
第2幕
酒場で男女が飲み、歌い、フラメンコを華麗に舞う女たちがいる。
カルメンには衛兵の隊長が言い寄っているが、適当にいなしている。「今日はお前のせいで営倉に入った男が釈放される日だ。」「そう気の毒なことしたわね。」脈がないとみて隊長は帰っていく。
そこへ闘牛士のエスカミリオが飲みにやってくる。ここで有名な「闘牛士の歌」
カルメンに惹かれるエスカミリオ「闘牛場でお前の名を呼びたいものだ」「私には心に思う人がいるの。」(この時点ではカルメンはホセを愛している)
「まあいいさ、闘牛は是非みにきてくれ。」自信にあふれているエスカミリオ。そして彼は去っていく。
酒場が閉店になり客たちもやがて出ていく。
この酒場の裏の顔は盗賊団のアジト。盗賊の男たちがきて、カルメンと仲間の女に今日は盗品の受け渡しがあるから、手伝いにきてほしいと言う。カルメンは「今日は私は人を待ってるのでいけないわ。」と断る。
カルメンが一人でいると、遠くからホセが駆けつけてくる。抱き合う二人。
カルメンがホセのためにとフラメンコを踊る。そこへ帰営のラッパの音がかすかに聞こえる。そわそわしだすホセ。
「帰ろうっていうの。私のために何もかも捨ててきてくれたんじゃないの。」
「お前は大好きだよ、しかしここで帰らなければ俺は軍隊にいられなくなる。」
「この世で一番大切なものは自由さ、国や掟に縛られて何になるの。それが出来ないのならさっさとお帰り。もうニ度と会わないから。」(ここで二人の価値観の違いが出てくる)
ホセは世の中と折り合いをつけながら愛し合おうとしているが、受け入れられず争っている時に、隊長がカルメンをもう一度口説こうと帰ってきて、二人がいるところを見てしまう。
カルメンは俺より格下のこんな男とできていたのか、許せんと男同士がナイフを出して戦う。カルメンが助けを呼んだので、盗賊仲間が現れ、隊長は縛りあげられる。ホセも上官にナイフをむけたということで、軍に帰るに帰られず、盗賊たちと行動を共にすることになる。
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