ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 17, 2017
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「勝手に仕上がれ」

 ついにこの難曲に挑むことができて感無量。メンツは、ぼくVln1、YさんVln2、NさんVla、EさんVcl。
 20分弱の楽曲で、基本的に全曲にわたりフーガ、しかも二重(とか三重)になってたりして超むずむず。変奏曲でもある。特に前半がやばい。
 てゆーか、普通、フーガを弾く悦びというのは、主題/旋律が明確に引き継がれていきながらも、最終的にツジツマがあってめでたしめでたし、あぁ風雅だなーっていうとこにあると思うのだけれども、この曲にはそうゆう悦びが感じられない。論理性を見いだせそうで見いだせずお疲れのぼくら。
 四人それぞれが責任を持ってきちんと正確なテンポで弾いていれば、停まらずに進行させることは一応可能。そこにメリハリとか主従関係を加え、音楽性のあるもの仕上げていく過程がタイヘンなわけで。おのずからかっこよく響くようには書かれていない。頭を使って弾かないと。
 あと、やはり第九交響曲終楽章、テノール独唱が終わった直後から「歓喜の歌」へと移行するあの部分に似てる。フォルテでガン弾きする楽しさというのはある。
 別に音楽的に完成させたとか人前で弾いたということではないけれど、この曲をやったということで自分のなかでヒトヤマ超えたよーな気がする。激しく自己満足っ。





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最終更新日  Jan 21, 2017 12:31:42 PM
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