所用で日比谷シャンテの本屋さんに遊びに行きました。
とっても感動したので、その感想を書き留めておこうと思います。
企業案件とかじゃないので、勝手にリンク貼って怒られないかと思いつつ。
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE
https://www.hmv.co.jp/fl/34/71/1/
心の連想ゲームを楽しんだ気分だ。
本は読むだけではなく
心を着飾る役割もあるような気がしてきた。
まず
エレベーターを上がると、
すぐ目に止まるお花をモチーフにしたマスキングテープや
100
枚のポストカード本コーナー。
天井からは観葉植物や紙で作られた鳥のモービルが掛けられており、
雑貨屋のようなフワフワした雰囲気が印象的。
そして隣には妖精や、アリスの本が並ぶ。
ただ並んでいるだけではない。
ディスプレイが雑貨屋さんのように可愛かった。
至る所にアリスの世界に登場しそうな雑貨が配置されていつつ、
繊細なタッチのイラスト集や妖精の本、
同じく繊細なタッチの装丁の音楽と宇宙の本などが並ぶ。
アリスの本って細かいイメージよね。
不思議の国のアリス 河出文庫 / ルイス・キャロル 【文庫】
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妖精図鑑 [ エミリー・ホーキンス ]
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アリスや妖精と一緒に「音楽の美しい宇宙」という本。
音楽の美しい宇宙 和声、旋律、リズム / ジェーソン・マーティヌー 【全集・双書】
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装丁のテイストが似ていたので驚くほど馴染んでいた。
その後も絵本コーナーや犬や猫や鳥、言葉のギフトブックといったコーナーで目を楽しませてくれる。
頭の中は癒されるーかわいいーでいっぱい。
かわいいの連鎖が止まりませんでした🤣
そんな癒され空間を体験してふと横を見ると、
仕事の働き方、子育てについてのコーナー。
なんと絶妙なところに。
なんとも現実に戻る本が置いてあるものだ。
でも
さっきの空間で充電が出来ているので、すんなりと受け入れられる。
何で働くんだろ?と日頃から思っている私。
パンチのある本があったや。
そう思ってネットで検索しようとするが、
書店で見た時の衝動とネットで見た時の衝動には大きな差があることに気づいた。
ときめきが無い。
装丁とか本のサイズとか
色とか手触りとか、本屋さんの雰囲気で衝動買いするリアル店舗とは違って
ネットの書店は内容とタイトルと評価が全てになってしまっている。
リアル店舗は立ち読みもしつつ感覚的に買うことができるから、買う前から買った後までとてもワクワクするものだ。
でもネットはワクワクしない。必要なものを買ったって感じ。
満足感でいうとリアル店舗のがいいなぁ。
でも、ただ本がカテゴライズされて並ぶだけの本屋じゃネットと変わらない。
日比谷シャンテの本屋さんみたいに
どこか店舗全体にストーリー性や演出がある本屋さんこそが良い。
これって全てに言えることかもしれない。
花屋さんも食料品屋さんも薬局も。
病院も保育施設も音楽教室も。
すべて何かを与えるだけではなく
演出、ストーリー、この場所に来て良かったと思えるワクワク感、充実を与えられる空間作りこそが、これからのリアルに必要なのかもしれない。
まだ音楽教室とかも昔ながらのスタイルだ。
ただオシャレじゃなくて
来て良かったと思われる空間にしたら
とても満足できるのではないだろうか。
塾もそうだ。
逆にネットショップで
そういった心、感情、感覚的なものを用意できたら?
今はアマゾンのようなカテゴライズされた形式が便利。それはそれで図書館のようだからよし。
Amazon に行くまでの工程。
それを欲しいと思わせる
ワクワク、カワイイ、購入したことによる充実感が分かるようなもの。
特に思いの籠ったものならなおさら。
ひとつのサイトに入ったら
そこがテーマパークのようになっていて
キーワードを入れたら案内人が案内してくれるとか?
カテゴライズの仕方、ディスプレイ、順番。
日比谷シャンテの本屋さんをネットで再現できたら最高だなと思うわけ。
そのくらい感動した。
ほんとよかった。
ちょっと IKEA にもそれを感じるね。
IKEA も順序が決められていて
歩くたびに世界が変わる。
とても楽しかった。
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