読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2007.04.06
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カテゴリ: 小説
ベトナムのホーチミンを訪れた日本女性が、レストランのボーイに一目ぼれで恋をする。

物語は、彼女の妄想のセックスシーンと、日本にいる恋人とのセックスシーンの繰り返しばかりが続いていきます。
そのシーンは、男性向けのエッチな小説のそんな場面とはだいぶ違うよ。
とにかく性行為の行動、現象をひとつひとつ微に入り細をうがつという調子で、細かく描写していきます。

ぱぐらも読み進むうちにただならぬ気持ちになり、その夜は・・・・・
というのは真っ赤なウソで、ここまで描写されると心はシラケ、ますます冷静になって、淡々としてくるものですよ。
ぱぐらさん、本当のこと言えよーエッチな気持ちになったんでしょ?と思う方、
嘘だと思ったら、この本読んでみてよ。


南国の果物が腐りかけたような、甘くて濃い匂いが漂ってくるようです。
猥雑な人ごみ、市場の喧騒、夜になっても暑く淀んでいる空気。
そんなホーチミンの夜、行ったことはないけれど、想像できるような気がします。

昔、宮本輝の小説でも(題名は忘れたけど)東南アジアのどこかの町の、水路のどろりとした感じが、妙にエロティックだと感じたことがありました。
そんな町、ちょっと行ってみたいよね。






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Last updated  2007.04.06 08:56:41
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