ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 17, 2023
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カテゴリ: 映画、テレビ
「人ごみに流されて変わってゆく私をあなたは時々遠くで叱って」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作をネットフリックスで鑑賞。
 日本語の公式サイトは www.bardo-jp.com

 なんかあまりにすんごい映画で呆然としてしまった。
 題名になっているバルドという単語の意味がわからなくて辞書引いてみたりもするのだけど、それでも謎。

 主人公はメキシコ人、アメリカで働いて成功しており、美人妻ら家族にも恵まれている「勝ち組」系おじさん。
 映画は彼の目線で進行するものの、彼自身どっからどこまでが現実なのかわからず困惑してばかり。死んだはずの人までが目の前に現れる。思春期の子どもたちとの対話すら四苦八苦。

 この映画、あまりに難解すぎて一回だけ観ても理解不能なので、その点で評価は低くしたいところなのだけれど、映像がいちいちかっこよいし、甘めに高評価四つ星を差し上げたい。
 てか、ぼく自身メキシコという国が大好きなので贔屓してしまう。大好きなチャプルテペク城(メキシコシティ)で撮影された場面が出てきて嬉しかったし。



 この イニャリトゥ監督の「バードマンあるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡 」 レオス・カラックス監督の「アネット」 などのような作品が好きな人には勧められる映画だけど、そうでない人にとっては苦痛となりえる作品。





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最終更新日  Jan 20, 2023 10:45:36 PM
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