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先日、毎年恒例の健康診断がありました。
結果を見るまでもなく、その場で辛辣な指摘も受けました。
元々自虐癖があるのですが、
そろそろ自分を大切にしなくてはいけないと思い始めています。
日頃は健康に関しては無頓着なので、
健康診断は自分の体の状態を知るありがたい機会です。
例によって、今年も「検便」と「バリウム」をパスしました。
胃は常々、「もう少し弱った方がちょうどいい」くらいに思っていましたから。
ところが昨夜、なんとなく体調が悪く
夕食を食べる気がせず、今朝もおみそ汁だけで済ませ
大事をとって、今日は会社を休むことにしました。
昨日の帰宅途中のこと。
その原因が蒸し暑さとも体調の悪さとも判別し難い脂汗をかきながら
私は自分でも驚くような衝動に駆られていました。
1分でも早く家に帰りたいと思うほど体調が悪かったのに、
「これはお腹が空き過ぎて苦しいんだ。
こんなに蒸し暑くては気分も悪くなって当然だ。
帰って、冷たいビールを飲もう」
体はビールどころか食事すら拒否していたのに、
私の中の自虐性が、私にビールを飲ませようと「説得」し始めたのです。
シルバーカーを押す老人にさえ追い越されるほどのろのろとした足取りで、
「私はビールが飲みたい」「ビールを飲むとスカッとするぞ」
そう思い込もうとするかのように
「ビール、ビール」とマントラのように心の中で念じていました。
ほんの50m先にあるスーパーに行く気力もなく
帰る途中にある自販機で割高のビールを買うことにしました。
我家では、酒があると片っ端から飲んでしまうので
半年ほど前から1ヶ月いくらと予算を決めて、
自分が飲みたい分を自分で買うことにしています。
(ちなみに私はビールで毎月赤字になり、家内は芋焼酎でかなりの累積黒字が・・・)
結局500mlの缶ビールを2本買いましたが、
2口ほど飲んでやめてしまいました。
2口飲まないと、自分がビールを飲める体調ではないことが分からない・・・。
わざわざこんな日にビールを飲もうとする自分がナサケナイ・・・
とは思わず、ちょっと笑ってしまいました。
笑った瞬間、私の中の何かが
「あ、見つかっちゃった♪」
と、舌を出していたような気がしました。
こういうのって
意気地のないヘタレ男の自殺願望
こそこそしたリストカット
自分で落とし穴をこしらえて自分で落ちる「一人遊び」
かも。
思えば十代の頃から、私は自虐的なことをやっていたような気がします。
きっと私が魅力的で、スポーツ万能で、何でも出来る器用人で
目立ってしまうことに疲れてしまったからかも知れません。
しかしなぜ、人は自分で自分の足を引っ張るようなことをしてしまうのでしょうか。
私は私の中のそんな私の正体を掴んだので
今日からは、ちゃんと健康に気をつけて
十代の頃の自分より魅力的になろうと思います。
(※一部にウソを書きました)