしている。お舅ごんのレシピを是非記録に残したい私は、今度又作ってくれるように頼むつもりだが、果たして作ってくれるだろうか、、、。万が一、それが叶わなかったとしても、せめてお舅ごんのEnchiladaのアイディアが生きた私の特製Enchiladaは作り続けて行きたいと思うのだ。ビーフ・エンチラーダ関連HP:*The Whole Enchilada Fiesta(世界一大きなエンチラーダを作るフェスティバルの模様が写真で見る事が出来ます。右側の写真をクリックすると拡大サイズで楽しめます。この『ザ・ホールエンチラーダ フィエスタ』はニューメキシコ州のLas Cruces(ラスクルセス)という町で秋頃になると開催されるイベントだそうです。)http://www.twefie.com/enchilada/参考HP:*Traditional Mexican Dish- Stacked Enchilada Bakehttp://www.wfu.edu/users/andrcm0/culturekit1.htm*Diario Yucatan “Papadzules”(エンチラーダの元祖と言われるパパズレスの写真が載っています。ちなみにパパゾレスは、トルティーヤに硬く茹でたゆで卵を刻んだものを包み、かぼちゃの種をベースにしたソースをかけた一品の事です。)http://www.yucatan.com.mx/especiales/yucateca/papadzules.asp
2003.11.28
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