読書の部屋からこんにちは!

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2007.02.20
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カテゴリ: 童話
このあいだ、小公女を読んでみたらとても楽しかったので、

懐かしいですねえ。
子どもの頃に読んだ本の題名が、いっぱいあります。
新作童話みたいなのもたくさんあるけれど、児童文学の名作は不朽ですね。

とはいえ、題名だけはよく知っているけれど、読んだことがないという本もたくさんありました。
このもそうです。
題名だけでも、なんだかわくわくするような不思議な雰囲気がありますよね。


インド生まれのイギリス人少女が、両親をなくして、ヨークシャーに住む親戚のおじさんに引き取られてくるという話です。
小公女といい家なき娘といい、インドから帰国してくる子どもが主人公のお話って多いです。
実際に、そういう境遇の子どもがたくさんいたんでしょうね。
インドがわりあい最近までイギリス領だったというのは、知っていました。
だから、今もイギリスにはインド人がたくさんいるし、
当時はインドから一人で帰ってくる子どももたくさんいたんでしょうね。

この物語では、インドから帰国したメアリーが、秘密の花園の動物や植物によってほんとうの子どもらしさを取り戻し、病気のいとこを元気にして、
世捨て人だったおじさんも幸せにする、という定番中の定番ともいえるストーリー。
少々変わっているなと思ったのは、メアリーが明るくかわいい皆から愛されるキャラじゃなくて、
いやな子ちゃんだったところ。
しかし、ありがちなストーリーでも飽きずに、最後まで楽しく読み終えたのは、

清冽で冷たいイギリスの空気がメアリーの心に染み渡ると同時に、
私の心まで洗い流してくれるような気がしたからです。

ところで、この本にも出てくるヒースという花。
ヒースという花をはじめて知ったのは、確か「嵐が丘」だったと思うのですが、
その花がスコットランドの荒涼とした大地に咲いている様子が見たいなあ。

実際にスコットランドに11月に行ったことがあるんだけど、
結局そのときもどれがヒースやらよく分からないままでした。
なんだか気になる花です。







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Last updated  2007.02.20 13:49:37
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