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2005.04.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 何故電車の中で化粧をしてはいけないか、という問題に答えるためには、我々の共有している空間には、大きく「公共的な空間(パブリック空間)」と「私的な空間(プライベート空間)」との二つがある、ということをまず知っておく必要があります。

 そして、このパブリック空間とプライベート空間とでは、適用されるルールが異なる、ということも知っておく必要があります。

さらに問題を複雑化させる要因が三つあります。

 一つ目の要因は、パブリック空間の存在は頭の中で考えただけでは出てこない、ということです。

 我々の住んでいる宇宙は膨張を続けていますが、この膨張を続けている向こう側には何があるのかは、宇宙内部にいる限り直接的には知ることができません。

 宇宙のスケールとは話は異なりますが、プライベート空間にいて頭の中で考えているだけでは、パブリック空間の存在を認識することはできない。パブリック空間はこの様な特徴を持っています。

 二つめの要因は、仮にパブリック空間とプライベート空間とが存在することを認めたとして、またそれぞれの世界に適用されるルールが異なることも認めたとして、
 個人がそのルールに従わなくてはならない理由は必ずしも明かにされていない、ということです。

「電車の中では化粧をしてはいけないよ。」というメッセージに対し、


 三つ目の要因は、電車の中で化粧をしてはいけないというルールを、誰が決めたのかが必ずしも明かではない、ということです。

「電車の中で化粧をしてはいけない」というルールを決めたことについてこちらが承認した事実はないし、
 仮にそんなルールがあったとしても、こちらがそのルールに従わなくてはならない理由はない。
 こういった反応が出てくる余地もあるわけです。

 いかがでしょうか。

 さて、これから上記の問題を解きほぐして行くことにします。





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Last updated  2005.04.30 14:53:08
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