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2022.06.04
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ある程度「結婚生活」とはなんたるかを悟った男性が、歌いたい曲なんだろうなと思う。

 若者の解釈では「失恋の歌」だと表する人が多いのだが、結構びっくりする。一体どう受け止めれば、そのように解釈できるのだ…?
歌詞をそのままストレートに受け止めればってところか。

 そう、いとしのエリーの歌詞は、割と普通にネガティブな止めがあり、わかりにくい。そうではなくて、行間にある心の機微というか、深い愛を悟る年代になって、男性が歌いたい曲ってところなんだろう。

 この曲は、桑田佳祐が、原由子に別れを切り出したものの、やはり別れられない、いいや結婚しよう、と決心した数日後に作られた曲だという。
エピソードでは、「好きな人ができた。」と別れを切り出し、原由子は「今まで本当にありがとう。」と別れを受け止めたという。
「え?」と思うのは、別れのその夜には、二人で電話で泣きながら話し合い、その翌日には「結婚しよう」と桑田佳祐が訪ねてきた、というところ。
最初から嫌いで別れたということではなく、急に売れて忙しくなり、すれ違いが増えて来て、お互いにお互いを思いやる余裕がなくなり、相手にぶつける、あるいは逃げる、みたいな関係性になりつつあったということだろう。

 その辺りを、桑田佳祐が分析できたところが、復縁の肝ではないかと思う。
おそらくは売れて「一般的に見て、またとない、いい女」との出会いがあったんじゃないかと思うんだが、結局、そのように夢見心地にさせてくれるような女性ではなくて、実際に夢を叶えてくれた仕事上のパートナーでもある原由子の方を、一生側にいたい人だったんだと自覚したということではなかろうか。
で、サザンオールスターズが未だにあれだけ人気なのだから、結局それが英断だったのだと言える。

「俺にしてみりゃこれが最後のlady」って言っているくらいだから、男性が結婚を決める時の思いを歌った曲に決まっているのである。
続く歌詞が別れを連想させるネカティブな歌詞なのは、桑田佳祐がそのまま自分たちの別れの危機を歌詞にしたからだろうなって思っているのであるが、このように解釈するとまとまるんじゃないか。

「二人がもしも冷めて 目をみりゃつれなくて」
「言葉に詰まるようなら恋は終わりね」と思って別れを決意したが、
本当にあなたと別れてしまうのだと思いを巡らせると、
「あなたがしてくれたことを生涯忘れる事ができない。」
ああそうか、誰と付き合ってもこんな状況になったら逃げたくなるものなんじゃないのか?
そう思えばこんな「もどかしさも、あなたにゃ程よく良いね。」
つまり、喧嘩もすれ違いもあなたとなら心のどこかで楽しめる、愛おしく思える。これから付き合おうと思っている彼女に対して、同じ状況下で、そういうふうに思えるかなぁ…。
そして、「泣かせたこともある 冷たくしてもなお、寄り添う気持ちがあればいいのさ。」という出だしの気持ちまで盛り上がっていく、という意味ではないのか…?

「エリー マイ ラブ ソー スイート」の部分は、
「自分の心ごとあなたを愛する心だ。そうはっきりとわかったんだ。」と言っているように思えるんだが、私だけなのか?
「自分過ぎて今までよくわかんなかったよ。」みたいなね。

こういう感覚を結婚生活を通して体得した中年のオッサンが、飲み屋の姉ちゃんを「いい女だなぁ。ちょっとくらい付き合いたいなぁ。」と思いつつ、内心では妻を思い「こんくらいお前は許してくれるよね。」みたいな気持ちで熱唱しているのではないかと思われる。

 あ、どうだろう?違う??
















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最終更新日  2022.06.04 23:48:12


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