ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 6, 2010
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カテゴリ: 日常
 今日は(今さら)新年会と称して友人らと美味いもんを喰らいに出かける予定だったものの、豪雪につき中止。残念。ま、ちょっと外食費を抑えたいと思ってたとこだったし、かえって良かったと思うことにする。


 こちらではかなり外食が盛んなのは別にいいとしても、レストランで食事する場合に客が知っておかなきゃない作法が多すぎるような気がする。我々ガイジンにはちょっと面倒。チップとかが一例。

 レストランで働く従業員の役割分担もはっきりしてて、徹底した分業体制。これって客の側からすれば便利なんだか不便なんだか、とにかくややこしい。

 例えば、普通にレストランに行くと、よっぽどの高級店じゃなくても、だいたい四人の従業員と接することになる。

  1.席に案内してくれる人
  2.飲みもの(食前酒など)の注文をとる人
  3.食べものの注文をとる人
  4.食器を下げる人(客が去ったあとで)



 んでもって、最終的にお会計係となるのは上記3、給仕人さんなので、チップは彼/彼女が全額せしめることになる。

 これだけで既に煩わしいし、ツッコミどころもいっぱいなのに、ちょっと高級店になると「客の車を駐車場に出し入れするアッシーくん係」とか「客の外套や荷物を預かるクローク係」もいて、彼らのサービスを利用するのであれば(強制的に利用せざるを得なくても)せっせと各人にチップをさしあげる。

 ちなみに、上記1の人は、格式ある店ではメートルディー(maitre d')と呼ばれる。黒服さん。予約なし(かつ軽装)で押しかけると、「本日は既に予約でいっぱいでございます」と突き放されることがある。ガラガラなのに。
 で、チップをちらつかせると、「かしこまりました」とか言っちゃって夜景の見える窓ぎわの特等席に案内してくれる。
 うーむ、そこまで媚びたくもないし、悔しいけれど、公用や私用で交遊上の「勝負ディナー」のときなんかは後にはひけないし。

 結局そうゆうチップとかのこまごまとした雑費とか税金を全て合計すると、その日食べた料理そのものの値段の倍とかになってしまってたりもする。それもなんだか不服。日本だったらその値段でもっと美味しいもんが食べられるのに。

 ま、チップの話をしだすと止まらなくなるのでここでは割愛することにするけれど、それにしても、金銭で「心づけ」するというのは人間としての寛容度を試されてる気がして、小市民の僕には今でもやっぱり苦手。
 どうせだったら自宅でのんびりお茶漬け喰らってたほうがマシかと思う。慣れない洋食なんかより。←本音






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最終更新日  Feb 7, 2010 08:54:32 AM
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