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March 9, 2007
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カテゴリ: 日々のこと

深夜にドキュメンタリーをやっていた。 再放送だと思うが、実はブログに書こうか迷っていた。


2歳の頃から小児がんと戦う男の子と家族。 いつもだったらチャンネルを変えてしまう。
誰かが病気に苦しんで弱っている姿はとてもこわくて見られない。それを語る事も軽々しくできない。

でも、その男の子があまりにも素直で元気でかわいかった。
そして、 あとわずかかもしれない子供との時間を、いっぱいの笑顔とありったけの愛で楽しく深く過ごそうとしているお母さんのひたむきな様子に、心をうたれていた。

お母さんが「○○(男の子の名前)、あいしてるよー。」と言うと、
「ぼくも。」といつも答えた。

映像はつらい治療の日々や、いったんは元気になって運動会で走り回っている姿などの時間の経過を


男の子が楽しそうにはしゃいでいる笑い顔、 治療に歪む顔、 お母さんが男の子に話しかける様子
宣告のときの両親 など断片的に私の中には残っていった。

迫り来る時間と子供の苦しみを考えたら両親の苦悩は想像するに耐えない。


やがて意識も薄らいだ状態のとき お母さんが耳元でささやく。 「○○、あいしてるよー。」 
目もあけられないまま 「ぼくも。」 と やはり答えた。

母は、あふれんばかりの愛をそそぎ続けた。 「あいしてるよー。」 と、ことばで言い続けた。
息子はまっすぐ受け取って 「ぼくも。」 と いっぱいいっぱい返した。
こんなにつらい状況のなかでも、通い合っているしあわせは、 あったに違いない。
一緒にがんばっている力強さ、安心感はあったに違いない。

とうとう返事がかえってこなくなったとき、お母さんは自分の髪を看護師さんにじゃきじゃき切ってもらって男の子の手に握らせた。 (眠れない時にに母親の髪をさわって寝ていたという。)・・・
安心していつものように眠らせてあげたい。 母は最期のときまで息子にさみしいおもいはさせなかった。


                     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

テレビを通してだが、この幼い子の人生を知ることができてよかった。
その人生を支えたお母さんのすばらしさを見ることができてよかった。

普通に過ごしていると、大切だという気持ちを伝えたり伝えられたりすることなどないけれど、年をとったりしていつか支えてくれる人がそう言ってくれることがあったら、「わたしも。」 となら すぐに言えるだろう。





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Last updated  March 9, 2007 03:13:11 PM
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