pingpongpang

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January 28, 2006
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テーマ: KLAVIESTuCKE(1048)
カテゴリ: プレリュード
昨日、伊豆にある宿泊先のバーで、ピンクレディーという名前だけで選んだ

ちょっと苦かったのですが、見た目がきれいだったので、
まわりのメンバーの人にはちょっと自慢していました。

次の日、どうしても午後1番に東京に戻りたい理由があり、
会議を中座して、在来線に乗り、乗り換えの熱海で走り、こだまに乗りました。

ちょっと珍しい人の講演会を聴きに来ないかと呼ばれていまして、
都倉俊一さんのスピーチを聴きにいきました。

ピンクレディーや山本リンダ、山口百恵の初期の頃の作品など、


講演の内容は、予想外にかなり硬いお話でした。JASRAC(日本著作権協会)でも理事をされているので、知的財産権、著作権にまつわる状況を中心に
日本の果たすべく役割や希望について述べられました。

2000年にCD売り上げは、7000億くらいの市場があったのですが、
2005年には、3800億くらいにまで落ち込んだそうです。
都倉さんいわく、あと5年くらいすると1000億前後にまでになり、
そのうちなくなっていく運命にあるのではと予測されていました。

レコード、カセットテープの時代から著作権料という仕組みが決まったものがあったのが、デジタル化の時代になり、音が劣化しないものが多数にコピーされ、ダウンロードされることがあたりまえとなり、アップルのi-potや携帯への配信など、コピーという概念が、変わりつつある現状のなか、知的財産権を守るということ、音楽産業を発展させるということにおいて、
転換点にあること。
さらに、MDやDATというメディアにコピーすることが主だった数年前は、メディアそのものに著作権に該当する費用を上乗せして販売することで解決をはかっていたそうですが、それが立ち行かなくなり、昨年においては著作権料を250億あまり取り損ねていること、米国がi-potで使用する音楽に対する著作権料を徴収しない方針のため、
政府と一体となって、日本発の知的財産権のあり方に関して対策を講じる時代になっているとのことでした。

芸術を擁護した国は文化遺産として残り、百花繚乱の知的立国を目指すのも日本の目指すべき道なのではということを力説され感銘受けました。



著作権の保護期間について、国によってまちまちであることもわかりました。
日本の場合、死後50年間、ヨーロッパの先進国では70年間です。
アメリカは、最近までヨーロッパと同じだったのが、90年に延びたそうです。ウォルトディズニーの没後が年数がこの期限にせまっており、
ミッキーマウスの著作権による莫大な利益問題がからんでおり、結果的に問題を先送りにしたとか。
いろんなところに複雑な問題があるようです。


まだ没後70年という期間が過ぎていなかったからなのかと、
今頃になって納得してしまいました。

BGM:プーランク 夜想曲第1番 ハ長調(1929)
     ピアノ:スタニスラフ・ブーニン

躊躇した結果5000円くらい出したのはこの曲の楽譜です。
クラシックでこういうことに出くわした私にとっての最初の作曲家です。





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最終更新日  January 28, 2006 09:02:43 PM
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