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店頭に多くの手帳が並ぶ季節ですね。子供が生まれて以来、平日に予定を入れることがほとんどなくなり、手帳を持ち歩く習慣がなくなっていました。ところが、3年くらい前に知人に紹介された手帳にはまってしまいました。その知人は独身貴族で、皆既日食などのビッグイベントは海外まで追っかけていく筋金入りの天文マニア。手帳の名前は『天文手帳』。表紙をめくったところでノックアウトされました。だって『星座早見盤』がついているんです!!これを見た時点で購入を決意(笑)私は全く天文マニアではありませんが、昼夜を問わず空をみるのは大好き。肝心の中身はどんなものかというと、まず「天文手帳の使い方」が3ページにわたって解説されています。文章の1/3くらいは素人にはちんぷんかんぷん。その後、1ヶ月ごとに見開きで「○月の星空」というコーナーが続きます。このページはなかなか秀逸で、その月の南北の星図があり惑星のおおまかな運行や星座のみどころが解説されています。文章がかなり楽しい。「(3月)東の空からは、まるで冬眠から目が覚めたように、かに座、やまねこ座、おおぐま座、しし座、うみへび座といった春の化け物星座たちが、いっせいに登場している。」「(4月)ダイヤモンドダストのように夜空でキラキラと輝いた冬の星座たちは、まるで雪解け水に流されるように、次々に西の地平へと消えてゆく」「(6月)南東の空では赤くにぶい光を放つアンタレスを懐に抱いたさそりが出番をうかがっている。」なんか真面目なのにおかしいですよね~。こういうの大好き☆その後には1ページ=1ヶ月のスケジュール表。タイトルには「観測計画一覧表」となっています。目的限定!?メインは見開き=1週間のスケジュールページ。ここにも惑星情報が詳しく掲載。惑星は動きが一定に見えないのでこの情報が欠かせないようです。その他、毎日の月齢、日出日没時刻はもちろん、月出、月没、北極星時角(?)、ユリウス日(??)などが表示、毎日の天体情報が詳しく載っています。素人には意味すらわからないものも多いのですが、中には肉眼でも楽しめそうな情報もあります。フリーページの後には天文資料が続きます。日食や月食、星食、流星群の解説や、天文数値表などに並んで、過去40年の天文に関する主な事項を綴った「天文記録」というページがなかなか面白い。裏表紙の見開きは月面図です。とにかく天文マニアにとっては必携らしい、情報満載の手帳です。私のようなど素人にとってはそのほんの一部しか理解できませんが、これだけの情報で800円はお得な気がします。夜空を見上げて、「あの明るい星はなんだろう」という程度でも十分使えます。出版しているのは地人書館。「天文、宇宙科学をはじめとする理工学、医学薬学関係の専門書、自然科学全般の一般向け解説書の出版」をしているそうで、『月刊天文』なども発行しています。科学的な面からみたエコロジカルな本も多く、なかなか興味深い出版社です。天文手帳のなかで自社の書籍を紹介するコーナーがあるのですが、コーナーのタイトルが「曇った夜のために」。なんだか「本当に星の好きな人が作っている」という感じがします。難点はおっさんくさいこの外観。独身女性がデートの予定を決めるのに取り出したら、10mくらい引かれること間違いなしです・・・。わたしにはもうそんなこと、関係ないけどさ~。でもやっぱり「この人ちょっと変わってる???」とは思われるかもしれません・・・。
December 14, 2005
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先日、ノーベル文学賞の最終候補に村上春樹が選出されて話題になりましたね。いつも思うのですが、ごうしてノーベル賞って各賞ばらばらに発表するんでしょうね?文学賞にいたっては、発表日自体が直前まで明かされないそうです。受賞者発表に先立つ10/4、5に朝日新聞でノーベル文学賞の舞台裏についての特集が掲載されました。なかなか面白かったので、blogに書こうとおもったらasahi.comにも掲載されていたので、興味のある方はご覧になってみてください。■asahi.com ノーベル文学賞 選考の地を訪ねて 〈上〉 http://book.asahi.com/news/TKY200610050215.html 〈下〉 http://book.asahi.com/clip/TKY200610050216.htmlところでストックホルムには、ノーベル文学賞選考のために世界中の20万冊の文学作品を集めた「ノーベル図書館」があり、日本の作品は300冊ほど収蔵されているそうです。20万冊の中の300冊ってどうなのよ、というのはさておき、その主な内訳はこんな感じらしいです。大江健三郎 45冊 三島由紀夫 25冊 川端康成 24冊 井上靖 22冊 安部公房 21冊 谷崎潤一郎 20冊 村上春樹 18冊 遠藤周作 15冊 大岡信 11冊 小川洋子 10冊 よしもとばなな 9冊 村上龍 7冊 大庭みな子 5冊その他 幅広く阿部和重、池澤夏樹、奥泉光、川上弘美、谷川俊太郎、多和田葉子、辻仁成、津島佑子、古井由吉、町田康、山田詠美、吉増剛造、柳美里 などなど・・・。故人も結構多く、上記の記事の中で、選考委員の一人が「安部公房氏がもし生きていたら受賞したかもしれない」といっていました。別にノーベル図書館に収蔵されているから偉いとかではないのですが、西欧社会から評価した日本文学という意味で、なかなか興味深いリストだと思いました。 実際のノーベル文学賞受賞者はこちらをごらんください。■ノーベル文学賞 受賞者一覧 http://www.kahaku.go.jp/special/past/nobel/plus/literature/本を読むと、何も聞こえなくなってしまう娘。(遺伝かな・・・。)
October 16, 2006
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この日記はカタログハウスの『通販生活』に掲載された商品を実際に購入、使用してみた感想です。 >>『通販生活』感想日記TOPへオススメ度:★★★★☆(5点満点中4点)アメリカ・リーガル社のパン焼き機です。パン屋さんでパンを買うときも、焼きたてのものは段違いにおいしいですよね。そんな焼きたてのパンを家で手軽に食べたくて購入しました。手順はとっても簡単。夜、材料をケースに入れてタイマーをセットするだけで、朝には家中に焼きたてのパンのこうばしい香りがたちこめています♪もう何年もピカイチ(『通販生活』用語。通販生活がその競合商品の中で1番よいとして選んだ商品。)だったのですが、2006年度版のピカイチ事典で、別の機種にその座を奪われてしまいました。この『ブレッドメーカー』がピカイチに選ばれていた最大の理由は4段階発酵で、パン職人の工程を再現した「長時間発酵」。「粉本来の甘みと香りが味わえるように、イーストの量をぎりぎりまで抑えて、発酵時間をたっぷりとっている」そうです。パン焼き機で焼いたパンはイースト臭くって・・・という方も、これならOK!新たにピカイチになったのは、鳥取三洋の『ホームベーカリー』です。こちらの評価ポイントは「職人の手に限りなく近づけたこね」だそうです。ネットでは同じ機種を見つけられませんでした。『ブレッドメーカー』のマイナス点は、国内メーカーの一般的な機種に較べてひと回りおおきいこと。そのかわりに、ありがちな縦長ではなく横長の食パンが焼けます。タイマーを「○時に焼きあがる」ではなく「○時間後に焼きあがる」で設定するためわかりにくい、という意見もあるようですが、私は特に気になりません。「○時に・・・」と設定できるのは、使っていないときも時計機能が働いているからこそ。無駄な電気を使うより、パンの焼きあがり時間くらい頭を使って計算しようよ、という感じです。機能面以外で気に入っているのはデザイン。余分なもののない白いボディで、操作パネルが英語表記なのがかわいい。焼きたてのパンはやっぱりとってもおいしくて、「朝はごはん」派の夫も、パンを焼くとついついパンを食べてしまいます。特に耳がおいしくて、端っこはとりあい!自分で作ると原材料がはっきりしていて、添加物の入っていないパンを食べられるのもポイントです。一次発酵まで生地を作って、成形の必要なパンを作ることもできます。我が家はもっぱら、最後まで『ブレッドメーカー』にお任せですが(笑)。---追記----------------------ホームベーカリーでのパン作りで有名な上田まりさんのサイトに詳しい商品レビューがありました。http://mari2.net/hb/mybkry_3.htmちなみにリーガルの商品はエムケーが作っているそうで、実質的にはあまり変わらないようです。ご参考までに・・・。
August 28, 2005
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