PR
キーワードサーチ
フリーページ

午後から、有楽町の東京国際フォーラムへ。
ラフォルジュルネ音楽祭2015に出かけました。 21時からコンサートのチケットを
持っていますが、それ以外で目ぼしいものはおおむね売り切れていて、
事前の下調べもあって、しばらくは、マスタークラスを聴くことに専念しました。
●
アンヌ・ケフェレックさんのマスタークラス
ラフォルジュルネでは常連のピアニストで、
スコダ、ブレンデルに師事され、1968年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝者。
シューベルトの演奏会過去に聴いたことあり、興味ありました。
14時半に整理券もらうのに30分並び、16時半から座席の場所とりで30分並び、聴講。
本日の自分自身のメインイベントのひとつに。
仕上がった演奏ではありましたが、そこから更に踏み込んでという形で、お話がありました。
まず、日本の聴衆の「静寂のクオリティ」が高くてすばらしいこと、音楽を楽しむ場としてのラフォルジュルネ音楽祭で過ごしてほしいと言われました。
60分の予定が、80分くらいに超過し、フランス語通訳の方のテンポがよく、よどみのない流れで進み、ところどころは、弾いたりしてくださいました。
印象に残った言葉を走り書きでメモしたのですが、印象に残った内容。
(曲目に関して)
バラード4番は、ショパンのポートレート、内的な要素が集約された曲である。
音楽を奏でるにあたり、土・火・水・空気が4つの要素であるが、
ショパンの演奏者は、土の要素が薄くなりがちで、左手をよく聴きながら演奏。
ソプラノを聴きたがるが左手をの音を聴くようにしたほうがいい。
(他の曲との例えとして)
曲の冒頭は、ベートーヴェンピアノ協奏曲4番と同じようなイメージ。
途中の展開部で海の中を波がただようイメージのあたりは、ドビュッシーの沈める寺と同じ。
(作曲者やピアニストが言ったことばの紹介
コルトー 「クレシェンドと書かれたところは pの音量だと思えばいい」
ショパンは、「この曲を簡単に弾いたほうがいい」と言っている(むずかしく考えすぎないという意味)
(ピアノを弾くにあたって)
ペダルは足で踏むのでなく、耳で踏んでいると思って。
スラーの長いところは弦楽器のボーイングと同じで、一息で弾く。
******
後日、どこかの雑誌には、さらに気の利いた内容の文章もあるとおもいますが、事務局側の運営も板についてきているようで、なんでこんな生徒が演奏するのとか、受け答えがちぐはぐで意味不明とか、そんなことは、今回なく、有意義な時間でした。
●
過去に有意義だったと思った、ラフォルジュルネのマスタークラス。(6年前)
ブリジット・エンゲラーさん
http://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/200905040000/
BGM:ショパン 子守歌 Op.57
舟唄 Op.60 (ピアノ:アンヌ・ケフェレック)
https://www.youtube.com/watch?v=zhc3BiLB1cI
BGM:シューベルト 楽興の時 No.2 ハンガリー風メロディ(一部だけ) (ピアノ:アンヌ・ケフェレック)
https://www.youtube.com/watch?v=iA3S3MICkGA
BGM:ショパン バラード 4番 (ピアノ:ユリアンナ・アヴデーエワ)
https://www.youtube.com/watch?v=WCy3rs29clo
●
ラフォルジュルネ音楽祭で、聴いた有料プログラム
プログラム316
シンフォニア・ヴァルソフィア ロベルト・トレヴィーノ(指揮)
アマンダ・バビアン(ソプラノ)
アレッサンドロ・リベアトーレ(テノール)
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)
(曲目)
プッチーニ ジャンニスキッキより「私のお父さん」
プッチーニ ラ・ボエームより、「私の名前はミミ」
ドニセッティ 愛の妙薬より、「人知れぬ涙」
ヴェルディ ラ・トラヴィアータより、「乾杯の歌」
グリーグ ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 (ピアノ: ユリアンナ・アヴデーエワ)
マルケス ダンソン 第2番
アンコール、 ショパン ワルツ3番 (ピアノ:ユリアンナ・アヴデーエワ)
乾杯の歌
ブラームス ハンガリー舞曲第5番
5000人ほどはいるホールAで、楽しみました。
アヴデーエワさん、華のある演奏でよかったです。ショパンコンクール優勝から早5年・・・という感じです。BGMでバラ4聴きながら、つくづくそう思いました。
カレンダー
ひっぷはーぷさん
SEAL OF CAINさんコメント新着