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2005/10/16
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TVの討論番組でお馴染みの森本敏さんのお話を聞く機会がありました。

森本さんは、個人的な意見だとして、中国問題などについてお話しされていましたが、自民党の意見だとしても、民主党でもあからさまに否定する人はそれほどはいないのではないかと思います。

このブログでも以前既に書いていますし、このブログのトップ・ページでリンクしている、 「改革ファシズムを止めるブロガー同盟」("STOP THE KOIZUMI"のバナー) の設立趣旨にもなっていますが、森本さんがおっしゃるのには、先の選挙で、小泉首相でさえ予測していなかったような小泉自民の圧勝の弊害が既に出てきているようで、そのうちにトラブルになるだろう、とのことでした。

選挙以降、森本さんが自民党の会合に招かれて、外交問題などで辛口の注文を自民党にすると、なぜ、あんな講師を呼ぶのか、というような非難の声が乱れ飛ぶようになったのだそうです。

特に、小泉チルドレンと呼ばれる人たちは、小泉首相の話には無条件に拍手しているそうで、自民党全体が小泉イエスマンで固められてしまっていて、私も、以前どこかで書きましたが、どこも自由でなく、どこも民主主義的でない、ファシズム的な政党になってしまった、と、お話しされていました。

まさに、日本は、民主主義的なプロセスによって、非民主主義的な政権を作ってしまったということです。

民主党は、既に、イラクの自衛隊を撤退させるという方針を掲げていますが、森本さんも、何となく、来年4月以降についてはイラクの自衛隊を撤退させて、インド洋の海上自衛隊の派遣だけにすべきではないか、というお考えのようでした。



イラクの自衛隊の存在価値と、インド洋の海上自衛隊の存在価値を考えると、インド洋での補給活動や臨検活動の方が、国際的な評価が高いそうです。民主党は、インド洋の自衛隊派遣の根拠となっているテロ特措法の再延長については、反対の可能性が高いようですが、40億円の税金を使って無償で石油類を多国籍軍の艦艇に供給したり、パキスタンを通して軍事物資や麻薬が出入りするのを阻止する活動については、中止しないで欲しいという要求が各国から出ているそうです。

中国については、森本さんは、中国は単に経済的な関係を日本と結んで、資金・技術・ノウハウなどを求めているだけで、日本との協調的な友好関係を結ぶ気はないのではないかと感じるとおっしゃっていました。だとしても、人口でも国土面積でも資源においても圧倒的に弱い立場の日本の方から握手の手を差し出すべきだと、私は思います。

中国という国は、中国人に聞いても、この先どういう国にしたいのか、方向性がわかっていないそうです。経済成長がマイナスにならないようにコントロールしながら、なるようにしかならない、という感じだそうです。

東アジア共同体については、中国の覇権に警戒感を持つASEAN諸国が、中国と対抗させるために日本を引きずり込みたいと考えているのだそうです。

森本さんは、日本は中国に対して、軍備拡張をやめろ、日本の領海を侵犯するな、東シナ海を勝手に開発するな、と、はっきりものを言うようにした方がよい、と、おっしゃっていましたが、現在のようなベタベタの日米関係のようになる必要はありません。是々非々で日本の国益となる部分では共同で作業すればよいし、日本の国益と反する部分については、毅然とした態度をとるべきだ、と、私も思います。





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最終更新日  2005/10/16 12:11:43 AM


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