読書の部屋からこんにちは!

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2009.07.31
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カテゴリ: 映画と原作
先日読んだ「サウスバウンド」、あまり面白かったので、映画も見ました。



長編を映画にするときは、省略があって当たり前です。
でもこの映画は、省略じゃなくて、本のおいしいところをチョイチョイとつまみあげてつなげただけ。そんな感じがしました。
その結果、次郎の悩み、お父さんのワイルド感やスケールの大きさ、西表島の熱いエネルギー、駐在さんたち西表島の人々の善良さ・・・そういいうのがどれも薄まってしまって、結局何が言いたいのかわからない映画になってしまっています。


そして、キャストも私は不満です。
お父さん役のトヨエツは線が細いっていうか、やっぱりこの人はおしゃれな都会人なんだなあ。仕草も声も繊細な感じで、このお父さんじゃないですよ。東京でしおたれていたときは、結構良かったんですけどね。もっとエネルギッシュな感じが欲しかった。
お母さん役の天海祐希もまた、都会的すぎです。革命家としてジャンヌダルクと呼ばれていた過去があるとは、とても思えない。ただおとなしくて、さわやかというだけのお母さんでした。


けなしてばかりだけど、二郎役の少年は、なかなかよかったですよ。

それが、西表島に行ったら、やたら意志の強そうな、汗の似合う男(になりかけた少年)に見えてきたから不思議です。
次郎の妹役の女の子も、そう。二人とも、西表島の太陽を浴びて、その空気を身につけたんでしょうか。演技しているんじゃないと思うんですが、とてもいい表情でした。


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Last updated  2009.07.31 09:18:07
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