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場内で飼養管理している、芦毛の牝馬について
今日は書きたいと思います。
この馬は平成6年3月生。
北海道浦河で生まれました。
今年は10歳です。
記録を見ると平成10年にうちに来ました。
性格はちょっとおてんば。
子供がいるときは、発情期でも種雄を乗せないため
出産は隔年。
予防注射や、検査のための採血時は
必ず立ち上がる、元気なお嬢です。
ところが、何時からだったのか、
私が来たとき(5年前)には、
既にしっぽの付け根に1センチくらいの腫瘤・・・
そして1~2年過ぎた頃、耳下腺部、頸部に
不定型なぼこぼこが・・・
気が付くと、正面から見ると両サイドのぼこぼこが
痛々しい顔になっていました。
この腫瘤の正体は・・・・
メラノーマ
分かりやすく言えば、ほくろのガンのようなもの。
ほくろの正体はメラニン細胞ですが、
此が癌化したものです。
急激に悪くなって死ぬというより、
じわじわと増えて、体表に表れていたら、
内臓にも出ている、といわれています。
この病気は芦毛の馬に好発します。
芦毛は、年齢と共に被毛が
だんだんと白くなる色ということ
は
ご存じの方も多いと思いますが・・・
なぜ起こるか、芦毛に多いかは
私は知らないのですが・・・。
おそらく白くなれば、それだけ体に紫外線が当たり、
体内のメラニン細胞を刺激、
癌化するのだと思うのですが・・・
(調べて後日アップします!!)
今のところ、本人は元気で食欲もありますが、
体重が落ちてきている
こと、
血中蛋白が低下している
ところを見ると
ガン細胞が増えて、体力を奪っている
ようです。
肝機能、腎機能は異常値ではないので、
体内のメラノーマはあまり大きくなっておらず、
体表ばかり大きくなっているようです。
彼女の父親(メンデンス)も、
最期はメラノーマだったそうです。
彼女が産んだ子供達もみんな芦毛です。
悲しい運命の遺伝子を彼らは
受け継いでしまった
のでしょうか・・・・
ちなみにこの病気は治療方法がありません。
だから下手すると、 安楽死対象
になってしまうのです。
経済動物の運命・・・・(ToT)