ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 30, 2010
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 こちら英語圏で頻繁に聞くビオラジョークを勝手にまとめてみようかと。英語での言葉あそび、ってゆーか、単なるオヤジギャグ?


例1: Voila, viola!(ボアラー、ビオラー)
 えーと、voilaというのは、「はい、どうぞー」とか「はい、できあがり」、「ジャジャ~ン♪」といった感じの掛け声。もともとはフランス語。
 ビオラの人にモノを渡すときとか、アンサンブルの演奏してていきなりビオラの目立つ箇所が出てきた場面とかで発するのがお約束。

例2: Trouble clef!(トラブルクレフ)
 英語でト音記号をトレブルクレフ(treble clef)と言うことから、いつもはハ音記号なのに、いきなりト音記号でのソロが出てきたりしてパニクってトラブってるビオラ弾きを揶揄して言う表現。

例3: I feel violated!
 ヴァイオレイテッドではなく、敢えてヴィオレイテッドと発音し、ヴィオラと音を近づけることがコツ。「冒涜」「心外」とかの怒りをこめて発する。
 面と向かってビオラジョークを放たれた場合とか、期待していたことと話が違う場合などに、ビオラ弾きが露骨に不快感をあらわにして反論するときに使う表現。


……もっとほかにもあったような気がするけれど、今すぐ思いつくのはとりあえず以上。またいつの日か書き出してみるかも。


追記 : 先週、アメリカのミネアポリスだかで、ビオラ弾きたちが決起し、ついに反撃に出たとの情報がっ。いざ立ち上がったのはミネソタ管弦楽団のビオラパートの勇士たち。

fanfare.jpg (動画)コープランド「市民のためのファンファーレ」

 愛国的なアメリカ人って、この曲好きな人多いみたい。着メロにしたり。
 なるほどねー、こうゆう曲をこうゆうふうに編曲すれば、こうなるんだー、と思った次第。←なんちゅう感想だ、そりゃ





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最終更新日  Mar 29, 2021 01:15:54 AM
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Re:ビオラジョーク(その2)(01/30)  
jacky さん
英語版オヤジギャグですねっ。特に例3、反論しておきながらご自分で落とすところが、オヤジです。(嫌いじゃないけど。)
続編、またお願いします。

「(ビオラ弾きの)市民のためのファンファーレ」はなかなか新鮮で良かったです! (Jan 31, 2010 11:26:00 AM)

ヴィオラ  
カバシマ さん
Voilaは、(ビョウラ)病等でないし、本によると;外見華やかさない、輝きない。が、上手なビオラ奏者がいると合奏の良否響きに表われる。奏者としては、上を聞き下を聞き、その間を埋めていく格別の楽しさがあると。そしてドボ氏のみならず、!ベートーベンもビ奏者であったと。 
☆ベト氏の“エロイカを聴く”講師 安田和信(国立音・著作)参加しました。腐ってもカラヤンの私のに比し、音悪。(構成等分析内容はよかった)。特にベト氏はこの第三が一番好きと言っていた事(趣味あう!)5も捨て難いけど。私としては、“力強さに変ホ長(陶然となる調性)が陶酔感を抱かせるのでは?”の問いに、“そうですか。”の答え。☆K428>> Quartetです。明るく能天気にはびっくりしました。錚々たるハンドンセットの中で。K387(爽やかさ、魂に食い込む音の対比)。K421(虜にする哀調ある旋律)。K458(艶の際立つ構成)。K464(深遠な体位法・この曲あれば、どんな別れも悲しくない)K465(不協和音、古典のロック野郎)。K424は、Sy39と同じ変ホ。死ぬ直前、美声で鳴いた白鳥に我々は陶然となり。K424はその春子がうじゃうじゃ産まれ水面をぴょんぴょん飛んでる気がします、似た声で。厭な事あった日この曲で乗り切りました。パパハイドンはレオポルドにハイドンセットの評価を伝えたそうですが、本音は“(変化激しさに)ついていけないっす!”と言わなかったのかしら?そして驚愕。☆ハイドンの初期弦四重>>、しっとり円熟した大人の音楽として完成。。。言い得て妙!ハイドン評に同感。(太陽?皇帝の時)三度さん分析が嵩じて評論も視野に?☆三度さん、究極の3枚推定しました。ベト(運命)同(ラズモスキー)モー氏(K526)、right?


(Jan 31, 2010 09:20:11 PM)

Re:ヴィオラ(01/30)  
jackyさん

>特に例3、反論しておきながらご自分で落とすところが、オヤジです。(嫌いじゃないけど。)

オヤジギャグ、大好きっす。

>「(ビオラ弾きの)市民のためのファンファーレ」はなかなか新鮮で良かったです!

ほかの楽器の力を借りずにケナゲに弾いてるサマが愛おしく、誇らしいです。

-----

カバシマさん

>Voilaは、(ビョウラ)病等でないし、本によると;外見華やかさない、輝きない。

外見にまでツッコミが入るんですね(笑)。

>三度さん、究極の3枚推定しました。ベト(運命)同(ラズモスキー)モー氏(K526)、right?

おぉっ、ぼくがベートーベンの中期を好んでることをお見通しのようで!
(Feb 3, 2010 07:48:16 PM)

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