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夜中のスポーツニュース、すぽると。
ここしばらく、マイナーだといわれている特集をしていたようです。
偶然ですが、今日は「馬術」の紹介。
一般の人にはわかりにくいと言われているものを、よくまとめられていた感じがしました。
馬場馬術、障害馬術の違い、常歩(なみあし)、速歩(はやあし)、駆歩(かけあし)、
オリンピックでメダルをとった西中尉の話、
パッサージュ、ペアッフェ、ハーフパス、フライングチェンジ、ピルーエット、
馬場馬術で魅せる技と番組では言っていましたが、試合ででてくる演技科目の一つ、
フィギュアスケートの3回転ジャンプの種類を例に、ニュアンスを伝えていました。
「馬術」と「乗馬」のちがいは何か?
この問いに対して、テクニックを用いて馬を動かすかどうかという端的な答えを
北京オリンピックに出られた方が述べられていました。
テクニックということばに、奥の深さを感じてしまいました。
ただ動かすだけではなく、決められた扶助によって、高度な内容を馬に調教し演技し、
オリンピックに出るクラスになると9年くらいかかると。
馬術部員だった、私も、身近な人や、入部希望の後輩の人に、同じようなことを何度も何度も聴かれたことを思い出しました。
また乗馬クラブでも試合があったりアルバイトへ行ったりしましたので、そういう方々ともお話することがありました。
乗馬クラブで、馬に乗っている人も、単に乗っているだけの人と、試合に出て、技術を極めようとしている人といろいろだったような気がします。
大学の体育会と微妙な価値観の違いに考えこむことも記憶しています。
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話がかわって、趣味でピアノを習っていますといっても、人それぞれなのだろうと思うようになりました。乗馬と馬術という区別できることばがあるようでないようでという感じもします。
押せばなるピアノですが、テクニックってなんでしょうという、小学生に説明しようとすればどうなんでしょうと。いい歳になり質問されることも多くなったので。
1分間でドレミファソラシドのスケールがどの程度弾けるかとか、速く弾くことについては説明がしやすいのですが、スピードを競うだけがなにもテクニックではないとも感じています。馬術も競馬と勘違いされていわれて、面食らったことも多かったかもと。
アダージョの曲を聴かせる演奏をするのに、音が少ない曲に、ものすごいテクニックが必要ではないのか、ここ数年思い知らされていたりしますので。
そもそものピアノの奏法そのものもテクニックでしょうし、脱力して弾くのもそうでしょう。
最近、何時間弾こうがそれほど疲れなくなってはきていますが、いろいろ時間がかかることなのだと強く思っています。三声の曲で内声部で、主旋律がpであれば、pppくらいで弾かないといけないので、これは相当なテクニックが要求されるといわれ、昨年後半やっていたシューベルトの即興曲op.90-3は、一定のリズムがずっとずっと続くこともあって、こんないいエチュードはないとも言われました。
音大に通われている途中、モーツァルトのK310の2・3楽章が学校での試験になったと伺ったことがあります。1楽章はアマチュアの方でも弾くのですが、後半のこの楽章のほうがはるかに難しいといわれました。1楽章は比較的一定の曲調なのに対し、2楽章は、つぎからつぎへと曲調が変わっていく静かなカンタービレな曲、試験とか課題曲にしやすいくらいいろいろな課題満載だとか。
オペラのアリアのように、ここはチェロのように、ここは木管楽器のようにと、音色を微妙に変えて弾くことはレッスンとかではやりましたが、試験とかそういう立場になると、本当に弾きにくい曲なのでしょうね。
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何年か前、カラヤンが番組のインタビューで、オーケストラの指揮をするときに、
馬術でいうキャリーではなく、ドライブだといったとき、
力任せに馬を誘導して走らせるのではなく、自然に走らせたいように誘導していくのだという意味を、馬に乗っていたときに教官に指導してくださったこと同じだとおもってちょっと感動したことあります。
多少なりともニュアンスがわかってよかったと思いました。
BGM:モーツァルト ピアノソナタ第8番 K.310
ピアノ:アルフレッド・ブレンデル
官能的なピアノ曲を弾くピアノの会がありそうです。
2楽章は、そういうのに対応できそうな気がしました。
でも最近弾いていないので他の曲を考えます。
それよりも何が飛び出してくるのか、他の方の演目が楽しみです。
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