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2021年01月10日

令和3年初春文楽公演第2部その１由井正雪と姉妹の仇討

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文楽の初春公演があったので行ってきた。
コロナのこともあるので、全部をみることはなく2部だけを見てきた。
検温、消毒、ソシアルディスタンスの確保という感染対策はされていた。
普段は許されているロビーでの飲食は禁止となっている。

碁太平記白石噺（ごたいへいきしらいしばなし）
(豆知識）

それとは別に、仙台藩の白石という土地で、父親を些細なことで無礼討ちにされた百姓の姉妹が様々な苦労の末に父親の仇を討ったという事件があった。
この話は、結構な評判でそれをもとに仇討のために遊女に身を落としたとか、様々な創作がされたようである。これをエピソードとして由井正雪にからませたのが碁太平記である
しかし、演じられているうちに慶安の変のほうより姉妹の仇討のほうが、観客の人気を呼び結局姉妹の仇討にかかわるところだけが上演されている。

（省略された段の話）
白石村で田植えをしていたおのぶの投げた苗が悪代官滋賀台七の袴を汚した。
怒った台七は父親である与茂作を無礼討ちにする。
病弱な母親はそれを聞いて、嘆き死にしてしまう。
おのぶは父親の敵をとろうとし、年貢のかたに江戸の遊郭に身を沈めた姉をたよって江戸へと向かう。

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