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何か自分に似つかわしくないタイトルだが、
マァ、たまにはいいでしょう・・???
今日、先週末実験に使った羊の具合が良くならないと
担当の方に言われ、診察した。
体温低下、
食欲低下、
元気なし、
脱水による目の陥没、
乳熱姿勢(座り込んで、頭部をお腹に寄せる格好)、
腸の運動更新による○痢、
口、鼻から泡沫状の液体を漏出、
血圧低下・・・・
おいっ!!
なんでもっと早く
言わないンだぁ~~
いくらナンでも状態悪すぎる・・・
本人(本羊?)、相当辛かったと思う・・
取り敢えず、
聴診(→脈拍速拍、
第2胃の音が確認できない・・・)
血液検査(→血圧が低すぎて、
怒張が難しく採血困難、
採血しても暗褐色・・・)
検便(→虫卵は検出されないが、
腸内細菌叢に違和感)
対処療法として、
ベリノール(大腸での水分吸収促進)、
アリナミン(人でおなじみ、栄養剤)を投与するが、
血圧が低すぎて、
血管内投与が出来ない・・・。
私にとっても
屈辱的・・・
仕方ないので、皮下投与をしたが、
2時間後に死亡・・・
血液検査結果からも、
多臓器不全による全身状態の悪化はアリアリ。
肝機能低下、腎機能低下による 尿毒症
、
しかも中毒末期状態・・・
循環不全による、 酸欠、貧血・・・・
さしずめ人間なら 医療ミス
か・・・
アーメン・・・
血液検査項目の調べものを
大学時代から使っている教科書でやっていたら、
血液の塗沫標本のページ
が目に入った。
思い出したのは 内科実習。
たかが血液塗沫、されど血液塗沫。
一滴スライドガラスの上に垂らし、
カバーガラスの端で滑るように
塗沫を広げて行くだけなのだが、
学生の頃上手くできなかった。
空気が入ったり、途中で波が出来たり・・・
周りの友人はどんどんオッケーを出されるのに、
自分一人取り残され状態になった。。。
と、そこで先生の一言。
「ナンだ、まだ出来ないのか、獣医師になれんぞ」
焦りと、不安と、情けなさに、一撃。
柄にもなく
ドバッと涙が
溢れ出てきてしまった
さすがに先生だけでなく
周りの友人と、実習補助の院生、助手もあわてた。
その後自分がどうしたか覚えていないが、
内科実習;血液検査の
何ともほろ苦い、切ない思い出
である。