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2005/12/17
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12月15日の日記

2週間ほど前だったと思いますが、中国の来年の鉄鋼と自動車の生産量がことしの生産量を大幅に上回り、供給過剰に陥るだろうというニュースが出ました。

13日には、中国浙江省工商行政管理局がソニーのデジカメの品質に問題があるとして6機種を不合格とし、販売停止としました( こちら を参照)。

12日には、中国人民銀行金融政策委員会の余永定委員が、中国及び東アジア諸国は、長期的にはドル保有を削減すべきだと発言し( こちら を参照)、13日から16日まで、元の対ドル・レートが4日連続最高値を更新しています。それに合わせたかのように、13日頃から円がドルに対して値上がりを始め、120円台から一気に116円、そして115円台まで来ています。
日本株式市場は、14日は利益確定で下げた程度でしたが、15日には円高を嫌って輸出関連株が下がりだしたのをきっかけに、16日にかけて下落を続けました。

この間、民主党前原代表が中国を訪問していましたが、日中の諸懸案について対話を求めたのにもかかわらず、小泉首相が自民・民主の大連立を持ちかけたために、日本のマスコミが前原代表では民主と自民の差はないと騒ぎだし、中国首脳との会見はなりませんでした。

中国の揺さぶりに対して、日本側からの何らかのアクションはないのか、と、思っていましたが、産経新聞が言っていることなので、本当かどうかはわかりませんが、東証が、夜間取引を検討しているというニュースが出てきました( こちら

まだこれから金融庁の認可をとる必要がありますが、午前中に集中する取引注文を分散させ、システムへの負担を軽くするために、夜、8時30分から11時30分にも、取引を行うことを考えているのだそうです。

私は、取引時間の拡大は、システム負荷の分散よりも、より個人投資家の投資熱をあおることになると思います。
最近の株価の一日の動きを見ていると、朝寄り付きが一番高くて、後は下がるだけという傾向を示すことが多いように思います。
株式投資熱の盛り上がりに応じて、サラリーマン層が、朝、買い注文を出してから出勤するようになったと思うのですが、指値だと思うように買えないので、成り行きで注文を出しているように見受けます。
寄り付きが一番高いという株価の一日の動きは、東証が開いている時間に勤務しなければならない、サラリーマン投資家にはちょっと気の毒な動きです。
私が使っているネット証券会社では、複数の値段での注文を出さないようにという注意書きが送られてきていて、これでは、サラリーマンはなおいっそう不利になります。

もし、夜間も取引できるのであれば、サラリーマン投資家には、場を見ながらの取引が可能になるので朗報だと思います。
ますます、サラリーマンの投資熱が高まるような気がします。
東証の狙いは、システム負荷軽減よりもむしろ、こちらの方にあるだろうと思います。

この東証の動きが、中国の揺さぶりに対抗する小泉政権からの指示なのかどうか、私にはそんなことを知りようもありませんが、絶好のタイミングになっていることは確かです。

これを受けて、来週の株式市場はどのような動きをするでしょうか?






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最終更新日  2005/12/17 09:04:47 PM


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