或る日の“ことのは”2

或る日の“ことのは”2

2016.02.06
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類




招待券を頂きましたので、有難く行ってまいりました。

2016年は、臨済禅師の円寂1150年に当たるそうで、今回は禅宗寺院の公開になります。



一月には相国寺、二月真如寺。


20160209230220.jpg


真如寺法堂 大雄殿

1286年無外如大尼という尼僧が、日本に帰化した中国の僧無学祖元の遺爪髪を祀るための塔所とした

ところが始まりだそうです。

もともとお武家の一族であるご婦人、それは美しいお方だったそうで、

出家してから、身辺に近寄ってくる男を寄せ付けぬよう、己の頬を焼いたのだといいます。



ガイドさんが、その美しさを吉永小百合さんに喩えたのが面白かったです。

美しい宝冠釈迦如来坐像を拝見出来ます。 室町時代の作だそうですが、

京都には余りにも沢山の仏像があるため、重文にもして貰えない、

と、冗談のようにガイドさんが言われてましたが、何か理由があるのでしょう。 


さて、このまま特別公開寺院を巡ろうかとも思いましたが、そこは二月。 

北野白梅町まで足を伸ばせば、北野八幡宮迄あと少し。

梅花を見なければ。

20160210001357.jpg


20160209230243.jpg



言わずと知れた天神信仰の中心地、学問の神様の菅原道真公を祀っています。

道真公は皇族でないため、途中呼称が「北野神社」となったそうで、

再び「天満宮」と呼べるようになったのは戦後だとか。

白梅が綺麗でしたが、紅梅は少しピークを越した感が。




宝物殿で宝刀展を開催していました。


20160209231316.jpg

入り口に、神域の雰囲気に余りそぐわないパネルが立っててびっくり。

あの今をときめくオンラインゲーム、『刀剣乱舞』のキャラクターです。

名刀が武将の姿で現れる、刀剣擬人化育成シミュレーションゲーム・・・

その影響にびっくりです。



携帯による撮影は自由(カメラ不可)だったので、皆真剣に撮影してるし・・・。

一応これは武器で、・・・などと考えるとやや微妙な気分にはなりましたが、私も撮りました。

このパネルの美丈夫は、名刀「髭切」と言う名が付いてまして、

罪人の首を試し切りしたら、髭までスパッと切れた、所から付けられた名だそうです・・・。

「鬼切」とも言うそうです。 上手く撮れなかったので・・・


20160209231854.jpg


重要文化財「助守」です。


美丈夫が入ってるかどうかは知りませんが、

名刀は、確かに惹きつけられる何かを持っている気は、します。

入館料300円。 梅園も見るなら、共通割引券があります。



20160209230343.jpg


梅の花は八重も綺麗ですが・・・やっぱり一重が可愛くていいなぁ。



その昔、豊臣秀吉が、天下統一後に荒れた京の町の改造計画の一環として

川の氾濫や、外敵の来襲に備えるための土塁を22キロに渡って造営したのですが、

その史跡「御土居」と呼ばれる土塁の一部が、北野天満宮の敷地内にあります。

どの土塁に囲まれた地域を「洛中」、外側を「洛外」と呼ぶのだそうです。


その後は平野神社へ。

ここは桜で非常に有名だから、今の時期は寂しいかと思ったのですが、

20160210005042.jpg


樹齢400年の樟です。

これを見るだけでも、足を伸ばす価値大有りです。




この日は、甘味にありつけませんでした。

・・・あ、そういえば、北野八幡宮の梅園で、梅昆布茶と麩菓子を頂きました。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.02.10 01:03:16
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

ぺぺる9712

ぺぺる9712

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: