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溜池山王の駅から久々に走りました。13番出口はやはり遠いところにあります。開演2分前についてほっとしました。
ふらっと、足が勝手にうごいてしまった、気がつけば来てしまいましたという感じかもしれません。 テレビでもよく見かけますし、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭とか短いプログラムでヴァイオリン聴いたりしていますが、リサイタルは久しぶりのような気がしました。
ブログで過去に行ったリサイタルを調べていたら、2005年11月ですから。
ちょっと地味目のプログラム、来日中のヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンと東京公演のコンサートスケジュールがまともにバッティングしているので、どんなものだろうかともおもいましたが、本当に彼女のヴァイオリンを聴きたいというお客様でいっぱいでした。
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庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタル (ピアノ:イタマール・ゴラン)
プログラム:
シューベルト ヴァイオリン・ソナティナ 第3番 ト短調 Op.137-3 D.408
ブロッホ ヴァイオリン・ソナタ第1番
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アヴナー・ドルマン ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番(2008)
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 Op.30-2
(アンコール)
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/perform/encore.shtml
チャイコフスキー:憂鬱なワルツ、
クライスラー:ウィーン小行進曲
エルガー:愛の挨拶
クライスラー:ウィーン奇想曲
ショスタコーヴィッチ 前奏曲Op.34-17
ドイツの古典ものをはさみ、近現代の曲をはさむというめずらしいプログラム、
またまた知らない作曲家が並びました。
ドルマンの作品は、庄司紗矢香さんの委嘱による作品、庄司紗矢香さんへの献呈。
演奏がおわったあと、作曲家が舞台へ上がり、ちょっと感動的なシーンでした。
第1楽章、ヴァイオリンとピアノは2人の恋人、第2楽章、ヴァイオリンとピアノはライバル、
そんなモチーフでの対比された曲でした。
いちばん感動したのは、ベートーヴェンのソナタ。7番のソナタを大きなホールで聴いたのはムターのコンサート以来でしたが、圧巻でした。
c-mollのべートーヴェンならではの激しいヴァイオリンとピアノのかけあいですが、2楽章、Es-Durにかわりやわらかい包み込むような音色がとりわけ印象的でした。
アダージョ・カンタービレそのものでした。
この曲は、ハイリゲンシュタットの遺書が書かれた1802年の作品、
ピアノソナタのop.31は、16番、17番「テンペスト」、18番のあたりと同時期。
しっかりした形式のなか苦悩もありますがユーモアもある曲そのものにも感動しました。
最近、ピアノパートのピアニストもやたら気になりまして、
リトアニア出身のアンサンブル・ピアニストの軽いタッチでの伴奏もときおり、重い響きのフォルテの音がでてきたり、堪能しました。
アンコールは、舞台で何を弾くのか決めている様子が微笑ましかったです。
一転して、名曲アルバムになり、華やいだ雰囲気のもと、たくさん演奏聴けました。
このヴァイオリニストのコンサートは一生通い続けるような気がします。
楽しそうに音楽を奏でているのをみると元気になるのです。
http://www.sayaka-shoji.com/index.html
(過去ログ) http://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/200805050000/
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