ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 5, 2022
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「純烈」

 今日は弦楽三重奏ごっこ。バイオリン:ぼく、ビオラ:Nさん、チェロ:Eさん。

 ベートーベン作品9-2。ぼくら室内楽ヲタクの間では、物悲しい第二楽章で知られている曲。

 バイオリンは特に一楽章が弾きにくくて難しい。ニ長調だと思って弾くよりイ長調的な響きを意識したほうがいい(=ソにもシャープ)。
 ビオラはやはり重音が多い。セカンド役を兼任して弦楽四重奏的な響きを作る。
 チェロも大活躍。重音はもちろん細かい音も多い。特に終楽章はいきなり高音。

 作品番号的には初期ものってことになるわけで、バッハやハイドンっぽい雰囲気もある。でももちろん終始テンパっててベートーベンらしい。フォルテで激しくガン弾きする箇所はだいたい一瞬で終わり、すぐにピアノに落ちて静かに燃えまくる。

 全体的に難曲だけれど、ぼくがこの曲で最も難しいと思った箇所は終楽章の四分音符の羅列部分。ひたすら上下に飛びまくる。規則性があるんだかないんだか、音程や音色や音量を全てビシッと整えるのはタイヘン。教会のオルガンで弾いたら気持ちよさそうな部分。








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最終更新日  Jul 7, 2022 08:04:09 PM
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