ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 23, 2016
XML
 前回からのつづき。今日は曲の題名について。

 それ以外の曲はオケだけで演奏されますが、その役割に応じてさまざまな呼びかたがあるようです。


<楽曲の呼びかた>

underscore
incidental
reprise (←リプライズではなくリプリーズと言うことが多い)
playoff
chase
tag
 上記の単語らは強引に言っちゃうと奏者的には同義。舞台の場面転換change of sceneのあいだの時間かせぎだったり、チョイ穴埋め音楽だったり、会話の背景音楽だったり。
 オマケというか、コーダ(終結部)みたいなもん。ついさっき弾いたばかりの曲のサビとかを再現する。このテの曲は日本ではおそらくリフレインと呼ばれることが多いのかも。
 面白いことに、編曲者によっては原曲そのままの調ではなく半音とか全音上げたりする。←雰囲気をアゲアゲにするため?

entr'acte
 アントラクト。序曲のことはovertureと英語で呼ばれるのに対し、休憩のあと後半(第二幕)が始まる前にオケだけで演奏される曲はなぜかフランス語で。クラシックで言うなら「第二幕への前奏曲」的な意。序曲もentr'acteも、基本的には本編で使われる曲の一部が抜粋で次々で紹介される。

finale ultimo
 なぜかイタリア語。大トリ。最後の曲。群舞大会。オペラとかだと最後にみんな死んで終わり?なのに対し、ミュージカルはだいたい思いっきり盛り上がって幕が下りる。幸せな結末。


bows
 ボウ(弓)ではなくバウ(お辞儀)。舞台で役者たちが次々と出てきてお辞儀して拍手をもらってる間の音楽。主演役者が最後に出てくるので、その頃に音楽的に最も盛り上がるのが望ましい。そしてその直後、役者さんたちが楽団や裏方を称えてくれて、お客さんに拍手を促してくださるのがお約束。
 劇団や演出家によっては、バウのなかにも歌や踊りが組み込まれることもあるため、きちんと稽古する必要あり。
 オペラ/バレエの場合は楽団がバウズを弾くことはなく、奈落の楽団員はさっさと帰宅の準備(笑)。しかし指揮者だけは壇上と急いで這い上がり、舞台上で役者らとともにお辞儀する。

exit
 バウズが終わると幕が下り、客席も明るくなる。客が退場するあいだも楽団は音楽を提供し続けることが多い。
 実際は、上記バウズも含め、序曲やアントラクトを使い回しすることもある。

***

 次回に続きます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Aug 24, 2016 06:58:55 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: